『五幕終了時点で登場した魔法、呪術一覧』
一幕『叛逆の異端者』編
第二部初登場
【魔法名】『一雫も逃すな』
【詠唱】不明
【属性】空
【効果】範囲内の残留魔力感知
【使用者】舞川鈴奈
第二部初登場
【魔法名】不明。
【詠唱】不明
【属性】雷
【効果】電子機器へのハッキング
【使用者】舞川鈴奈
第三部初登場
【魔法名】不明
【詠唱】不明
【属性】補助
【効果】疲労回復
【使用者】舞川鈴奈
第四部初登場
【魔法名】『氷翼』
【詠唱】不明
【属性】氷
【効果】背に氷の翼を生やし、自在な飛行が可能になる。
【使用者】舞川鈴奈
第四部初登場
【魔法名】『遠話』
【詠唱】不明
【属性】空、補助
【効果】遠く離れた地にいる魔法使いと通信を行える
【使用者】舞川鈴奈
第六部初登場
【魔法名】『別位相空間転移魔法』
【詠唱】不明
【属性】不明。銀の魔法色。
【効果】物質の空間転移
【使用者】アーロン・サナトエル
第六部初登場
【魔法名】不明
【詠唱】不明
【属性】補助
【効果】三半規管の強化
【使用者】舞川鈴奈
第六部初登場
【魔法名】不明
【詠唱】不明
【属性】無
【効果】展開した魔法陣から、魔力の限り魔法金属製の武器を生み出す
【使用者】アーロン・サナトエル
第六部初登場
【魔法名】『天ノ氷槍』
【ルビ】『そらのひょうそう』
【属性】氷
【効果】展開した魔法陣から、魔力の限り氷の槍を生み出す
【使用者】舞川鈴奈
【詠唱】
「撃ち落とせ 撃ち貫け
天を支配せし 無双の槍」
第六部初登場
【魔法名】『ソニックムーヴ』
【属性】音
【効果】武具を媒介とし、切断力をもった音の衝撃波を放つ
【使用者】舞川鈴奈
【詠唱】
「──乗せる音の刃」
第六部初登場
【魔法名】『封解顕現・無慈悲氷狼』
【ルビ】『ふうかいけんげん・リモースレス・レド・ウォルフ』
【属性】氷
【効果】魔聖獣の召喚
【使用者】舞川鈴奈
【詠唱】
「──魔の法を束ねし聖皇の眷属たる"氷帝"がここに命ず
凍てつく巨躯、慈悲を引き裂く爪牙、絶対零度の猛き咆哮
皇の力よ 我が身に宿りて其が姿を現し賜え。我が身を其が身へ、封じられし姿を解き放ち顕現し賜え──」
「──極光・招来──」
「来たれ──魔聖獣『無慈悲氷狼』」
第六部初登場
【魔法名】不明
【詠唱】不明
【属性】無
【効果】超大型の魔法金属の盾を形成する
【使用者】アーロン・サナトエル
第二幕『人間を否定する人間』編
第十二部初登場
【魔法名】『封獄大紅蓮氷華』
【ルビ】『サファイス・フェル・コキュートス』
【属性】氷
【効果】氷山の一角と見紛うほどの氷塊を出現させ、対象を押し潰す。
【使用者】舞川鈴奈
【詠唱】
「示される彼の道標 試される己の魂 堕とされる氷華の獄
かくして訪れるは、時の終わりと代の始まり
祖が定めし三様の理 一様の真理
侵し守れぬ矮小なる弱者よ──ここを貴公の墓場としよう」
第十二部初登場
【魔法名】『神氷剣・冥府断罪』
【ルビ】『アルマス・ニヴルヘイム』
【属性】氷
【効果】天を貫くほど巨大な氷剣を形成し、対象を一刀の下に斬断する。
【使用者】舞川鈴奈
【詠唱】
「──九世界、第三層
呼び起こすは暗冷なる氷の世界
呼び出すは世界を纏し絶氷の剣
其れは全を斬、全を断つ、我に許されし世の神剣
さぁ、ここに魅せなさい──」
第十二部初登場
【魔法名】身体強化魔法(総称)
【詠唱】不明
【属性】補助
【効果】様々な身体強化
【使用者】舞川鈴奈
第十二部初登場
【魔法名】治癒魔法(総称)
【詠唱】不明
【属性】補助
【効果】傷の治癒
【使用者】舞川鈴奈
第十三部初登場
【魔法名】身体強化魔法(総称)
聴覚範囲拡大魔法
可聴領域拡大魔法
周波負荷軽減魔法
【詠唱】不明
【属性】補助
【効果】魔法名の通り
【使用者】舞川鈴奈
第十三部初登場
【魔法名】『光輝矛閃乃矢』
【ルビ】『ウル・イチイバル』
【属性】氷
【効果】氷の弓矢を形成し、一度に五本の氷矢を放つ。矢が着弾すると魔力爆発を起こさせる事も可能。
【使用者】舞川鈴奈
【詠唱】
「彼は骨を船とし海を渡る
彼は王位に座し王の名を名乗る
彼は前なる全王に堕とされし弓の神なり
彼の名はウル、彼の名はオレルス
彼の真なる座は天空の神なり
故にこそ我は穿つ
彼の弓を持ち、支配せし天空を穿つ光輝の矢を──」
三幕『黒き異空の使者』編
第十九部初登場
【魔法名】『炎』
【ルビ】『ファイア』
【属性】火
【効果】火の玉を放つ
【使用者】フェルド・シュトライト
【詠唱】
「燃えよ」
第十九部初登場
【魔法名】『光槍』
【ルビ】『ライトランス』
【属性】光
【効果】光を特殊物質化させ槍を形成する
【使用者】フェルド・シュトライト
【詠唱】
「──輝せよ」
第十九部初登場
【魔法名】不明
【詠唱】不明
【属性】闇
【効果】範囲内を暗闇が包む
【使用者】フェルド・シュトライト
第十九部初登場
【魔法名】『追尾炎球』
【ルビ】『フラマストーカー』
【属性】火
【効果】追尾性を持つ炎球を放つ
【使用者】フェルド・シュトライト
【詠唱】
「──追え」
第十九部初登場
【魔法名】『業火』
【ルビ】『インフェルノ』
【属性】火
【効果】火炎放射を放つ
【使用者】フェルド・シュトライト
【詠唱】
「──焼き尽くせ」
第二十部初登場
【魔法名】『念話』
【詠唱】不明
【属性】補助
【効果】指定された者同士は思考のみで会話を行うことが可能。
【使用者】ソフィア・ルル・ホーリーロード
第二十一部初登場
【魔法名】『聖盾守天神領域』
【ルビ】『アイギス・サンクチュアリ』
【属性】空、補助
【効果】指定した領域を結界が包み、結界内における全構造物への物理、非物理干渉を遮断する。術者の意思で干渉遮断物質を指定する事も可能。
【使用者】ソフィア・ルル・ホーリーロード
【詠唱】
「──邪悪を退け 災厄を断つ
それは神々の盾 守護女神が掲げ 邪悪を滅した神光の顕現
我 魔を持ちてそれを現す
守るべきモノ
守られるべきモノ
守りたいモノ
守の事象を護り現す絶対防御の聖領域
望みし領域に守護を与えよ──」
第二十一部初登場
【魔法名】『炎神剣・灼罪』
【ルビ】『レーヴァテイン・ムスペルヘイム』
【属性】火
【効果】天を焼き尽くす巨大な炎剣を形成し、対象を一刀の下に斬焼する。
【使用者】フェルド・シュトライト
【詠唱】本編には登場していないが、ここで紹介しておく。
「──九世界、最下第三層
目醒めるは劫火灼炎の世界
我が手に握るは世界を纏し焔の剣
其れは全を斬、全を焼、世界の鍵となる証の神剣
さぁ、ここに魅せろ──」
第二十一部初登場
【魔法名】『炎翼』
【詠唱】不明
【属性】火
【効果】背に炎の翼を生やし、自在な飛行を可能にする。
【使用者】フェルド・シュトライト
第二十一部初登場
【魔法名】『封解顕現・無秩序鳳凰』
【ルビ】『ふうかいけんげん・ディスオーダー・ノヴァ・フェニックス』
【属性】火
【効果】魔聖獣の召喚
【使用者】フェルド・シュトライト
【詠唱】
「──魔の法を束ねし聖皇の眷属たる"炎帝"がここに命ず
燃え盛る霊炎 焼き尽くす吐息 極越焔鎖の麗しき咆鳴
皇の力よ 我が身に宿りて其が姿を顕現し賜え。我が身を其が身へ、封じられし姿を解き放ち顕現し賜え──」
「──極焔・招来──」
「来たれ──魔聖獣『無秩序鳳凰」
第二十二部初登場
【魔法名】『炎槍』
【ルビ】『ファイヤランス』
【属性】火
【効果】炎の槍を形成。展開した魔法陣から炎槍を射出する。
【使用者】フェルド・シュトライト
【詠唱】
「──貫け」
四幕『狙われた祈祷祭祀』編
第二十五部初登場
【魔法名】不明
【詠唱】不明
【属性】光
【効果】小さな魔力球から魔力のレーザービームを放つ
【使用者】マリエル・ランサナー
第二十六部初登場
【魔法名】不明
【詠唱】不明
【属性】風
【効果】凶悪な切れ味を有した風で対象を切り刻む
【使用者】ミレイ・アネモネ
第二十六部初登場
【呪術名】『呪符術』
【五行】五行全てで使用可能
【効果】五行により、様々な呪術を発動する。陰陽師の基本的な術。簡易な祝詞に、喼急如律令を付属する。
ここで使用されたものは五行の火を使用した炎球の呪符術。
【使用者】倉橋徒架
【祝詞】
「燃えよ、喼急如律令」
第三十部初登場
【魔法名】不明
【詠唱】不明
【属性】光
【効果】魔法による光学迷彩。
【使用者】マリエル・ランサナー
第三十一部初登場
【魔法名】『不動の氷結界』
【詠唱】不明
【属性】氷、補助、空
【効果】指定空間に結界を張り、結界内にある物体の破壊を防ぐ。
【使用者】舞川鈴奈
第三十一部初登場
【魔法名】『光翼』
【詠唱】不明
【属性】光
【効果】背に光の翼を生やし、自在な飛行を可能にする。
【使用者】マリエル・ランサナー
第三十一部初登場
【魔法名】『Rasiel=Ratziel Wahrsager』
【ルビ】『ラジエル・ヴァール・ザーガー』
【和名】『秘密の領域と神秘の天使』
【属性】光、補助、空
【効果】十秒先までの未来を見ることができる。身体強化魔法であり、空間魔法でもある。この魔法にはもう一段階存在する。
【使用者】マリエル・ランサナー
【詠唱】
「神座を隠すカーテンの中
彼女は立ち、総てを覗く
彼女は地天の総てを知り
彼女に知らぬ秘密は無く
総てを記した神書を書く
故に私は総てを知り得た
楽園以外の世を知り得た」
【意味】
「Wahrsager」は独語で「預言者」
【備考】
マリエルの魔法は全てが"天使"を元ネタに、そこからイメージを膨らませて作っています。
魔法名の頭にある、=で結ばれた天使の名前は、一人の天使が持つ複数の名前を=で結んでいます。理由はオシャレだから、です()
第三十一部初登場
【魔法名】『見えぬ先を読む我が目』
【詠唱】不明
【属性】補助、空
【効果】十秒先までの未来を見ることができる。マリエルの魔法を短時間で再現した即席の魔法。即席としては完成されたモノである。
【使用者】舞川鈴奈
第三十一部初登場
【魔法名】『Kamael=Kemuel Metzelei Zugrunde』
【ルビ】『カマエル・メツェライ・ツ・グルンデ』
【和名】『神命用いて破壊の公となす』
【属性】光
【効果】巨大な光の鎌を形成。魔力レーザービームの塊でもある鎌の刃を放つことができる。
【使用者】マリエル・ランサナー
【詠唱】
「神の力を象徴し
神の立てた正義を前提に
神に楯突く者を容赦無く破壊する
破壊こそ攻撃こそが使命
暴るる赤い豹は
神の命で総てを破壊する戦の天使」
【意味】
「Metzelei」は独語で「虐殺」
「Zugrunde」は独語で「滅ぼす」
第三十一部初登場
【魔法名】『氷城の守護城壁』
【ルビ】『アイス・ベルク・ランパート』
【詠唱】不明
【属性】氷
【効果】城壁をおもわせる巨大な氷の盾を形成する。
【使用者】舞川鈴奈
第三十一部初登場
【魔法名】『Rasiel=Ratziel Weiβ Wahrsager』
【ルビ】『ラジエル・ヴァイス・ヴァール・ザーガー』
【和名】『秘密の領域と至高の神秘の天使』
【属性】光、火
【効果】十秒先までの未来を見ることができ、光属性と火属性が混合した白炎を自在に操る。右目に白炎が宿る
【使用者】マリエル・ランサナー
【詠唱】
「神座を隠すカーテンの中
彼女は立ち、総てを覗く
彼女は地天の総てを知り
彼女に知らぬ秘密は無く
総てを記した神書を書く
故に私は総てを知り得た
楽園以外の世を知り得た
私は彼女と一つとなりて
彼女の座を引き継ぐ者也」
【意味】
「Weiβ」は独語で「白」
五幕『氷焔の断罪』編
第三十三部初登場
【呪術名】『隠形』
【祝詞】なし
【五行】なし
【効果】自分の気配遮断
【使用者】土御門夏夜
第三十四部初登場
【魔法名】『人払い』
【詠唱】不明
【属性】補助
【効果】周囲の魔法使い、陰陽師以外の人間を払う。影響を受けた人間達は、無意識的に『人払い』がかけられた空間から離れる、あるいは認識できない。
【使用者】舞川鈴奈
第三十五部初登場
【呪術名】『不動金縛り』
【五行】五行のどれでも可能
【効果】呪符による行動を束縛
【使用者】土御門夏夜
【祝詞】
「オン・ビシビシ・カラカラ・シバリ・ソワカ」
第三十七部初登場
【呪術名】『四海神・百鬼調伏』
【読み】『しかいしん・ひゃっきちょうふく』
【五行】五行相生をもちいた五行全て
【効果】呪術、魔法、超能力といったあらゆる異能を防ぐ陣を展開する。
陣は五芒星が描かれた方陣。
【使用者】土御門夏夜
【祝詞】本編には全て記されていないが、ここで紹介しておく。
「東海の神、名は阿明
西海の神、名は祝良
南海の神、名は巨乗
北海の神、名は禺強
四海の大神、百鬼を避け、凶災を蕩う──喼急如律令!」
第三十七部初登場
【呪術名】『呪符術・焔床』
【読み】『じゅふじゅつ・えんしょう』
【祝詞】不明
【五行】火
【効果】地面にばら撒いた呪符に触れた者を呪術の炎が焼き尽くす。
【使用者】土御門夏夜
第三十八部初登場
【呪術名】『清浄』
【五行】どれでも可
【効果】体、服の汚れを清める。
【使用者】土御門夏夜
【詠唱】
「清めよ」
第三十八部初登場
【呪術名】不明
【祝詞】不明
【五行】不明
【効果】超広範囲感知術式で、範囲内での呪力や魔力は全て感知し、現在地までもを把握できる。
【使用者】土御門宗月
第三十八部初登場
【魔法名】『転移』
【詠唱】不明
【属性】不明
【効果】物質の座標軸を移動させる
【使用者】アーロン・サナトエル
第三十八部初登場
【魔法名】『大いなる冬』
【ルビ】『フィンブルヴェト』
【属性】氷
【効果】効果範囲内に魔力の雪を降らせ、その雪に触れたあらゆるモノを完全凍結させる。範囲はさほど広く設定できず、距離を取られると回避されてしまうものの、当たれば必殺の死雪。
発動には一つ絶対条件があり、大気の温度が自然的に九度以下でなくてはならない。
【使用者】舞川鈴奈
【詠唱】
「サラサラと フワフワと
舞い散りましょう 幻想神秘
全てを純白に 穢れを払って
私のように麗しく、純白に、穢れぬ乙女の白雪 舞い散らせましょう
乙女の道を どうか開けてくださいな」
第三十九部初登場
【??名】身体強化
【詠唱】不明
【属性】不明
【効果】魔力と呪力を宿した円卓の騎士達が使用する身体強化の異能。魔法であり呪術でもあるが、そのどちらにも劣る劣化の真似事。
【使用者】円卓騎士団団員
第三十九部初登場
【魔法名】『闇の刃』
【ルビ】『シュバルツ』
【属性】闇
【効果】魔装具の魔力を体内に連結させ、擬似的な魔法による闇の魔力の塊を斬撃として放つ。
【使用者】ハゲネ(この名は称号である為、本名は不明)
第三十九部初登場
【魔法名】身体強化
【詠唱】不明
【属性】闇、補助
【効果】人工魔法使いが使用している身体強化魔法。これも極めて劣化にすぎない。
【使用者】ドイツの人工魔法使い
第三十九部初登場
【呪術名】『式神召喚・艶姫』
【祝詞】呪術名に同じ
【五行】焔姫と艶姫の場合は火
【効果】己が宿す式神を召喚する。式神は十二神将クラスしか持たず、入手方法も開示されていない。
【使用者】土御門夏夜
第三十九部初登場
【魔法名】『玉依姫』
【ルビ】『タマヨリビメ』
【属性】地
【効果】『裁きの星』に封された魔星獣(と鈴奈が命名)の一体を召喚する。
髪は艶やかな黒に、服も十二単をおもわせる羽衣に変化する。
地属性を司り、能力は土、石、岩を生成し操る単純なモノ。生成の始点は半径50メートル以内ではあるが、始点から延長して生成する場合、終点は10キロ先に及ぶ広範囲となる。
最後に唱えた『地星崩砕』は詠唱に関係なく、鈴奈が格好をつけるために付け加えた言葉。
【使用者】舞川鈴奈
【詠唱】
「聖皇より創造されし聖なる魔の番人よ
星を抱く我の命をどうか聞き届け賜え
第二の門 転落せぬ女神 臨む地星
美しき御業で地を砕け
我が身と共に天を翔けましょう
荘厳たる星の輝きよ
今此処で、地上を眩く照らし賜え
黄道十二門──金牛宮開錠」
第三十九部
【呪術名】『焔怒不動明王・迦具土八俣焔遠呂智』
【読み】『えんどふどうみょうおう・かぐつちやまたのほむらおろち』
【五行】火
【効果】大量の呪符と、体内で練り上げた呪力の焔──火界咒を用い、数百メートルはあろう焔の八岐大蛇を形成する。人体、鋼すら一瞬で溶かし尽くす熱は敵意を向ける対象にのみ伝わる。夏夜が有する『焔怒不動明王』を冠した呪術の一つ。
【使用者】
【祝詞】不動明王の真言、火界咒。
「ノウマク サラバタタギャテイビャク サラバボッケイビャク サラバタタラタ センダマカロシャダ ケンギャキギャキ サラバビギナン ウンタラタ カンマン」
第四十部初登場
【魔法名】不明
【詠唱】不明
【属性】闇
【効果】死体を闇の水に溶かして吸収する魔法。吸収した死体を魔力に変換するモノ。
【使用者】ブルート・ジークフリート
第四十部初登場
【魔法名】『破壊の獣神』
【ルビ】『ナラシンハ』
【属性】火
【効果】『裁きの星』に封された魔星獣の一体を召喚する。
目は見開かれ赤眼に、髪も乱雑に暴れる真紅色に変化し紅炎を纏う。鋭く凶悪な牙、爪が生え、全身の筋肉が強靭になる。声は歪み、四足に近い前傾姿勢。五幕では使用していないが、火炎放射の咆哮も放てる。
なまじ強力すぎるゆえに、気を許せば魔力に自我を飲まれかねない。
【使用者】舞川鈴奈
【詠唱】
「聖皇より創造されし聖なる魔の番人よ
星を抱く我の命をどうか聞き届け賜え
第五の門 紅き灼熱の鬣 轟く咆哮
猛き獅子たる神威を解き放て
我が身が全てを受け止めよう
荘厳たる星の輝きよ
今此処で、地上を眩く照らし賜え
黄道十二門──獅子宮開錠」
第四十部初登場
【呪術名】不明
【詠唱】不明
【五行】水
【効果】龍を象った巨大な水弾を放つ。
【使用者】土御門宗月
第四十部初登場
【呪術名】不明
【詠唱】不明
【属性】不明
【効果】宗月が空を飛ぶ為に使用する空飛ぶ純白の絨毯。呪符術によって形成されたモノと思われる。
【使用者】土御門宗月
第四十部初登場
【魔法名】『氷人形』
【ルビ】『アイスドール』
【詠唱】不明
【属性】氷
【効果】氷で形成された人形をマリオネットのように操る。命令を出せばある程度独立行動も可能で、術者の意思で魔法を使わせる事もできる。
【使用者】舞川鈴奈
第四十部初登場
【呪術名】不明
【詠唱】不明
【五行】金
【効果】宗月が愛用するキセルを、金色の鎧騎士の上半身へ変化させる。盾と剣を持ち、宗月の背後に浮遊する。
【使用者】土御門宗月
第四十部初登場
【魔法名】『Raguel=Rufael Rache Strahl』
【ルビ】『ラグエル・ラッヘ・シュトラール』
【和名】『光の世界に復讐を齎す光』
【属性】光
【効果】周囲に光の魔力球を出現させ、魔力レーザーを放つ。レーザーを放つビットとして自動化も可能。
【使用者】マリエル・ランサナー
【詠唱】
「終末のラッパを吹き鳴らす
過酷な天罰を与えし神の友なり
しかして愚かな愚教共は 我を堕とし
其の名を
聖人の名を騙る悪魔と称した
なればこそ御使いの一人は怒れり
我をもって
世界と光に復讐を成す」
【意味】
「Rache」は独語で「復讐」
「Strahl」は独語で「光線」
第四十部初登場
【魔法名】『氷鏡』
【詠唱】不明
【属性】氷
【効果】氷の鏡を形成する。本来は戦闘用ではなく、ただの鏡として使用されていたものだが、光属性のレーザーを跳ね返す用途に使われた。
【使用者】舞川鈴奈
第四十部初登場
【魔法名】『Schwarz』
【ルビ】『シュバルツ』
【詠唱】不明
【属性】闇
【効果】ジークフリートの足元に溜まる闇。ここから闇を実体化させ、様々な用途に使用する。
【使用者】ブルート・ジークフリート
第四十部初登場
【呪術名】『焔怒不動明王』
【詠唱】真言の火界咒
【五行】火
【効果】不動明王をイメージした焔の巨人を形成する。八岐大蛇の巨人verで、遠呂智よりは近接向き。効果のほどはだいたい同じ。
【使用者】土御門夏夜
第四十部初登場
【魔法名】『Longinuslanze』
【ルビ】『ロンギヌスランゼ』
【属性】闇
【効果】闇の槍を高速で射出し、槍が貫いた傷口から、魔法使いなら魔力、陰陽師なら呪力を漏れ出させる。それらが枯渇すれば生命力を蝕む。
術者の意思か光属性魔法で浄化する他解除方法はないと思われたが、陰陽師の破魔刀でも解除可能だった。
【使用者】ブルート・ジークフリート
【詠唱】
『Das Leben vergibt keine Schwäche. 』
【詠唱和訳】
『命は弱さを許さない』
【備考】
第二のヒトラーということで、かつてヒトラーが所持していたと言われる聖遺物、"聖槍ロンギヌス"を元ネタにしました。同じく、詠唱もヒトラーの名(迷)言を元ネタに。
第四十部初登場
【魔法名】『Gef''angnis』
【ルビ】『ゲフェングニス』
【属性】闇
【効果】術者の背から六条の闇の糸が生え、標的へ向けて放たれる。
一条でも触れてしまうと身体を闇の糸が縛り上げ自由を奪う。
闇の速度はそれなりに速く、術者の視界であればどこまでも追跡し途切れること無く伸び続ける。闇同士が絡まる事は無い。躱し続けるか、破壊するか、術者を直接叩くしか無い。
【使用者】ジークフリート
【詠唱】
『Die Freiheit ist ein Luxus, den sich nicht jedermann gestatten kann.』
【詠唱和訳】
『自由とは誰もが享受できるわけではない贅沢品である』
【備考】
『Gef''angnis』は独語で『監獄』の意味で、自由を束縛するというところから、詠唱はこの言葉を選びました。
この言葉はドイツの政治家で、鉄血宰相とも言われた『ビスマルク』の言葉が元ネタです。(てか多分そのまんまです)
第四十部初登場
【魔法名】『Eiserne Jungfrau』
【ルビ】『アイゼルネ・ユングフラウ』
【属性】闇
【効果】対象の右前方、左前方、背後から闇の壁を高速で叩きつけ、接触した瞬間に壁は拷問具『鉄の処女』に変化し、人形の中に突き出した無数の針が対象を串刺しにする。
かつてヨーロッパで使われていたと思われる凄惨な拷問具を模した魔法。
【使用者】ジークフリート
【詠唱】
『Wahrlich, keiner ist weise, der nicht das Dunkel kennt.』
【詠唱和訳】
『真、暗闇を知らない者は、賢いと言えまい』
【備考】
『鉄の処女』に閉じ込められる=暗闇を知る=暗闇を知らない者は賢いと言えぬゆえ、暗闇を知れと言う意味を込めて、詠唱はこの言葉をチョイス。
ドイツの作家『ヘルマン=ヘッセ』の言葉です。
第四十部初登場
【魔法名】『Gabriel=Jibril Wahr Zwanzig』
【ルビ】『ジブリール・ヴァール・ツヴァンツェヒ』
【和名】『最後の審判・聖星罪』
【属性】光
【効果】両手の指先から数百メートルにもなる魔力レーザーを迸らせ、鞭のように振るったり、束ねて剣のように使用することも可能。溶断ブレードに近く、それ以上の破壊力。
【使用者】マリエル・ランサナー
【詠唱】本編では場面的に省略されているが、ここで紹介しておく、
「聖人誕生を告げる受胎告知
最後の審判を唱える神楽器
始まりと終わりと真理の女
統治者、英雄、百合と花弁
背徳街を滅ぼした殲滅の姫
断罪、審判、終焉の光
星々を洗う、終わりなき終焉聖戦の開戦の刻を
ここで私が奏で、吹き鳴らし、天高らかに唱えてみせよう
月層支配──四元大天使」
【意味】
「Wahr」は独語で「真の、真実」
「Zwanzig」は独語で「20」
第四十部初登場
【魔法名】『双生神』
【ルビ】『ディオスクロイ』
【属性】光
【効果】『裁きの星』に封された魔星獣の一体を召喚する。
莫大な光属性の魔力で術者(鈴奈)の分身体を形成する。分身体と本体の思考は同一に繋がっており、極めて複雑な思考回路が形成されてしまうが、それを制御しきれば本体とは全く別の挙動で遠隔操作が可能になる。
本体の魔力を使用し、分身体に魔法を使わせることも可能で、消費は倍加するも、戦力も倍加する単純にして強力な魔星獣。
【使用者】舞川鈴奈
【詠唱】
「聖皇より創造されし聖なる魔の番人よ
星を抱く我の命をどうか聞き届け賜え
第三の門 鏡写しの我が身 重なる声
双生たる我らの声は反響し
何処までも共に在り続けるだろう
荘厳たる星の輝きよ
今此処で、地上を眩く照らし賜え
黄道十二門──双児宮開錠」
第四十部初登場
【魔法名】『Lucifer=Satan』
【ルビ】『ルシファー=サタン』だが読む時は『サタン』だけ発する。
【属性】闇
【効果】己を悪魔の姿へ変貌させる魔法。背中から闇翼が噴出。黒い眼孔は血の如く禍々しい真紅に変わり、側頭部から上に折れ曲がった一対の太い角が生える。全身を凶悪な闇の外殻を覆い、その姿はまるで悪魔の王。
闇の魔力を全身から溢れ出させ、全身に纏い続けることで全スペックを大幅に強化している。この状態の彼を、人間と呼ぶには些か躊躇われる。
作中、さほど力の強さが分からないが、二十年前に力の五割を完全損失していなければ、詠真では到底太刀打ちできなかっただろう。
【使用者】ブルート・ジークフリート
【詠唱】
『Gott, gib mir die Gelassenheit, Dinge hinzunehmen, die ich nicht andern kann;
gib mir den Mut, Dinge zu andern, die ich andern kann;
und gib mir die Weisheit, das eine vom anderen zu unterscheiden.』
【詠唱和訳】
『神よ、変えることのできないものを受け入れるいさぎよさ、
変えることのできるものを変える勇気、
そして両者の違いを見分ける知恵を、私にお与えください』
【備考】
詠唱は、作中でも詠真がビシバシ指摘した通りの内容です。
この言葉はアメリカの神学者『ラインボルト・ニーバー』のモノで、こちらを元ネタに設定を構築しました。
第四十部初登場
【呪術名】不明
【祝詞】不明
【五行】不明
【効果】明らかではないが、宗月の体を『鬼神』に変貌させた禁忌の呪術。
【使用者】土御門宗月
第四十部初登場
【魔法名】『Metatron=Mariele Advent Ain Soph Aur』
【ルビ】『メタトロン・アドヴェント・アイン・ソフ・オウル』
【和名】『天血飢える神・熾天の無限焔光』
【属性】光、火、補助
【効果】魔力だけではなく生命力をは消費して発動する、身体強化魔法の最高峰とも言える超魔法。
己の体を白炎──更なる聖炎へと変貌させる。一部ではなく、体そのものが聖炎と化し、背には三対六翼の光と火の焔光翼を、剣『ヨエル』は光の剣に、盾『ラエル』は聖炎の盾に変化。聖炎の体は斬れず、撃てず、触れず。この魔法を超越する魔法か、マリエルが深層で敵わないと諦めている格上相手しか触れることは不可能。
私こそが熾天使メタトロンだというマリエルのイメージを具現化した姿。
【使用者】マリエル・ランサナー
【詠唱】
「最も偉大な天使とは誰か
かつて私だったモノはミカエルと答えた
しかし私であるモノはこう答えるだろう
神の顔 契約の天使
天使の王にして万物の創造主小YHVH
崇高なる全天の熾天使
血に飢えし天上の悪魔
御身の名を嬉々として
祈るように捧げるように告げるだろう
そして天から降り注ぐ
導き誘う炎の柱 纏い戦う神の姿
太陽よりも燦然と輝く御使いよ
天使超越の神様よ
今ここに私と成りて
仇なす敵に神罰を
血飢神体に鮮血を
飲み 燃やし 破壊し賜え
熾威を翳して薙ぎ払え!」
【備考】
魔法名の「Metatron=Mariele」は、メタトロン=マリエルとなっており、上記でも書いた通り、メタトロンは私、私がメタトロンというイメージを表しています。
詠唱の"かつての私だったモノ"というのは、聖皇国に属していた時のマリエルを指しており、その頃は「私こそがミカエルだ」というイメージで強力な魔法を組み上げました。
最後に天使に発動を邪魔された魔法がそれにあたり、登場を楽しみにしていてください!
【意味】
「Advent」は独語で「降臨」
「Ain Soph Aur」はヘブライ語で「生命の光」
第四十部初登場
【魔法名】『Vingólf──Gladsheim Anfang Konzert』
【ルビ】『ヴィーンゴールヴ──グラズヘイム・アンファンク・コンツェルト』
【和名】『光姫神殿──汝らと奏でる喜びの世界』
【属性】光、空、補助、時
【効果】術者を中心にした100キロ超にも及ぶ面積を範囲に、範囲内の人間を生死問わずに術者の支配下に置く至高の空間結界魔法。
支配下に置くとは、範囲内の人間総てが術者の命令通りにのみ行動する奴隷と化すということ。
生きている人間でも死んでいる人間でも、総てを思い通りに行動させることができる。
生きている人間の場合、異能者は支配下に置けないが、死んでいる場合なら異能者であろうと支配する。
神殿下で死亡した者──支配下に置かれた時点で生きていた者が死んだ場合──は、その状態のまま死者として動き出す。
神殿下では物理的な行動不能(四肢損壊)になるまでは、心臓や肺を潰されようが永劫動き続ける。更に術者の意思により治癒魔法で肉体再生も可能であるため、死んでも死者として蘇生し、そこから死んでも更に死者として蘇生する不死身の神殿である。
加えて身体強化や、魔法を使わせることだって不可能ではない為、まさに超魔法に相応しい。
北欧神話のヴァルハラ、エインヘリヤに関する話を元に、術者(光帝クロワ・ポラリス)の抱える"孤独は嫌"という想いから組み上げられた。
発動後は、範囲内が一つの神殿と化した──と感じる。
神殿解除に伴い、神殿発動前の死者、発動後の死者はその身を魔力へ昇華され、遺体は跡形もなく消え去る。
発生した魔力は生存者への治癒魔法発動の魔力として使われる(術者が己に課した取り決め)
神殿発動の魔力が莫大なため、そう何度も連続で使えるような代物でもない。
【使用者】クロワ・ポラリス
【詠唱】
「孤独に恐怖を抱いた
独りは嫌だ 孤独にしないで
声ならぬ声をあげて慟哭し、ただ強くより強く願い続けた
生きとし死せる者が、私の為に私だけの為に、私の孤独を満たしてくれる喜びに満ちた私の世界を
ゆえに戦場を彷徨う汝らよ
死を想え その果てを想え
何れ死ぬ身、生に執著するな
何れ死ぬ身、生を謳歌しろ
光帝戦姫の迎えを以って、汝らを黄金神殿へ誘おう
私と踊りましょう死英雄
この戦場は私達の世界
暴虐の光を持ちて、世界を喜びで満たしましょう
──終末の黄昏・創生への夜明け──」
以上がエレメント・フォース五幕終了時点で登場した魔法、呪術です。
これからも登場する魔法や呪術、その詠唱をお楽しみに!




