第二話・何気ない日常
いや~やっぱりいいなぁ、PTA5...いくらやってもそこがみえないぜ....。
今日も今日とて、ネトゲをしている。
だが今日は他にもプレイヤーがいる...。
「よく何時間もアイテム収集できるよね...。私なら絶対あきちゃう」
「この良さがわからないなんて、メイもまだまだ、わかっとらんのう」
「まぁさすがに、総プレイ時間8000時間の猛者プレイヤーには、叶いませんぬ」
「それは俺に対しての侮辱かなぁ?」
「うるさい....。いいから私の売却手伝って。」
「はい.....。サーセン」
今話していたプレイヤーはメイ、もう5年の付き合いになる。
今俺が高1だから...。大体...小学5年生からの付き合いになるのか。
ネトゲは色んな人と気軽に出会える分、長い付き合いになりにくい。
5年もの付き合いとなるとそういないだろう。
「ところではやとってどうしてPTA5始めたの」
「うーん、どうしてだっけなぁ~」
話せば長くなりそうだ。
「あ....。ごめん、もう抜けなきゃ」
「わかった。また明日」
「うん。また明日」
リアルで友達がいない分、こういったネトゲの友達がいるのはとても嬉しい。
学校で寂しくたって、家に帰れば、メイとネトゲをすることができる。
「はぁ~....。学校いきたくねぇ~」
俺はやはり、ネトゲ廃人だ。