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高校生の俺が暴力的にかわいいメイドと2人で高層マンションに住めるワケ

作者: 璃月りよ

初投稿です!お願いします(土下座)


ガチャッ


「ただいまー」


都内の高層マンション10階、角部屋。

部屋の南側は全面がガラス窓になっており、綺麗な夜景を楽しめる。開放感は抜群だ。


こんな良い所に、今年の春から親元を離れて暮らしている俺だが、


「おかえりなさいませー、ご主人さまー」


帰りを待ってくれているモノがいる。


高い位置でツインテールにまとめられているのは、艶やかなグリーンシルバーの、うねった髪。

肌は陶器のように白く、手足はすらっと。

そして、にっこりと細められる、アッシュ・ブラウンの瞳。


「ごはんは作っておきましたー。今日はハンバーグですよー!」


マジか!?

どーりでいい匂いがすると思ったわ。


「わーいわーい!!」


俺は小学生のように靴を脱ぎ捨て、カバンも投げ捨て、慌てて手を洗い、席についた。


まあ、実際はれっきとした高校1年生男子なのだけれども。


「いただきまーす」


とろっとした茶色のソースがかかった、あつあつホワホワのハンバーグにかじりつく。

そしてすかさず白米を一口。


「……うん、うまい。やっぱ『ソラネ』の作るメシは最高!」


ハンバーグの肉!感と、肉汁と白米のハーモニー。これ、合わさったら上手くないわけない。


「そう言っていただけると嬉しいですー。これからもご主人さまのために、頑張ります♪」


………………。

いやいやいやいや、かわいすぎだろ。


なんだよ。「頑張ります♪」って。破壊力知ってて使ってる?それ。


ーーーーさすが俺である。





お察しの人は察しの通り、ソラネは人間ではない。


早緑さみどりソラネ。17歳(の設定)。


俺が作った、人間ではないメカ、つまりロボットのメイドだ。

略して『メカイド』。


自分で言うのもなんだが、俺はメカを作ることにかけては天才という領域に入る。


幼い頃から、何度もメカ関連のコンテストでグランプリや優秀賞を獲得し、工学界に旋風を巻き起こした神童。それが俺。


そのままメカ工学の分野に進むと思いきや。


数々の大学の研究室からかかる声を完全にシカトし、賞金だけを懐に入れ、高層マンションを借り、悠々自適に高校生活をしている。それが俺。


……いやおまえ何やってんだってか?


え、いいじゃん、別に。


なんでメカ作りの才能があるからってその道に進まなきゃいけないの?

なんで研究に協力しなきゃいけないの??

なんでその才能を隠してふつーの高校生活送っちゃいけないの????


俺は自分自身の才能をただただ自分の私利私欲を満たすために使えればそれでオッケー。


大体、研究とかめんどくて草。幼い頃コンテスト応募しまくってたのだって今楽に生活できるようにしたかったからだし??




あ、で。その私利私欲ってのは何かっていうと。


俺は高校で、『ちょっと勉強(特に理系)ができるクールキャラ』を(なんとか)演じているので、俺に後述の趣味があることは秘密である。


その秘密とは、そう。


この俺・葉瀬律はぜ りつは…………。




二次元女子大好き系男子なのだッ(ドャァ)!!




どのくらい好きかというと、ギャルゲームを毎日欠かさずプレイし、部屋にそれ関連のポスターを貼りまくり、グッズを買い込み、音ゲーで頂点を極め、ラノベを読み漁り。


さらには、自分の才能を(ムダに?)最大限発揮して『メカイド』を作るくらい好きだッ(とても分かりやすい説明をありがとう俺)!



だってさ、かわいいだろ?

少なくなくとも、かわいくなくはないだろ?


極論、二次元しか勝たん。


生まれ持った才能で私利私欲を満たして何が悪い。


俺は『メカイド』のソラネと楽しく末永く暮らすんじゃぁぁぁ!!


……なんか文句あっか。

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