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詩集:タイトル未定(女性シンガー用)

青春

作者: 歌川 詩季

「せいしゅん」です。

「アオハル」でなく!

 二度と帰らないと心に決めたのは

 最早(もはや) 他人事(たにんごと)の過去に

 共感性羞恥を超えて再会するのも

 気が滅入るという理由に他ならないのです


 ()み慣れた鶏小屋からの引っ越しが

 卒業アルバムを捨てるいい機会だと

 段ボールにガムテープを巻いた


 (みじ)めに終わった初恋と

 真面目に座った教室を

 青春(せいしゅん)なんて呼ばれたくはなくて

 (せつ)に この朱夏(しゅか)紅葉(こうよう)よりも赤く過ごせたら

 嗚呼 そう願わずにはいられないもの(かな)



 故郷さえ捨てずして何を捨て去るのか

 よもや 誰ぞが知るまいに

 確かめては周知の事実 相対(あいたい)するのも

 気が触れかねない始末に耐えられそうもせず


 葉書での同窓会へとのお誘いも

 次なる()()まで追ってくるはずもなく

 恩師の訃報も知らずに暮らす


 初めと終わりはいつだって

 (にじ)めど流れぬ涙なの

 青春(せいしゅん)なんて有り難みもなくて

 どうせ この朱夏(しゅか)白秋(はくしゅう)までに灰汁(あく)を浮かべ出し

 嗚呼 (すく)(さじ)もなく玄冬(げんとう)()い寄る

 ルビが必要になるなんて……。


挿絵(By みてみん)

制作:ひだまりのねこ先生

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― 新着の感想 ―
元気がでます。 吹っ切れます。 ありがとうございます。
 前にもうしろにも抱く諦めは憧れと同意のような気もして。  誰よりも春を欲し夏に期待しながらも、秋にはやっぱりと嘲笑し、冬に後悔するのでしょうかね……。
同音異義語 ここで言うルビとは言うまでもなく「ふりがな」ですよね。 赤い宝石のルビィはここには当てはまらないか… ちなみにラブライブサンシャインに出てくる赤髪の女の子も当てはまらない。 備考 最近ネ…
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