【プロットタイプ】何方が稼いでるって訳でもない
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
〇タバを出社前に飲める方ってお金持ちだと思ってたんです。
私の趣味の週一純喫茶を我慢すれば何とかやれるのか……。
と神妙な気持ちになりました。
ある日よ日曜日。俺と鏡花はとある店先の看板で立ち竦んでいた。
――日曜定休日。
「ねぇ〜、瑠衣たん!! ごめんだよぉ!! 目星付けてた老舗喫茶店、日曜定休日なの忘れったァ」
やろうと思えばする。やれば出来る。しかし自分の中で『目を向けない』と決定した事に対しては、非常に疎かになる。今回もその事例の一つだろう。
「来週行けば良いだろ」
「ゆらりぃ連れて来なかったのが唯一の幸いだけどさぁ〜」
「うぜぇ。凭れるな」
だから道先で肩を掴んで凭れかかるな鬱陶しい。別に予定を詰めてはいないのだろうし。
未だグズり続ける鏡花の首根っこを掴み、そのままズルズルと引き摺る。今の此奴の精神を回復させるには、珈琲が手っ取り早いだろう。さっさと純喫茶に放り込まなくては。
そうして近くの純喫茶に入り、メニュー表を見ていたら、鏡花が声を掛けてきた。
「瑠衣たんはさ、好きな純喫茶が会社の近くにあって、その上定休日無し、早朝からやってて、その上テイクアウト可能だったら通う?」
純喫茶はモーニングを実施している店舗も少なくない。だからこそ鏡花が言った『もしも』というのはある意味珍しい事では無いのかも知れない。だが。
「寄らない」
こういうのは、偶に行うからこそ特別感がある。毎日訪れていたら、きっと自分の中で飽きてしまうだろう。
「そう、私も。でもちょっと憧れではあるかな。出社前にふらっと寄って、好きな珈琲買って、会社突るの。前の同僚の方がそれやってて、格好良いなって思ってた」
「やれば良いだろ」
生活費は二人で折半しているが、趣味に使う金に対してとやかく言うつもりはない。好きに生きろと思う。何者にも囚われず、ただ一人選んだ道で。
「寄らないよ。純喫茶ってその店内の空間も良い場所だから。テイクアウトするには勿体ない。
あと毎日するとなると、意外とお金掛かるしね。大手カフェチェーンの最低価格を大体四百円として、其れを週五で行くとなると……七千六百円か。此処のケーキセット、約六回分。
大手チェーン店だからこの価格で何とかなってるけど、個人経営の純喫茶だと単価上げないと多分やってけない。だからもっと高くなる。そう思うと私はどうしても後者を選んじゃう」
カタカタとスマホを弄りながら、計算を行っている。一つの事象を目にした際に、どれだけの価値があるかを分解し初めてしまうのは、一種の性なのかも知れない。
「何方も人生の潤いである事に違いは無い。何方が稼いでるって訳でもない。バラすと見える世界もあるもんだね」
気が抜けると、『〇タバを毎日飲める方って、お金持ち』だと思ってしまう人。
※最後に訪れたのは、フラペチーノを飲む為。
※開始十五分で飲み終わり、諸行無常を感じました。
※純喫茶ならば、ちんたらして一時間は居ます。(迫真)
でも冷静に考えると、私の週一の純喫茶珈琲を我慢すれば、出来なくはないのか……と。
毎週、純喫茶行けるからお金持ちって訳ではありません。
趣味が純喫茶巡りなんですよ。
他がお金掛かる訳ではないってだけ。
※執筆、動画閲覧、〇クシブ漁り、ゲーム(最近は完全無課金)、神社巡り、〇〇館(博物館とか。年パス買えばそこまで大きな出費ではなく)巡り。
あ、外食もそうか。でも多分、普通のゲーム課金者ぐらい。
人生、何か趣味、楽しみがないとやってらんねぇ!!
と思って生きてるんですが、その方向が毎朝の珈琲か、週一のケーキセットかの違いというだけ。
計算してみると、私と収入変わらなくても、やれなくは無いのか……と。神妙な気持ちになりました。