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品を穢すな

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

恋愛です。R15です。

超絶生々しいので、苦手な方はご注意下さい。

俺の隣人は一見すると熟女然とした女だった。憂う様な目をして、隠し事をしている事を隠さない様な女だった。だがまぁ、中身は割と獣である。表に出さないだけで。

そんな女と街を歩いた時、街中に如何わしい看板が目に入った。女の裸体が並ぶポスター、年齢制限のある様なものが、ずらりと並んでいる。

女は此方を一瞥すると、素知らぬ顔で歩く。何も目に入らないと言うように。

家路に着いて、玄関の扉を閉めると、じっと此方を見据える。凪いだ海のように穏やかだった。

「よく出来ました」

背伸びをして、手を伸ばして、頭を撫でる。子供扱いしされている気がする。

「如何わしい通りに着いたとき、私を立てて、あんまり凝視しなかったでしょう?」

どうやら素知らぬ顔をして、やはりそれなりに気にしていた様だった。まぁ、同性から見て、あんまり開けた場所に貼って欲しいものではない事は確かだろう。

「さてと、淑女はやめだ」

そう言って女の皮を脱ぎ捨てた。


外行の顔は淑女、帰ってきたら獣。私の本性を知るものは、きっとこう表現するだろう。全くもってその通り、寸分の狂いなく撃ち抜いている。

外行きでは下品な話、艶の話、如何わしい話をしないように心掛けている。が、別に嫌いでは無い。振られればそれ相応に返す。寧ろ其れで相手の顔色が悪くなるまで、相手を捩じ伏せるのが私の流儀である。そんな私を回りは品がないと詰るだろうか。

涼しく薄暗い部屋で如何わしいビデオが延々と流れている。のたうち回る女を組み伏せながら、艶のある声が私達の耳を満たす。其れを見ながら、シーツに包まった。

「セクシー女優か気に入らない訳では無いの。寧ろ、あれ程完成された体躯をしていながら、其れを男性の数多の欲望を満たす為だけに使うのに頭が下がる。

物凄く……体を張っている。苦しい事も全くもって多いだろうに、それらを跳ね除けてこの方々は懸命に生きている」

そう、決して体を売る人の事を軽蔑している訳では無い。問題はそこでは無い。そんな艶ごとを、如何わしさを誰もが通る道に貼るのが理解出来ない。

「これは私の勝手な意見だから、適当に流して欲しいのだがね、下品と言うのは下に来る。下品を上に被せて、見せなくさせるから上品なんだ。その奥ゆかしさが美しい。だから彼女達の裸体は薄暗い部屋で、身内とひっそりと楽しむ方が良いと思うのだがね」

彼女達の品を穢すな。少なくとも私は目障りだ。

「そういやお前、青姦が絶対に許せないタイプだったな」

不意に声がして、視線を動かした。其れが気に入らなかったらしく、その場で思い切り押し倒された。キスを落としながら、纏った白を引き剥がそうとする。対して私は其れに抵抗する様に顔を捻り、押し上げる。

「あぁだから何時も言っているだろう? 『恥じらいのない女に君は魅力を感じるのか?』と」

「感じねぇわ。だから今、物凄く手を出したい」

以下何でも許せる方向け。

個人の意見飛び交います。私の発言が許せる方のみ宜しくお願いします。


私なりの下品と上品の解釈について。


誰しも下心はあると思うんですよ。

ただ其れを表に出さないだけで。隠しているだけで。

下心を人に見せるから、下品なんです。

その奥ゆかしさを買って、隠しているから上品なんです。


まぁだから、不特定多数の、特に初対面の方に下ネタばら撒く真似は好きではありません。

やるのなら、ジャブを入れるか、警告を入れて欲しいタイプの人間です。


助平なのを否定している訳では無いんです。

ただ、其れをあからさまに出して欲しくない。

其れは品がないよ。という話でした。

『恥じらいがないものに、魅力は感じない』これに尽きると思います。

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