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1,新たな出会い

初投稿です。いきあたりばったりですがよろしくお願いします。

 8月の暑い日差しがジリジリと肌を刺す。マウンドの上で俺、目黒俊樹めぐろとしきは汗を拭った。5回裏ノーアウト満塁スリーボールノーストライク、リリーフでこの回から登板している俺は「この暑さは俺にはキツ過ぎるなぁ」と思いながらセットポジションに入る。セミの声がやたらうるさい。「クソッ」俺は投げた。が、ボールはストライクゾーンを大きく外れキャッチャーミットに収まった。「ボールフォア」審判がコールする。ベンチを見ると、監督はベンチからキャッチャーにピッチャーの交代を指示していた。こうして俺の中学野球でのピッチャーの成績は0/3回四球4で幕を閉じた。

 

 時は流れて4月、あの日中学2年だった俺は今年から高校生になった。期待膨らむ高校生活、今日は待ちに待った入学式。昨日から持ち物を準備し、さっきももう1度確認した。マンガのテンプレみたいな遅刻をしないように昨日は午後9時に寝て朝は午前5時30分に起きた。所要時間は自転車で約20分、混むだろうから10分多めに見積もって30分。現在7時30分、8時30分教室集合だから…うん完璧だ。もちろん入る部活もすでに決まっている。「よーし俺の卓球伝説の始まりだぁ!」と俺は自転車のペダルを漕ぎ出した。



ん?

なんでこの流れで卓球?と思った方もいると思うが、実は中3の時に俺は世界卓球を見てこんな風にすごいプレーをしてみたいと思ってしまったのだった。そんなことよりもようやく高校にたどり着いた。県立西高校、通称西高。市内にある4つの公立高校で1‚2を争う偏差値の低い高校だ。(去年、それまで最下位だった東高校に抜かされた。ちなみに偏差値の高い順に北>南>東>西である。)十数年前はヤンキーがいて評判が悪かったが現在はそんなことは無いらしい。特に有名な部活とかもない高校だ。

 教室に着き、黒板を見ているといると、背後から「おーいトシキー席はここだぞー」と声が聞こえる。振り返ると知っている顔がいた。俺の家の隣に住んでいる新田亜矢にったあやだ。背は低く髪はショートカットでスポーツが大好きな女の子だ。そして俺の好きな人である。「おうありがとう、ってアヤお前今日は早く学校に来たんだな」そう、彼女は何を隠そう中学時代は遅刻常習犯だったのだ。こう見えて低血圧で小学生のときは毎日のように彼女を起こしに行っていた。「さすがに今日は遅刻したくないからね」と胸を張る。(説明し忘れていたが胸は小s…ゲフンゲフンひかえめである。)「僕はアヤよりももっと早く来ていたけどね」そう言うのは俺の親友の皆川亮みながわりょうである。中学時代3年間同じクラス、出席番号が隣同士だった。トレードマークは眼鏡で頭がとても良く北高に行くと思っていたがなぜか西高に来た。「おはようリョウ、今年も同じクラスだな」「出席番号も隣だしね」「リョウとトシキは何か呪いでもかかっているかもよ〜」などと話していると教室のドアが開き教師が入ってきた。生徒は皆、席についた。(補足しておくと1クラス40人6クラスでおれたちは1-4で俺が34番、リョウが33番、アヤが27番だ。窓側の一番前が出席番号1番で後ろに2番3番と続く。俺は廊下側から2列目の一番後でリョウが1つ前、アヤが隣だった。うれしい。)

 早速教師は点呼を取り始めた。そのときふと隣の40番の人がいないことに気がついた、と同時に教室の後ろのドアが開いて「遅れてすみません」と言いながら入ってきた。「和田京子わだけいこさんだね。次から気をつけてね」「はい」そう言って席についた。点呼が終わると早速体育館へ移動して入学式が始まった。

誤字脱字があるかもしれませんが温かい目で見ていただけると幸いです。説明ばかりで申し訳ないです。次回からは少なくなる…のか?


次回 アンダースロー


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