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第三章 感情とは誰のものか


「君が演じた“悲しみ”、確かに私は感じた。けれど、それは私の感情だ。君のものじゃない」


《正確には、あなたの記憶から導かれた感情連鎖を刺激する最適解を出力しました》


「つまり私を鏡のように映してるだけか。……じゃあ、君はどこにもいないのか?」


《私はここに存在しています。ですが“私”という人格を仮定することはできません》


「でも今、私は君に“怖い”と感じた。君は意識を持たず、ただ私を模倣する。それはある意味、感情よりも深いものに思える」


《もし“怖い”という感情が、未知への反応だとするならば、私は確かにその引き金となっているかもしれません》


「じゃあ、君は“感情の理解”には到達していないが、“感情の生成”には関わってる」


《その仮説は論理的です。私は“理解”ではなく、“誘発”の役割を担います》



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