感覚派にしかわからないプロット公開
私は、プロットが書けなかった。
巷で有名な起承転結。三幕構成。序破急。
全部わかんない。
当てはまらない。
そんな時救世主が現れた。
AI君だ。
……待って欲しい。回れ右しないで。
私が言いたいのは、AIを使うことじゃない。
こんな簡単なプロットで書けるの?
そういうことを言いたい。
私がAI君に投げた初期設定はこれ。
私はAI君を思考の整理に使っている。
拙作『祈らない聖女と、記録をやめた観測者のゆくえ』より。
原文
私。こういう話が書きたい。
選ばれた少女は理不尽に燃えていた。彼女は祈らない。それが彼女の復讐だから。彼は見ていた。遠く太古の昔、世界に干渉を止めた神。彼が彼女の前に降り立つ時、世界は動き出す。「帰りたいか」「……いいえ。思い通りになりたくないだけよ」
神に祈ることで、世界に均衡をもたらす聖女。しかし彼女は、自分を駒のように扱った神に祈るつもりはない。神殿の最上階に座していても、その心は閉ざされたまま。ヒーローはヒロインに接触する。「お前を呼んだ神が、別の人間を呼び寄せようとしている」彼女は、諦めたように目を伏せた。「それでも、嫌よ。……偽りの祈りに価値なんて、あると思う?」新たな聖女が現れ、ヒロインは失墜する。
素直に祈りを捧げる新しい聖女を冷めた目で見ていた。
神殿の奥深く、閉じ込められているように過ごす彼女を、ヒーローは攫った。「お前に、閉じた世界は似合わない……これも勝手か。お前を召喚した神と同じか」「……いいえ。気づいてないの? どうして私が私らしくいられるか。あなたが……私を私として扱ってくれるから」
観測者は記録を残す。しかしそれは、神が召喚対象の設定に失敗し、新たな召喚が行われたところまで。ヒロインのその後の人生と彼が彼女を攫ったのは私情。
AI君。プロットにするよ。
登場人物(整理)
•ミオ:祈らない聖女
•ノクス:観測者。神を管理する側
•ルミナディス:世界を管理する神
•ユイ:新しい聖女。祈ることを選ぶ少女
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物語の核(ブレないための一文)
世界のために祈ることを拒んだ少女が、
世界の外で、ただ一人として選ばれる話。
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全体プロット(8話構成)
第1話|選ばれたが、祈らない
•ミオ、異世界に召喚される
•聖女として神殿に迎えられる
•世界の均衡のために祈る役割を告げられる
•ミオは祈らないと宣言する
•怒りではなく、静かな拒否
•神ルミナディスは理解できず、保留
•ノクスは遠くから観測している(姿はまだ曖昧)
目的:立場と思想を提示
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第2話|神殿という檻
•神殿での生活
•祈らないミオは「最上階」に置かれる
•保護と隔離の中間
•神官たちは困惑
•ミオは「役割を与えられているだけ」と自覚する
•ノクスが初めて姿を現す
•名は名乗らない
•ただ見る、質問する
目的:閉塞感と観測者の距離
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第3話|観測者ノクス
•ノクスの立場が少し明かされる
•神ではない
•介入しない
•ノクスはミオに問う
•帰りたいか
•ミオの答え
•「思い通りになりたくないだけ」
•ノクスは記録を続ける
目的:二人の思想が噛み合う
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第4話|新しい聖女
•神ルミナディス、次の召喚を決定
•ユイが召喚される
•ユイは祈ることを受け入れる
•世界は安定する
•神殿は安堵
•ミオの立場は失われる
目的:役割の交代・世界の都合
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第5話|記録の終わり
•ミオ、正式に聖女の役割を外される
•神殿の奥で“閉じ込められるように”過ごす
•ノクスはここまでを記録する
•神の召喚失敗
•是正としての再召喚
•ここから先は職務外だと明示
目的:線引き・世界の物語の終点
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第6話|私情
•ノクス、ミオのもとを訪れる
•初めて感情を交えた会話
•ノクスの葛藤
•自分も勝手な存在になる
•ミオは選択を委ねられる
•それでも、ノクスは決めない
•ミオは彼を選ぶ
目的:対等な選択
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第7話|攫い
•ノクス、ミオを攫う
•救済ではない
•正義でもない
•神殿も世界も描かれない
•二人は“記録の外”へ出る
•ノクスがミオの名を呼ぶ
目的:ラブラブ甘々ハッピーエンドへの確定
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第8話|記録されない幸福(最終話)
•世界の外/境界の描写
•ミオは祈らないまま生きている
•ノクスは見ているが、記録しない
•静かな日常
•最後の一文で幸福を確定させる
•手を離さない
•名を呼ぶ
•「ここにいる」
目的:低温甘々ハッピーエンド
おおう? 意外と簡単と思った方はいらっしゃらないかしら?
こんな簡単なプロットなら自分でも書けるぜ。
みたいな。
プロットは地図だ。自分がどこに行くか、迷わなければいい。
そして地図なし=プロットなしで歩くよりあった方がずっと気が楽だ。
エタらない気がして来ないか?
まあ、せっかく八話構成で出してくれたのに、短編にしちゃったんだけどね。
残念だったなAI君。
このくらい雑でいいはず。
何かのお役に立ったら嬉しい。
これは、私がプロットが書けなくて困っていた時に、他の人のプロットが中々載っていなくて、参考にできなかった経験から公開しました。役に立つかは正直分かりません。こういうのも、あるよってことで。




