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アルフェミア創世記  作者: azurite
第一章:アルフェミア創世
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新たなる目覚め③

優「……(ニッコリ)」

ソ「ん?(ぐわし)い…いきなり顔を摑んdいたたたたたたたたたたたたた!?」

優「何時まで人の裸ながめとるんじゃあああああああああああ!!」

ソ「スマンかった!謝る!謝るからアイアンクローはやめてくれ!顔が潰れる!」

優「いっぺん死にさらせ!!」

ソ「ギブ!ギブ!(あぁ…新しい何かに目覚めそう…)」

 ソルガディンは地球の神々と様々な交渉を行っていた。

 交渉した内容は、一つは創世するにあたっての、根源の力と魂をいくらか融通してもらうということ、もう一つは、智慧を貸してもらうという事。

 結局、地球の神々から智慧を借りることは出来ず、それに対する答えは「相方と一緒に考えろ」と一蹴されるだけであったが、根源の力と魂に関しては大分融通してもらえたといえるだろう。


 本来であれば、根源の力と魂の創造も自身の力を使い行わなくてはならないのだが、今回は地球の増えすぎた力を削り、世界が崩壊することを防ぐことが目的の為、全ての根幹となる根源の力、そして、生命の核となる魂をいくらか融通してもらえる事となった。


 そうして、優輝を繭に寝かせてから10日程経ち、改めて地球には無いファクターをどうするか、それを考えようとしたところで繭にヒビが入ったような音が響いたのであった。


「10日か…思ったよりも相当早かったな…」


 そう独りごちたところで繭がほのかに発光し、融けて消えてゆく。


 中から現れたのは、銀髪の少女であった。


「おぉ…………」


 ソルガディンは無意識に唸り声を上げる。


 その少女は、優輝の面影を残しつつ、男性であった頃よりも幾分か円い雰囲気をまとった美少女であった。

 髪は青銀の輝きを纏い、その裸身は白く幼さを残していると同時に何処か蟲惑的な魅力を放ち、胸こそ乏しいが、ソルガディンの好みど真ん中の姿であった。


--------------------------------------------------------------


「おぉ…………」


 目の前の阿呆面…(もとい)、ソルガディンから変な音が聞こえてきた。


 阿呆はこちらを向いたまま、呆然と立ち尽くしてる。


「服」

「は?」

「だから、服。脱がせたんだろう?裸は寒いんだ。さっさとよこせ。」


 視線が気持ち悪かったので若干つっけんどんになりながら要求する。


「いや、服は脱がせてないぞ?」

「ん?だけど、先程話していたときは確かに私は服を着ていたぞ?」

「あぁ…あれは魂だけの姿だったからな。本人がどう意識しているかで、姿かたちが変わるからそのせいだろう。あと、俺とあの空間で話していたのは10日ほど前だな。」


 アレから10日も経っていたのか…と、経過した時間の長さに若干驚きつつ、肝心な部分を問い詰める。


「そんな話、聞いてないんだけど?

と、いうかだ。曲り形にも女性体になるのだから、服くらいは用意があっても良かったんじゃないのか?」

「すまん。服は用意が無い…というか、すっかり意識の外だったわ。」

「全く…服が無いとかどこの裸族だ…。」

「重ね重ね、スマン。普段から神力を使って自分で創り出しているからな…気が回らなかった。」

「神力を使って自分で創り出す…ね。私は成立てなんだけどな…。まぁいいや。」


 優輝はそう言って、繭に触れた際に自分の中に入ってきた力を意識する。


「こんな感じ…かな?」


 そう呟きながら、イメージをする。

 自分が慣れ親しみ、動きやすい服装を。そしてそれを纏った自分自身を。すると、優輝の身体に淡い光が纏わりつき、そしてそれはやがて、形を成してゆく。

 光が薄れると其処には、上半身は純白で肘の手前程の長さの袖を有し、下半身には深い藍色をしゆったりとした裾を有してる服を纏った優輝の姿があった。


「誰に教わるでもなく一発でできるたぁ、すげぇな。

 で、そいつぁなんて服なんだ?」

「この服?この服は弓道着よ。」

「弓道着…ね。色気もへったくれもねぇな。」

「別に色気なんて必要ないでしょう?動きやすい格好が一番だよ。」

「いや、色気は必要だぜ?

 只でさえ胸が(ヒュカッ)……いきなりあぶねぇじゃねぇか。」

「何か?」


 笑顔で何処からか取り出した弓を引き絞る優輝。


「いや、何でもねぇ。」

「よろしい。」


 早くも尻に敷かれている様である。


「しかし、道着と言い、弓といい。使い方なんて教わってねぇのによく出来たな。」

「私を覆ってた膜に触れたらね、色々な知識が入ってきたのよ。神力の扱い方や、どうやったら生命を生み出せるかとか…ね。」

「へぇ…」

「まぁ、あくまでも知識だけだから、応用を利かせられるかどうかは今後の課題だね。」


 そう言って優輝は弓を消し、ソルガディンに向き直る。


「で、肝心な今後の話なのだけれども。あなたはどうしたいの?」

「あぁー…その前にだ。いい加減呼名変えてくれねぇかな。これから永く共にすごすんだ。あなただのお前だので呼び合うよりかは、きちんと名前で呼び合おうぜ。

 それから、優輝。お前さんの名前なんだが、これからはユキ・マナドと名乗ってくれ。

 ”ユキ”はお前さんの過去の名前から、マナドは月の女神を意味する言葉だ。んでもって、今後はユキと呼ばせてもらうぜ。」

「ユキ…か。わかった。こちらもソルと呼ばせてもらうよ。

 まぁ、月の女神なんて大層なモノになったんだ。名前が変わるのは覚悟していたが…ユキ・マナドか…昔の名前が一部でも残っただけ、ましと考えるべきか。」


 そう言って二人は握手を交わすのであった。

毎度毎度短くて申し訳ないです・・・。

楽しんで読んでいただければ、幸いです。

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