#7
「あ…俺死んだな……」
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「うぅ………あれ?生きてる……のか…?」
周りを、見渡してみると…そこには今まで探索していたダンジョンとは全く異なる光景がそこにはあった。
すぐ横には、川が流れており、その先に湖があるように見える。
「……あれ?怪我が無い…だと?」
あれ、今気が付いたけど、視界がゲームみたいになってやがる。でも今は翔を探すのが先だな。
「あれ?目が覚めたの?」
声がした方を見てみると、腰?の下まで伸びたエメラルドグリーンの紙を下ろし、下半身が尾びれのようになっており、上半身が人間のいわゆる人魚がそこにいた。
「えーと、言葉は…通じるよな?」
「人間の言葉ならわかりますが、それがどうかした?」
「…そうか。聞きたいことは山ほどあるんだが、まずここどこだよ?」
「ここは、あなた方で言うところのダンジョンの725階層『水妖の間』」
それからしばらく質問をしてわかったことが*ここはダンジョンである*この階層には魔物の類だ出現しないセーフティーエリア*目の前にいる人魚が太古の生物であり伝承にも残る物であり、能力的には人間とさして変わらないこと*人魚の名前は『ミオ』*翔は怪我がひどかったので他の場所で治療し、まだ目が覚めてない*優の治療には祝福の人魚の生き血を使ったこと*地上に戻るには最下層にいると言われている『妖精王』に頼むのが一番確実*400階層以降には地上に戻るための魔方陣がない*とのことだ。
「なるほど。それじゃあ俺は翔が目覚めたら妖精王とやらに会いにいくために最下層に向かうがお前はどうする?」
まぁ、大方ここにのこるとは思うが…
「んー、今地上がどうなっているか気になるから、私もついていく!」
「そうか…」
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それから、翔のいるという所まできていた。そこには小さな泉があり、翔が座って足を浸けていた。
「翔も生きていたか!怪我は大丈夫なのか?」
「ああ、気が付いたときにはここにいたし、なにより怪我なんてまったくなかったよ」
翔も完治してるか…ミオ強すぎかよ…
「ところで、優の隣にいる人魚?はなんだ?」
「簡単に言えば俺たちの命の恩人だ。」
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それからミオに聞いたことをすべて説明した。
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「要するに、これから一緒にダンジョン攻略してくれるという解釈でいいのか?」
「まぁ、そんな感じだ。あってるか?」
それでいいか?とでも言いたいかのように、ミオの方を見る優。
「その解釈であってるよ。あ、私も見せるから二人もステータス見せて!あ、素のステータス見せてね。これから一緒に戦っていく仲間なんだから!」
「いいけど、少し翔に話ておきたいことがあるんだが、いいか?」
まぁ、俺の視界に映っているウィンドウに【吉村 優・天道 翔は子竜を討伐した】と書いてあるからなんだけどね。ハハハ
「ステータスの偽装とか考えないでよ。」
「わかってるって。そんなことしてもメリットないだろ?」
「それもそうね。」
翔が何か言いたそうにしていたが、とりあえずは気にしないことにし、話が聞こえない程度ミオから距離を取った。
「報告したいことがあるから、すこし話に付き合ってくれるか?」
まぁ、嫌といっても話すんだがな。
「断ると言っても無駄なんだろ?」
「あ、ばれた?」
「まぁ、お前と何年一緒にいると思ってんだよ。で、報告ってなんだ?」
「そうだね、まずは俺の視界がゲームの画面のようになったり、メニューウィンドウが表示されるになったんだよ。あと【吉村 優・天道 翔は子竜を討伐した】と表示されているんだよ!」
まぁ、大方落ちているときに子竜にぶつかったんだろうな…
「要するに、レベルが上がっているかもしれないということか?」
「そういうことだな。」
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「まぁ、そういうことだ。早く戻らないとな。ミオ待たせているしな。」
なんだかんだ色々な話をして気が付いた時にはかなり時間が経っていた。二人はミオのいる場所に向けえて歩き出し、声が十分に聞こえる所まで来ると、ミオがふてくされたように頬を膨らましていた。
「おっそ~いっ!」
その表情なんかすっげー可愛いんだけど…
「ごめん。」
長時間話しすぎたかな?
「まぁ、優は話さなきゃいけないこともあったからな…」
翔がやれやれとでも言いたげに言い訳になっていない言い訳をするのであった。
「で、話が終わったなら早くテータス確認したいんだけど!」
「わかったよ。はいよ、ステータスオープン」
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吉村 優 魔法剣士
Lv - 802
HP:15642
攻撃力:15487
防御力:13265
俊敏:9855
魔力:18569
知力:11235
運:6523
祝福
無限倉庫 倉庫工房
ユニークスキル
始負数段位 詳細窓
エクストラスキル
詠唱効率化 魔力吸収 混沌魔法 虚無魔法 空間魔法 分子魔法 神聖魔法
スキル
魔力操作Lv9 剣術Lv7 身体強化Lv4 落下耐性Lv1
固有魔法
聖魔龍
称号
竜殺し
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天道 翔 双剣士
Lv 93
HP:6548
攻撃力:5986
防御力:5140
俊敏:26549
魔力:12032
知力:985
運:123
祝福
属性付与(剣)
ユニークスキル
武器操作
エクストラスキル
豪速二刀流 剛脚 次元斬
スキル
剣術Lv9 身体強化Lv5 落下耐性Lv1
固有魔法
なし
称号
竜殺し
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ミオ 人魚
Lv 789
HP:11369
攻撃力:8564
防御力:10035
俊敏:8956
魔力:12356
知力:9854
運:9854
祝福
人魚の生き血
ユニークスキル
術式破棄 詠唱破棄 人化 超錬金 世界の記憶 魔法構築 完全耐性(状態異常)
エクストラスキル
魔力吸収 神聖魔法 呪術 起源魔法
スキル
身体強化Lv10 魔法耐性Lv9 魔力操作Lv10 剣術Lv7 闘気Lv3
固有魔法
魔力眼
称号
種族最後の生き残り 伝承に語られし者 竜殺し 魔王殺し 龍殺し 世界に認められし者 妖精王の友
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ゑ?ミオのレベル高すぎやしませんかね?でも長年生きてるから妥当なのか?
「あの~…ミオさん?レベル高すぎませんか?」
まぁ、翔が驚くのも無理ないか……
「ミオは長生きなんだし……グヘッ……」
優「長生き」と言った瞬間、ミオが繰り出したテールビンタが優の顔面を捉える。
「女性に年齢のこと言っちゃダメなんだぞ!☆」
語尾に キャピ とでもつきそうな勢いで言いながら、優を空中3回転させえる威力の一撃を放つミオ…
「優じゃなかったら死んでるぞあれ……」
「いててて…なにもそこまでしなくもいいのに…」
いや、洒落になってねえぞ!あの威力は。
「女の子に年齢に関すること聞くのが悪い!」
理不尽だ……