#2
いや、これ公開処刑だろ……しかもほかの人達の祝福とユニークスキル強すぎだろ……何やねん俺の無限倉庫とかいう、運搬にしか使えないような雑魚祝福じゃねぇか……俺多分ダ○まちのサポーター的な扱いなのか?
さすがに俺も怒るぞ!ルミルだったか、女神いつか絶対報復してやる!
《聞こえてますよ。吉村 優そこまで酷い祝福とユニークスキルは、あたえてませんよ。》
「…………」
さすが……仮にも女神…心の声まで聞こえるのか……これからは気をつけよ……
「さすがアベルやっぱりお前が勇者だったか。」
「さすが片桐君!」「キャァ~~~~~さすが片桐君かっこいい抱いて~」
やっぱり片桐だよなぁ、なんか変なことが聞こえた気がするが気にしない方いいだろう。
「……優…頑張ろ?」
「ああ」
やっぱり、幼馴染には弱いんだよなぁ
「よう、キモオタさすがお前だな。くっそ雑魚いやん ガハハハハせいぜい荷物持ち頑張るんだな ガハハハハ」
うざ、あいつ狂戦士ってぴったりだな。
「これからの事について話す。さっそく明日から1カ月間ここで戦闘訓練をしてもらう。こいつらが、おぬしらの教官だ。せいぜい頑りたまえ。あとおぬしらの部屋も用意しいるから好きに使ってくれ」
いや、いきなりだな。さすがに軍事訓練みたいにきつい訓練じゃないよな?
「私が、騎団士長ラミアだ!これからお前らの戦闘訓練を担当する。これから地獄のように楽しい訓練メニューを用意している。騎士団の皆と楽しく訓練をしようではないか。」
お、やっとまともな人が来た………って地獄のように楽しいってなにっ⁉
「あ、言い忘れておった」
いやまたかよ
「王宮内の施設は自由に使ってくれ。風呂もしっかりあるぞ!」
あ、異世界とはいえちゃんとお風呂はあるのね。
「では各自、明日の日の出に中庭に集合だ。解散!」
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「優今から神崎姉妹と白雪と一緒に昼飯食い行くけどお前も一緒にくるか?」
こいつは、俺の親友の天道 翔だ。ちなみに、俺・翔・神崎姉妹・白雪はイツメンだ。
「ああ、もちろん行かせてもらうよ。」
食事かぁ……この世界の食事ってどんな感じなんだろう?
「そういやぁ、お前食堂?の場所わかるのか?」
「いや、まったくわからん」
「なんだよそれ」
「いやぁ、適当に行けば着くだろ。俺勘だけはいいし」
「まぁ、大抵お前について行けば目的地に着くわな」
こんな感じで他愛のない会話が俺にとってとても楽しいのだ。
そう、俺と話してくれる人が少ないだけである。話しかけてくれるのなんて、イツメンぐらいのものだ。
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結論からいうと、この世界の食事は、パンが主食のようだ。米食の日本人には、辛いものがある……まぁ、でも普通においしかった。
「……優はこれからどうする?」
「う~ん、これから地下の闘技場でギフトをためしてみようかなぁ」
「……私も付き合う」
「もちろん俺も付き合うぜ!王様にもらった古代遺産を使ってみたいしね」
「え?みんな古代遺産もらったの?」
「……私は…この杖…」
「私は、このメガネだよ~なんかねぇ~魔力を込めるとスコープみたいになるよ!」
「私はもらってない」
「この中でもらってないのは俺と葵だけか……」
「そういえば、翔の古代遺産の効果って何?」
「ああ、双剣だよ。効果は、剣速を5割上げるみたいだよ。」
「冬花の杖にはどんな効果?」
「……魔力消費量を半分に抑えて…魔力を収束しやすくなるみたい……」
「それはすごいな」
なるほど、職業にあわせた古代遺産がもらえるってことか。でも、俺と葵はもらってないよな? もしかして、俺に合う古代遺産がなかっただけかもしれないし。
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所変わってここは地下闘技場だ。
各自おのおの(それぞれ)自分のギフトやユニークスキルを試しているところである。
俺は無限倉庫について色々と試行錯誤していた。それでわっかったことは、非生命体を収納する場合は、魔力消費が無いことと、自分の周囲5mまでの収納・取り出しなら魔力消費が無いことと、自分より遠くの物(遠くに)収納・取り出しは、距離に応じて消費魔力が変わるようだ。さらに、空間を開いてそこから収納してある物をギル〇メッシュのように収納してある物を、飛ばすこともできるようだ。さらに魔力を込めることによって威力を上げることができるようだ。
あれ?このギフト案外チート性能じゃね?
「とりあえず、ステータス確認してみるか……ステータスオープン」
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吉村 優 魔法剣士
Lv - 978
HP:416
攻撃力:327
防御力:344
俊敏:456
魔力:462
知力:256
運:198
祝福
無限倉庫
ユニークスキル
始負数段位
エクストラスキル
なし
スキル
魔力操作Lv1
固有魔法
聖魔龍
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うおっ、めっちゃ上がっとるやん!21Lvも上がってるし……こんなに簡単に上がっていいものなのか?まぁ、悪いことじゃないしいいか。
そういやぁ、翔たちはどんな感じなんだろう?
そう思い翔のいる所まで歩いていくと、何故か残像を生み出しながら走る翔の姿が見えた。
いや……あいつ何やってんだよ…てか速すぎじゃないか? よく制御出来るものだ……
「翔、どんな感じだ?」
「うーん、少し制御が難しいけどなんとかなりそうかな。」
「いやいや十分制御出来てるだろ!」
「でもねぇ、まだ古代遺産の能力を使ってなくてこのスピードだから、能力を使うと制御しきれなくて腕を痛めそうだからもう少しLvを上げてからにするよ。」
「いやいやいや、能力使ってなくてそれかよ……お前速すぎだろ……」
「でも、剣自体を操作して空中に飛ばして剣自体の速度を上げることなら出来るみたい。」
いや君それ十分チートだからね?
「ねぇ、俺一応固有魔法あるんだけど、魔力が足りなくて発動できないんだよね……」
「魔力はLv上げれば増えてくと思うから、そのうち使えるようになると思うよ。」
「そうだといいんだけどなぁ」
「とりあえず、ステータス見せて!」
「オケィ、ステータスオープン」
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天道 翔 双剣士
Lv 7
HP:180
攻撃力:260
防御力:170
俊敏:2990
魔力:180
知力:110
運:17
祝福
属性付与(剣)
ユニークスキル
武器操作
エクストラスキル
豪速二刀流
スキル
剣術Lv7 身体強化Lv5
固有魔法
なし
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「おっふ、6Lv上がってるっぽい」
あぁ、そんなものなのか?俺なんて22も上がってるのに何が違うんだろう?
「優はどうなんだ?」
「こんな感じだよ……」
俺は、渋々ステータスを翔に見せた。
「……あれ?お前のステータスってこんなに高かったっけ?」
「いや、さっき色々試してる時にLvが上がったぽい」
「……にしても少し上がりすぎのような気がするが……」
「気にしたら負けだよ。」
「お、そうだな。」
正直俺が一番驚いているんだがなぁ……
「お~い、翔~、優~、何話してるの~?」
「「自分のステータスについてだよ。」」
はもった……
「おお~、二人ともいきっぴたりだね~」
「そんなことより、私のステータスも見て~!そして優達のステータスも見せて~!」
強引だなぁ……流石茜…こいつには敵わないなぁ
そんなやり取りをしている間に、どこからともなく冬花と葵が表れた。そしてなぜかわからないがステータスをみんなで見せ合うことになった。
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神崎 葵 守護騎士
Lv 4
HP:190
攻撃力:200
防御力:320
俊敏:158
魔力:280
知力:250
運:98
祝福
要塞
ユニークスキル
不動
エクストラスキル
なし
スキル
剣術LV3 体術Lv3 身体強化Lv5
固有魔法
なし
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神崎 茜 狙撃手
Lv 2
HP:155
攻撃力:105
防御力:120
俊敏:280
魔力:250
知力:210
運:55
祝福
必中
ユニークスキル
魔法高速化
エクストラスキル
なし
スキル
身体強化Lv1
固有魔法
なし
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白雪 冬花 魔術師
Lv 6
HP:220
攻撃力:310
防御力:120
俊敏:290
魔力:290
知力:260
運:49
祝福
魔法増強
ユニークスキル
魔力解放
エクストラスキル
水系統魔法強化
スキル
身体強化Lv1 魔力効率Lv1
固有魔法
なし
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「俺と翔はこんな感じだよ。」
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「……優ステータス上がりすぎ……」
「優く〜ん上がりすぎて気持ち悪いよ~」
「そんなことを言われても……そういや公開ステータスを編集することできたよな?」
「たしかできたと思うよ。でも元のステータスよりも高く編集することはできなかったと思うけどね。」
「そっか、俺はみんなの前でステータス公開するときは、かなり下げた状態で開くよ。」
「……優はなんでそうしたほうがいいと思ったの?」
「そりゃぁ、始めステータス最低値だった俺が、みんなの倍近くのステータスになってるんんだよ?不審に思われるだろ?なぁ翔?」
「正しい判断だと思う。」
「それはそうと今日はこんなもんにしておかないか?」
そういい、自室に向かう一向だあった。
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時は皆が寝静まる夜中である。
月明かりが微かに暗闇をてらす……数ある部屋の一つに窓際であと数ミリで肩が触れ合う距離まで近づき話し合う二人の男女がいた……