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プロローグ
『ハァ・・・ハァ・・・』
小さな少女が必死に何かから逃げるように走ってきた。そして、少女は部屋にあった、クローゼットに逃げ込んだ。
『雪ちゃん・・・』
かすかに不気味な声が聞こえてきた。ガチャっと音をたてて部屋のドアが開いた。
『雪ちゃん・・・』
不気味な声が家中に響きわたる。足音がだんだん近づいてくる。
『雪ちゃん、逃げたって無駄だよ・・・』
怖いよ助けて誰か・・お願い・・・
足音が突然止まった、不自然なくらい静まり返った。居なくなったかもしれないと思って、恐る恐るドアを開けると・・・
『キャーーーーーーーーーーーーー』