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短編

一人上手~我が身に宿りし宿怨を浄化する~

作者: 山本大介

 中二病的台詞で戦いに挑む。

 

「おのれっ!我が身を苦しめる者め!」

 私は、禁断の扉をくぐり、自分の中に巣くう宿怨と対峙する。

「覚悟しろっ!」

 呼吸を整え、全集中で一点に力を込める。

「開放っ!ふんぬっ!・・・ふんぬっ!・・・・・・なんということだ俺の全身全霊が通じないなんて」

 私は天井を見上げる見知らぬ天井を・・・。


「ふははははっ!・・・カーニバルのはじまりかっ!よかろう。俺の真の力、見せてやる」

 やや前傾姿勢となり、重心を移動させエネルギーを集める。

「エネルギー充填120%、波〇砲発射!・・・どーん!・・・・・・だにぃぃぃっ!まだっ!まだなのかっ!」

 私は愕然とうな垂れる。

(諦めたらそこで終わり)

 師匠の言葉を思い出した。


「そうだ。俺は諦めない。願いが、思いが俺を強くするのだから・・・お前は俺を怒らせた。故に敗北は必死・・・これが俺のすべて・・・ふぬぬぬぬぬおおおっっっっ!・・・・・・馬鹿な通常の3倍のパワーで放出しようとしているのだぞ!」

(何か、何か策はあるはずだ)

 俺は辺り見渡す。

「くっくっくっ、見つけたぞ!これで貴様の最後だ。許しを乞え、ひざまづけ。武装合体!」

 右手でアタッチメント濡れPAPERをONする。

「来た。キターっ!バ〇ス!」

 轟音とともに宿怨がついに堕ちる。


「俺の勝利だ・・・しかし、代償は大きかった。認めたくないものだな。いきり故の過ちを・・・」

 そこにはPAPERと浮かぶアクシズ(隕石)とともに赤い彗星が煌めていた。

「まだ、まだ終わらんよ。なめるなよ、白い木馬の性能を・・・あああっ!」

 損傷部分にヒーリングファンネル流水がほどこされる。

「ふふふ、故に無敵!」

 俺は勝利宣言をする。


「貴様もこれで終わりだ。この起爆スイッチを押すことによって、すべてが消え去る。しかし、卿には感服する・・・たった一人でここまで・・・生まれ変わったらまたやろうな・・・バイバイ」

 俺は惜別の念をこめてレバーを引く。

 コォゴォゴォ~。

 開かれたブラックホールに、消える憎くも愛おしいあんちきしょう。

「わが強敵(とも)よ。お前は強かった・・・今は安らかに眠れ・・・笑えばいいと思うよ」

 俺は振り返らない、次なる未知の戦いむけ、再び挑むのみ。

 

          完



うんこ「そんなこと言わないで」

  私「ああ、ごめんね。いつも毎日素敵な快便をありがとう」

うんこ「あはっ」

  私「えへっ」

 2人「みなさん、よい快便を」


 中二病満載、一人上手でした~。



 おめでとう、おめでとう、おめでとう。

 すべてのう〇ちにめでとー。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 読みながら笑えました! ありがとうございます(*´∀`*)
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