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ゲコ面ライター ビチンタ  作者: チャウチャウ坂
27/31

27話

肛門ランドには新しいアトラクションが!ビーズパールに、前立腺コーナーにはアネロス。

そして、象徴的なお城ー!


シンデレラフィット城!まるでコンセントのプラグみたいなピッタリ感だった。ていうかプラグだった。


GALが元々のりたかった『ビッグ便マウンテン』(イギリスとは何の関係もない)

が無くなっていた。


“肛門ランド”で開発されていたアトラクションは全てが、人気漫画を元にして作られていた。


ビーズパールは、蜂が命懸けで真珠湾攻撃から真珠を守る話だ。


アネロスはエロいことをするためにマッサージ師を目指していたら、巨大怪獣をマッサージして、怪獣を小さくして行って懐柔する話だ。


シンデレラフィット城は原作のシンデレラとは何の関係もありません。


“肛門ランド”には、消化器官の最後としての使命、“排泄!そして排泄物。それから”というテーマがしっかりと定まっていた。

見るも無惨なラインナップにすっかりと変わってしまった。


「あーなるほど。みんなが乗り気じゃ無かったのは、“肛門ランド”が良くないリニューアルしたからだったか。」

全く正しくない自論を、正しくないまま納得して飲み込んだGALは、現状には納得出来ずにサービスカウンターに向かった。



「おい!見ろよこの銅像。間抜けなポーズだが生きてないか?」


「“見て!肛門”だぞ?名前がそのままオブジェのタイトルにも使うことが出来た優れた作品だ。良いか?この像は完成されてるんだよ。ゲイ術とはこの像のことを言う!」

口出汁でさえ口出し出来ないこの像。


「もう。分かったって。いや、な?俺の世界だとさ、二宮金次郎の銅像が動くとかさ、そういうのが流行ってだんだぜ。」


「“二宮金玉ジロジロ”?」


「また下ネタだし、名前にビックリマークもおかしいけど、名前にオノマトペも入らないだろ。」


「下ネタはね。たまには発散させないといけないんだ。健康に悪い。」


「健康って!大きなお世話っていうか大きな下世話っていうか……?」

モジャハートは自分の体が影に覆われてたことに気がついた。

口出汁の土鍋サイズじゃありえない現象だ。


(知らない奴に背後を取られた?)


瞬間、巨大なバナナがモジャハートと口出汁めがけて落ちてきた。

バナナの短い弧と、地面の間の隙間に2体はあっけなく挟まれて拘束された。


“肛門ランド”園内中心の超巨大樹木。

その樹木や周りに生えてる木も正体は全てバナナだった。

外の樹木と使い回しているのだろうか?


「答えてあげようか?」

「ちゃんと考えられているんだよ。ここのアトラクションの乗り物に使われるコースター部分は全てバナナから出来ている。水上アトラクションはバナナボート。コースターはバナナの滑りを利用してスピードを出しているんだね。」


「さっきの今で、どうして俺たちがバナナに潰されてるんだよ。何もしてないじゃないかよ!」


「あークソ!お前は何にもしてないかも。でもな……」

口出汁は申し訳なさそうだった。

「俺たちは心当たりしかないわ。」


目の前にいるのは198階層からのお友だちクレメンス凶行だった。

いや……今彼は、“クレメンス大凶行”になっていた。


「クレメンス大吉行の時。私の寺もこうやって潰されてしまった。もうダメだと思い、198階層の吉骸達の無事を祈っていた時、私の無事を確約されることが起こったんだ。願いは叶わなかったが、嬉しかったよ!」


口出汁は嫌な予感がした。その予感は的中する。見事ではないが。


「壺が……骸寺も寺に向けて倒れてきた建物も全て吸い込んでくれた。6の取手に、数えてみると666本の指のある手がたくさんのデザインの壺がこちらを覗いていた。」


「何だそれ。5で割り切れないんじゃどの手かエンコ詰めてるじゃねぇか。」


「新顔!お前は恨みは無いが、今の私に情けなど無いのだ!皆が建ててくれた骸寺を崩したのはお前のすぐ隣にいる土鍋と、連れのチンパンジーだと聞かされた。」


「正しいけど正しくねぇよそれはぁ!」

口出汁は嫌な気持ちになった。あの壺には満ちている。悪意に満ちている!


「復讐のための協力もしてくれた。大凶行になるための全てを商品提供してくれたんだ。定期的に購入するらしいが……初回は90%OFFだったんだぞ!」

「そして、貰ったものが活かせるこの階層に来たんだよ!」


クレメンス大凶行は2体に手を向けた。

「出来るだけ苦しんでクレメンス。」


GALが来たサービスカウンターは廃れていた。それもそのはず、今は別の場所に本当のサービスカウンターがあるのだから。

ここは、リニューアル前に活動していたのだ。しかし、今は見るかげもない。


「クレーム言いに来たわよ!そうよ!みんなクレーム言うときは、こうやって宣誓すれば良いのよ!」


「クレームか?退去命令でも、ここを壊す通告でも無いのか。」

出てきたのはラバーカップ(トイレのスッポン)を大刀と脇差のように腰に貼り付けた男が出てきた。


「お前は外から来たんだな?」


「客に外から来たか聞かなくても良いでしょ!」

「おたくの取り扱うアトラクションについてよ!ラインナップが酷すぎるわ!『ビッグ便マウンテン』(イギリスとは関係ないです)を私に返してよ!」


「お前は!では!“見て!肛門”様は今どうしてる?」


「それはここの銅像でしょ。」


「そうか……そうか。」

「いや。分かった。俺の名は“ベンジョミン・ボットン”。ボットン便所フリーフォールを担当していた、“見て!肛門”様の部下だ。」


「見て!欲しい人の部下が“便所見ん”なのね。」


ボットン便所のように、いいオチになりましたとさ。




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