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第89部分 自宅の災害時新体制の構築④

第89部分 自宅の災害時新体制の構築④



さて… ではその後のポータブル電源について触れておこう。


えっと… なかなか良い、あくまでも私の好みとしてだが… そして他の製品を使ったワケでもないが…


いまの技術ってなんかやたらとスゴイ。

こっちは言うなれば交流版のバッテリーを買っただけのつもりなのに、マニュアルを見てみたらスマホにアプリケーション(以下アプリ)をインストールしろと書いている。ええっ? まあここは素直にわがままを聞いてやろうじゃないか。

 QRコードを読め、と

 アプリを開け、と

 本体の近くに置け、と。

すると例の青い歯”bluethooth”が本体とスマホを無線連携させて、スマホにポータブル電源制御用のサブコントロールSWスイッチが出現してしまった。


主電源SWを押す。ピッと鳴ってパネルに表示が出る。現在の充電状態は25%か。

電源コードをコンセントに刺すと… みるみる表示される数字が増えて行く。433,500,600、700… そして1250程度で上昇は止まり、微妙に上下しながらほぼ同じくらいの数字が表示されている。よく見ると”input”という文字が見えるので、今は充電状態であることがわかる。


あ、思い立ってスマホのアプリを開けてみる。大体似たようなコントロール部がスマホにも表示され、こちらでも充電状態であることが一目でわかる。あ、たしか充電制御もできたはずだぞ… スマホ画面右上の縦2つ並んだ部分にタップするとズラリとメニューが並ぶ。

そのうちの”AC充電速度”をタップすると、横棒とそれに重なる点が出現する。この点を左右にスライドさせてみると…

なるほど、充電速度の数字が変わり、指を止めると表示が”100W”が表示され、同時に本体がピッと鳴ってパネルに"input"と”100W”が表示される…

なるほど、電源コンセントからの最低充電電力は100Wか。

そして交流100V商用グリッド電源からの最高充電電力の目安は1200W程度か。無論商用グリッド電源だから必要な電力はどんどん送られる能力はあるのだがはずなのだが、これを充電するポータブル電源側では送られてくる電気すべてを即座に充電していくことはできず、おのずと最高値が決まってきてしまうのだろう。それが1250Wくらいなんだと自分勝手に理解したことにしておこう。ただし正しいかどうかは定かではない。


ならば… 今んとこはあまりも照ってはいないので、充電を300Wくらいにしてみるか…

宣伝では充電速度は最速1500Wみたいなことが書いてあったけど、これは”商用グリッド電源”と”太陽光発電等何らかの直流電源からの充電”を併せた合計の充電速度であるらしい… まあそれはうすうすわかってたから別にがっかりするものでもない。


あ、そうだ… このままでは容量100%まで充電してしまうに違いない。第87部分で書いたように、緊急時は別として、電池の消耗を考えると充電はせいぜい90%どまりにする必要がある。えっ… あったあった、スマホのメニュー画面の”充電/放電限度”をタップするとまたまた横棒が現れたので、充電を90%、放電を10%に設定すると、またまた本体がピッと鳴って了解を告げて来る。

やばい、おもしろい… しばらくクセになりそうだ。


それにもう一個、太陽光発電パネルの試運転をしなくちゃ。カタログ公称値160Wで実際どれくらいの起電力があるのだろうか。発電パネルを、今日は風がやや強いからバルコニーに置いて、これも実測しとかなくちゃ(後述)

ま、とりあえずそうやっていったん90%まで充電させたら、今度は放電させながら性能を評価してみるとするか…



さて、テーマは冷蔵庫である。

やはりはっきりとした電力消費のデータがほしい。


前回は型番からNETで検索をかけたが、なんかあまりよくわからん数字… つまり省エネとか年間消費量249kWh(キロワット時:キロは1000倍の意味)とかそういうのしか見当たらなくて、結局あいまいにしたままだったけど…

今回はスペックが製品の開き扉内側にあるという記述を見つけたので、さっそく扉を…

あったあった… 


あれなんで前回気付かなかったんだろ?  そういや牛乳とパインジュースとマミーが並んでて見えなかったのかも知れないな…

それでも普段から見えてるはずのところなのに、全く見ていなかったんだなぁ、関心無いところって…


まあいいや、電力電力。  現状関心あるところだけを抜粋してみると…

ⅰ 定格電圧         100      V

ⅱ 定格周波数        50 / 60  Hz

ⅲ 電動機の定格消費電力   80 / 80  W

ⅳ 電熱装置の定格消費電力  176      W

ⅴ 消費電力量(㊟:年間)  249      kWh/年

ⅵ 冷媒           R600a 

ⅶ 質量(㊟:冷媒の質量)  75      g


とまあ、こういうことだった。ちなみにⅰ~ⅶの番号は筆者が振ったものである。

冷媒(熱交換の際にガス化したり圧縮によって液化させられたりする物質。その気化熱で冷やし、逆に圧縮時に発生する凝縮熱は外部に放出する。以前はフロンと称するフッ素Fを含む炭化水素だったが、温室効果がベラボーであることや地球を紫外線から保護するオゾンO3を成層圏で分解してしまう作用が判明して使用禁止になった。現在はフロンよりはマシなR600aのような代替フロンが用いられている)の量がたったの75gだなんて…!


知りたかったのは ⅲとⅳ である。

ちなみに… ⅲ 電動機の定格消費電力 とは一言で言えば「冷やす装置」で、つまりコンプレッサーの消費電力は 80W 。

ならば…  ⅳ 電熱装置の定格消費電力 とは何ぞや。冷蔵庫なのに電熱装置とはせぬ… ということになりかねないが…

しかも ⅲの80Wよりも倍以上大きな 176W を喰っているではないか! パナさん、おふざけは困るぞよ!


な~んてね、これは実はちゃんとした冷凍冷蔵庫には必須の装置なのです…

さて、大きな電力を使って加熱ヒートする能力って何のために必要だと思いますか?


大昔の冷蔵庫を知ってる人ならうなずけるかと思いますよ… 半年とか1年とかスイッチ入れっぱなしで使い続けると冷凍庫がエライコトになりますよね。

自分が小学生の頃、父がアレを金槌トンカチのみたたいて除去しようとして… 大変なことになりました。大事なパイプを通した金属部分に大穴を開けてしまって冷媒フロンが一気に噴出、即刻電気屋に買いに行きましたよ…新しい冷蔵庫を買いに。 まあ母親はめちゃめちゃ歓迎してましたが…


そう、これはヒーター用の電力なんです… そう、霜取り用のヒーター。

一気に溶かすためには大電力が必要なんです。そして溶かし終えたらまた冷やすという使い方をするので、ⅲとⅳが同時に稼働することはありません。



これでだいたいわかった。つまり定格180Wと多目に見積もり、起動電力をその5倍と仮定しても900Wあれば当面の運転には足りるだろう、よっしゃ! むろん冷蔵庫の稼働初期に霜取り装置が駆動するなど有りえないけど、コンプレッサーの消費電力から見ても10倍以上の安全率というか余裕があれば不足ということは有り得ないっしょ、へへん…

しかし… 良く考えると厄介なことに気付く。冷蔵庫は運転と休止を断続的に繰り返すうえに、その断続周期は季節の外気温と扉の開閉頻度、そして開放の角度、速度、時間に大きく左右されるのである。つまり定常的に運転させるならばある程度は実際のデータを集めなければ安心できないということになる。特に夏場…周囲全体が暑いし、必然扉の開閉回数は多くなるに決まっている。


そうだなぁ… 真夏といえども、そこまで霜取り作動の場面は多くあるまい… データは全くないけれど。

全ての時間を冷凍用コンプレッサーの定格運転するとしたら、使える容量を800Whとして、運転継続時間hはどうなるだろうか。

  電力容量 800Wh = 消費電力W ✖ 運転継続時間h   の式に当てはめると

       800Wh =    80W ✖ 運転継続時間h   だから、

       h    =    800W / 80W  = 10じかん

ということになる。


しかし運転時間と休止時間が半々であると仮定すれば、運転時間は倍の20時間に伸びるワケだ。

いかに真夏であっても連続運転しっぱなしということはないから、まあ何とかなるんじゃないだろうか。

真夏で晴れていればソーラーが期待できるので、夕方18時から翌朝6時までの13時間をポータブル電源が担当してくれれば、何とかなりそうだが…


そういう目算で、今は実証実験中である。

本日の気温は15℃。冷凍庫の中身は業スー製品で満ち満ちている。

で、今はブーンと小さく唸っているから、おそらくはコンプレッサーは80Wで… いや実測50Wくらいだぞ。そのくらいでずーっと動いて

… あら、今度は165W前後で10分ほど続いている。ヒーター稼働中ってことかな… 時々175Wくらいまで上昇することがあるけど、これってどういうことなんだろうな。この数字はポータブル電源自体が誇らしげに表示してくれるのでまことにありがたい。

そしてそういうことが手元のスマホでも監視できるので、なんかワクワクしちゃう。


今はバイパス運転をしているらしくて、冷蔵庫が要求する電力をAC出力ポートから60Hzの電力を出しながら、同じ分の電力を商用ACコンセントから60Hzで取り入れているので、output、input 共に約165W程度の数値を計器が示している状態である。

ヒーターがまもなく15分連続稼働ってことになるけど、本当にダイジョブなんだろうか? いや、これだけ電気を喰うと、10時間持たなくなるぞ、きっと。こりゃもう1台買わなきゃいけないかも知れないが…

そんなこと書いてる間に、こんどは90W程度の運転に替わっている、なんだこりゃ?



そう、”もう1台というテーマ”が新たに出てきた課題である。


電力容量の不足が判明した場合、サティは将来的に4つの選択肢を検討することになる。

1つには、無視して現在の手持ちで何とかやりくりガマンする… だって高価たかいしなぁ

2つには、同じメーカーで別売している太陽光パネルを買い足すまたは替える(160W→220Wまたは400W)

 ただし入力ポートは1つしかないので2つは繋げない(DELTA3 plusなら繋げるけど)

3つには、同じメーカーで別売の1024Wのエクストラバッテリーを購入、これまた別売の専用ケーブルでDELTA3に繋ぐ

4つには、ポータブル電源をもう1台購入する。ポータブル電源にも種類があるので、そこも検討必須。


恐らく太陽光パネルはもう買わないし、買い替えもしない。まだ書いてはいなかったけど、斜めに、つまり太陽に向かって垂直に立てるのは結構ムズイというか、実質不可能に近いということが判明したからでもある。発電パネルの構造、特に立てかけて支える背面の部品がヒヨワでチャッチー上にワケ解らんゴムがビニョーンと戻りたがるし、パネルのボード自体も畳み癖のせいか畳まれた形に戻りたがり、とても落ち着いてどっしり発電できる感じにならないのである。無理に反対に折ったりすればせっかくのボード内配線を断線させそうで、気が気ではない。さらにちょっと強風でも吹いた日にゃブッ飛んでとんでもないお祭り騒ぎになること必至… だからバルコニーでベターっと寝かせて使ったワケだ。ただし160Wのスペックの製品をあの角度で使用して50~60Wも発電できるなんて正直思わなかった。これだけはイヤ味ではなく、素直な感想である。2月末の14時頃、快晴ながら弱い太陽の下でのデータであるが…


エクストラバッテリー 1024Wはメーカー通販で税込み71500円。これで容量が1024W→2024Wに倍増することになるが…

え、ちょっと待って… ならいっそ本体ごと買ってもそんなに値段は変わらないのでは? 調べてみるとしよう。


一応相見積もりのつもりで、メーカーの通販、ヤフー、アマゾンを比べて見ることにした。ただし3月9日現在であるし、見落としもあるかもしれない。


 機種              メーカー(税込)  ヤフー  アマゾン

 エクストラバッテリー(1024W)  71500…35%OFF   49000   49480

 DELTA3 既購入機種 (1024W)  69850…35%OFF   67980   67980 

 DELTA3 plus    (1024W)  97240…35%OFF   81980   74800

 DELTA3 1500   (1536W)  99825…45%OFF   発売前   発売前

      ↑ 3月下旬発売、手持ちとの価格差は約3万円   

 DELTA2       (1024W)                 54980(ワケあり)



あれれ? メーカーなら本体をもう1台買う方が安いじゃん! それに価格が…なんかバグってるのかしらん??

そしてアマゾンで検討したときの DELTA3 plus (1024W)とは価格が違う。

DELTA2でも良ければ価格はだいぶ下がる。見たところフロントパネルのAC出力とかが大部ちがうけど、こちとら電気さえ貯めて出してくれりゃ文句はないんだけどね。ああでも今はだいぶ酔っぱらってるから、今は決断しないにしておこう。先日はたまたまタイムセールだったようで、ちょっとお得に買い物できたかもしれない…


ちなみにレビューによるとエクストラバッテリーは専用品で本体の上に置けるサイズだが、特に窪みやネジ穴などはなく単に置くだけであるらしい。しかも接続ケーブルが長くないとのことで、置くに困るという方もいた気がする。


ならばいっそ本体をもう1台買ったら、例えば1階と2階で運用とかもできるし、2台を前後直列に並べて置けば容量2台分になるんじゃないだろうか?

つまり災害時には後ろに1台をおいて商用電源と見做し、前の1台をバックアップと見做すことになれば良くはないか?

 

普段は 商用グリッド電源 → DELTA3の1台目 → 冷蔵庫等 の並びで使えば、不意の停電でも冷蔵庫は瞬時にバックアップされ、ポータブル電源本体の約800Wを使い切るまでは稼働し続けるだろう。

もう1台のDELTA3の2台目は予備とか2階とかで別途使えば良く、例えば一月に一度交替させて使っても良いだろう。


そして商用グリッド電源を喪失した非常時には

    DELTA3の2台目 → DELTA3の1台目 → 冷蔵庫等 の並びで使えば良い気がする。私の頭の中では電力容量は計算上2倍になるはずなのだ。ほんとかなぁ… そして電力容量的には一緒なのだからDELTA3ではなくDELTA2でも良さげな気もするが… う~~ん…


商用グリッド電源が途絶すると… このときはまだ普段と同じ 「商用グリッド電源→ DELTA3の1台目 → 冷蔵庫」の配置だから、冷蔵庫はDELTA3の1台目から電力の供給を受けるだろう。壊れていなければ…という限定条件付きだけどさ。



冷蔵庫を非常運転させるうちにサティも現状を把握して何らかの処置ができるだろう。そう、遊んでいたもう1台の本体を持ってきて、冷蔵庫の電源となっている”DELTA3の1台目”に”DELTA3の2台目”をACケーブルで接続すれば、”DELTA3の2台目”が商用グリッド電源同様に見做されるに違いない。これで電力容量が2倍(スペック上では2048W、実質1600W程度)になれば、冷蔵庫の夜間の稼働時間分をカバーできるのではないか。


よし、当面はこのセンをベースにしてデータを取ってみよう。


なんかもうワケわからん。

うん、こういうことやりながら吞むもんじゃないな…


おやすみなさい、ごきげんよろしう… きょうも暮れたぜ



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