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詰め込み箱 小話  短編  中編  作者: ヒスイ
私の進む道 小話集
1/7

私の進む道 小話

短いです

私の進む道の 夫さん の最期

私が最期に見たのは泣きそうなでも笑っている君の顔

ああ そんな顔しないで 


こんな顔をさせているのは自分だとわかっているけど

意識が遠くなって君の顔も見えなくなる

私は死んでしまうのか 君を残して


もし来世があるのならまた君と一緒にいたいと願う

そしてその時は君と一緒に死にたい


こんな願い君は笑うかもしれないけれど 

どうか どうか


また君に逢えるようにと願う



そこでもう意識を手放す

愛しい愛しい妻である君への想いを抱いてゆっくりと

意識が暗闇に沈む




私は君を愛しています

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