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旅する酒場の魔法使い 第一部  作者: アカホシマルオ
第三章 ペルリネージュ
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第二章「緑の魔境」あらすじ

 

 砂漠の惑星エランドを脱出し、宇宙を漂うレストラン船『オンタリオ』に乗り組んだ五人は、アイオスのフリージャンプ機能を使い、最寄りの恒星系に転移した。


 五人は情報収集のために転移ゲートステーションへ停泊し、宇宙版移動酒場『カラバ侯爵の城』の営業を始める。


 店が評判を呼び繁盛する中で、魔術師の天国と呼ばれるスペースコロニー『テカポ』の噂を聞く。


 そこはコロニー全体が緑化され、人口の半数を精霊魔術師が占めるという。

 豊富なマナを利用して多くの精霊魔術師が修行を積む場所らしい。


 初心に帰り魔法の修行をしたいというコリンとニアの要望により、レストラン船はコロニーを目指す。


『テカポ』には銀河有数の規模を誇る精霊教会があり、大勢の子供たちが修行をしている。

 更にそこで修業を終えた人々がコロニーに住み着き、農業を営みながら魔法を極めるために切磋琢磨している。


『テカポ』に着いた初日、観光途中で教会の美人魔法教師メアリーに魔法の実力を見込まれたコリンとニアは、危機に陥っているコロニーを救う手伝いをする羽目になってしまう。


 しかしその代償として、一部の魔術師にしか知られていない謎の惑星の存在を知る。

 そこは惑星全土が熱帯の密林に覆われた緑の魔境と呼ばれる星で、熟達した魔術師以外には足を踏み入れることすらできない。


 惑星全土が濃密なマナに覆われているが、危険な野生生物や風土病の蔓延する、未開の大地だった。


 コリンとニアは、教会から報酬として緑の魔境『ヴィクトリア』に暮らす魔法の師匠への紹介状を貰い、月に一本だけの定期船に乗り込む。


 魔法の使えない残る三人は『オンタリオ』に残り、偽装のためにマナを生むテラリウムを船内に作りながら、アイオスと共に独自のMT研究と解析を進める。

 こうして五人が二手に分かれ、それぞれの魔法修業が始まる。



 緑の魔境『ヴィクトリア』には、オールドアースの熱帯を再現した密林が広がる。。

 コリンとニアは、銀河最強と謳われるドネル師の下で、修業を始めた。


 師の一番若い弟子であるエレーナは年齢も近く、修業をする中で三人は意気投合する。

 エレーナの兄弟子と姉弟子たちが密林の遺跡でゴーレムに襲われた窮地を三人が力を合わせて救い、修業の成果は順調に表れていた。


 やがて修業を終えたコリンとニアがヴィクトリアを離れる日、別れを惜しむエレーナと共に湖の畔を散策していた三人は、突然複数のゴーレムに襲われた。


 ゴーレムに追われ湖の遺跡に逃げ込んだ三人は宇宙へと強制転移され、コリンが覚えたての転移魔法を使い、どうにか『オンタリオ』へと帰還する。


 しかし遺跡から発せられた警報により船は軍の艦隊に包囲され、ステルス状態のまま再びコリンの転移魔法で脱出する羽目になる。


 脱出した先は、コリンがよく知るエランドの近傍宙域。しかし転移先の時間は、一年十か月も遡った過去だった!

 


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