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お米よあれが酒樽だなどと言いそうな御仁

作者: 黒森 冬炎

いいか。よく聞くのだぞ。


澄み渡る空、爽やかな空気、清らかな水。田螺に鴨に、蚯蚓たち。みんなに感謝せよ。


鴉や雀には気をつけるのだ。そりゃお前さんは、逃げられないさ?けど用心にこしたこたぁないもんだよ。



それとな。忘れちゃならぬぞよ。


皆様の食卓へとお邪魔する者どもがあるだろう。あやつらのことを、羨むことはないのだぞ。


確かにあやつらは、時におむすび、またはおにぎり、あるいは握り飯へと変身を遂げる人気者だ。


だがな、お前ほど美しく変わるものはない。



わが(かぐわ)しき酒米(さかまい)よ。



お読みくださりありがとうございます

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― 新着の感想 ―
[良い点] 優しい顔の、あごひげを生やした仙人っぽいお爺さんを想像します♪ 「わが」が良いですね。我が子のように慈しんでいるように感じます。きっと、成長、その後の変身までを温かい目で見守るのだろうなぁ…
[良い点] 生産者の愛が溢れとりますなぁ〜。 この人の作った酒が呑みたい!! (できれば大吟醸と普通のを飲み比べたい)
[一言] 酒米への愛が溢れていますね。 主食にはなれないけれど(いや、お酒とおかずで晩ご飯の方もいるから一概には言えないか?)、君は君らしく、そのままで美しいんだ、自信を持てと言われているような気がし…
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