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第88部分 僅かな節約術… というよりSDG’sだぁ!

第88部分 僅かな節約術… というよりSDG’sだぁ!



寒い。

それでも冬は去りつつあるようで… はよどっか(中とか露とか朝とかの方へ)行って、キビシク居座ってくれ!

あっちの方が居心地良いし、水も水質汚染で甘いよ… (←ホ、ホ、ホタルか?)


寒くても炊事や後片付けをやるので手が荒れる。クリームのことについてはすでにレポートしたので、今回は水道及びガス代電気代(オール電化の御家庭もあることでしょうね)の僅かな節約… というかサティなりの倹約の手法を綴ってみよう。ただ実際どれだけ倹約できているのか、昨年とは料金体系が変わってしまっているので正確なところは不明である。

ならば使用料ベースで比較すればしっかりとしたデータになりそうだが、なんせ家族構成まで変わってしまったのでこれも不可能。3人が2人になったからと言って、単に2/3倍すりゃ良いってもんじゃないでしょ、JK(常識で考えれば)…


ただ方法を検討すれば、水と洗剤、そしてガスまたは電気を量的に倹約しているのは明らかだと思うので、このまま続けて書いていこう。



さあ、御馳走さまでした!


ちょっと団欒だんらんなりTVなり会話なりの時間があって、いまからお片付け… というのが10件中8件の夕食後だろう。

我が家は… しばらくTV見て… そのうち長男が食器を台所に置きがてら風呂を入れに行き、その帰路に翌日の弁当を作るために台所でゴソゴソ… やがて居間に戻ってくる。するとサティが自身の食器を持ってにわかに立ち上がり、台所に入る… 今の季節はやっぱこごえちゃうからほしいよね、ファンヒーター。まずファンヒーターをONにすると、使った食器の内の「適当な大きさ、かつ油汚れがひどくない食器」を手に取って… 以下⑴から番号を振って行こうかな。


⑴水をテキトーに、たとえば200mL程度入れ、電子レンジで約2分加熱する。お好みで2個用意しても良い(レンジ時間は3~4分)

⑵それを待つ間に食器のこびりつきに水をなじませ、骨や非可食部を高密度ポリエチレンの袋(今でもスーパーとかで防水用にくれる半透明極薄の袋)に入れたり、ナベに残って張り付いているソースやアブラをもらったポケットテシューとかトイレットペーパーでぬぐっておく。さっきのポリ袋に入れちゃうことも多い。片付けの済んでいないナベも同様で、必要に応じて軽く暖めて固化したアブラを溶かしたり、余ったソースを拭い捨てたりしておく。こびりついている場合はほんの少し水を足してナベを回すこともあるが、その辺はケースバイケースで臨機応変に。


おっと、多くの御家庭では、片付け担当の…主婦どのは温水器…ガス湯沸かし器または風呂沸かし兼用の巨大電気温水器が多いかな…のSWスイッチをONにして、食器を水に浸すとか… あ、食器洗浄機(以下、食洗器)に皿を並べて入れる御家庭も多いかもなぁ…


繰り返すがこの方法が良いのかどうか、なんせ自己流で考案実践しているものだけに、その効率性やら妥当性、水道代(無論下水道代も含む)ガス代電気代、そしてコストパフォーマンス(以下コスパ)には数字的裏打ちがないのでなんとも…

あ、そもそも主夫歴1年足らずだし…


さて、電子レンジでやや熱め…おそらく50~60℃程度の湯(以下暖め湯)ができたところで…

⑶暖め湯にスポンジを漬けたら軽く絞り、そこに台所用洗剤を少し、おそらく0.5mL程度を含ませる。(アブラの度合いで可変)

⑷食器を洗う。泡立ちが少なくなったら、軽く暖め湯に浸けてまた洗う。また油汚れのないものは別のスポンジで軽く洗う。

⑸手の感触でアブラ汚れが落ちなくなったら軽く絞り、暖め湯と洗剤を軽く補充する。食器種ごとに軽くまとめて置く

⑹普通の水道水ですすぐ


…とまあ、ざっとこんな方法である。⑸が終わるまで流水は基本使わない。だってもったいないじゃん!

ちなみに”mottainai : もったいない”というコトバは英語でも”単語”として認知され、世界で使える単語なのだという。

時事用語辞典によると、『2004年にノーベル平和賞を受賞したケニアの女性環境保護活動家、ワンガリ・マータイが世界に広めている日本語。来日の際に覚えて感銘を受け、05年2月に国連の「女性の地位向上委員会」で紹介。彼女が推奨する3R(「ごみ削減( reduce )」「再使用( reuse )」「再利用( recycle )」)につながるとして注目されている』だそうで、他国ではこれに相当する単語さえないような日本独特オリジナルかつ時代にマッチした優れた価値観であるらしい… たしかに!



ポイントを紹介すると…

⑴食器洗いの要点は、いかにアブラをきれいに落とすか、である。だから洗剤の効きが良いように暖めることが肝腎だ。いわゆる中性洗剤は良く水に溶けるので、アブラは液体であればアブラとも馴染みよく混合して乳化してくれる。溶解は分子レベルやイオンレベルまで細かく均一に溶かす作用であるが、乳化はアブラ分子の小さな塊を水の中にほぼ均一に分散させる作用である(後述)。ただし小さな塊にするためにはアブラも液体である方が都合が良く、逆に固体状だと容器に張り付いたままとなり、洗浄を難しくさせ、スポンジの損耗を早くしてしまう。したがって皿やナベの上で冷めて固体状になったアブラを暖め湯によって融解させ、あらかじめ液体化させておく必要があるワケだ。


⑵簡単に除去できるアブラや汚れを水道に流すなんて下水道の負荷以外の何物でもなく、むしろ生ゴミとして焼却処理する方が良い。ここでキッチンペーパー(ダイソー製品でも1枚0.92円程度)とかを購入して使うのは資源と資金の浪費とも言え、トイレットペーパー(TPと略す。1mあたり約1.0~1.2円程度)の方が安くなるかと。もし捨てるばかりの不要な衣類を切ったもの(ウェス)とか貰ったポケットティシュー(きっと家のどこかにたくさん保存と言う名目で放置されてる)を有効利用すれば実質無料になる。ポケットティシューなんかは我が家に引き出しまるまる1段分のストックがある。ちなみにこの段階である程度しっかりアブラを拭っておくと、あとの洗浄の際にスポンジにアブラが回りにくくなるようで明らかに寿命が延びる。


⑶みなさんメーカーのCMどおりにいっぱい絞り出しているのでは? 歯磨き粉とか洗剤とかみんなそう。そこまでヒドイ汚れのモノを洗ってますか? メーカーはとにかくいっぱい消費させたくていろいろ理屈を付けるけど、実際のところ半量以下でも充分すぎるし、なにより洗剤を浄化するという「環境負荷」を格段に低下できる。つまり下水道や河川への負担を軽減するのだ… こういうのこそがリアルに持続可能を実現できるSDG’sだと思うんだけどなぁ… かつての琵琶湖での取り組みのように。


なお、ナベやフライパンは通常のスポンジで洗うとアブラが回って沁みつき明らかに早く劣化するため、そのときだけは硬めのスポンジに交換して少し洗剤を付けて極力軽く擦るようにしている。外国人の指摘によると日本人は中華ナベやフライパンなどでもアブラ分をゼロにしようと頑張る方が多いらしいが、欧米の方々はちょいと拭ってすぐ仕舞ってしまうケースが多いのだと言う。衛生面とかGOKKY(例の昆虫G)とかを心配する方もいるが、どうせ調理の際に加熱(殺菌)することを思えば、そこまで努力する必要はないのではないか。私も例外ではないが、日本人全員が洗剤会社のCMによってキュキュッと洗脳教育を受けているようなものなんじゃないだろうか。

サティは通常の皿を洗剤で洗ったあとにナベの上でスポンジを絞り、次に硬めのスポンジに替えて軽く擦ってからその液体を捨てる。さらに堅めのスポンジにほんの軽く洗剤を付けて通常のように洗う。これでも神経質なくらいだと思うし、そして洗うための水分だけを”湯”に替えるだけでも、スポンジの耐久性もちは驚くほど長くなる。

ちなみで我が家でGを目にするのは3年に一度くらいで、むしろ貴重な… いやいや、それはない。


⑷泡立ちが減っても、洗浄力が無くなったワケではない。使ってない部分や裏面にはまだまだ結構残ってる。


⑸食器がアブラギッテルのはちょっとイヤだからなぁ… そこは必要な分はちゃんと使うけど、無駄には使わない…という加減で。食器を軽くまとめて積んでおくのは、⑹の工程で使う水量を減らすための重要なカギになっている…同じものは重ねて置けるから。


⑹すでに洗剤で”乳化”しているアブラ気を流すだけの行程だから単なる水道水で充分。でも冷たいから温水を使いところだけど… すべてを洗い終えたところで手を最後に暖めてあげては如何いかが? ⑴で「お好みで2個」と書いたのを覚えてますか? 実はこの工程で暖め湯に手を浸して「ほっと」してから、最後に容器を軽く洗って暖かく終われる。


ちなみに”乳化”とは、溶け合わないはずの水分と油分が混ざっている状態を指す。このとき水と油は溶液のように均一に混ざっているワケではなく、たいてい水分の中に油分が球形の小さなミセルになって浮遊している。化学ではこういう液体を”コロイド”と呼んでいる。また水分と油分の間で両者が仲良く分散共存できるように取り持つ物質を特に”界面活性剤”と称するが、こうしたコロイドは天然でも例えば牛乳、加工食品としてはマヨネーズなど多くの例がある。


そうだなあ… チョコレートの原料は御存知ですよね。でもアブラっこくは感じないでしょ?

原料を割合の多い方から挙げてみよう。カカオマス(これは油脂)、全粉乳、ココアバター(これも油脂)、レシチン、香料と表記されているが、この場合全分乳に含まれる成分の一部とレシチンが界面活性剤の役割を担っていて、アブラが唾液という水に”分散”するように働いている。だからチョコは口溶けとろり美味いワケで、界面活性剤がなければただの極甘のべたべたアブラにしかなれないものだ。無論トロリの口溶けなどするはずもない。半世紀前のココアを知っている方は、いかにココアを上手に作るのが難しいかをよくご存じのはずだ。レシチンは主に大豆等を原料にして製造される添加物で、食品の世界では代表的な界面活性剤として用いられる。


以前の洗剤には油脂を原料とした石鹸の成分である”脂肪酸カリウム”などが使われていたが、これは特に低温時の溶解度が低い上に”石鹸カス”がこびりつく問題があった、さらに水溶液は塩基アルカリ性に傾くため布地を傷める困った性質を持っていた。そこで溶解性が強くて水溶液が中性で沈殿性の塊を作らない製品が開発されたのだが、それがABS(アルキルベンゼンスルホン酸)や”ラウリル硫酸ナトリウム”等である。

ただこれらの薬品は作用がキツ過ぎて、生物たち、とくに水界の生物たちには致命的な影響をもたらしがちな困った性質も併せ持つ。台所の定番昆虫Gにだって致命的だ。うそだと思うならぜひやってみていただきたいのだが… 出現したGに洗剤をかけてみるだけで良いし、薄めてスプレーしても良い… 結果は想像どおりの驚くべきもので、下手な殺虫剤よりスゴイ効果を隠し持っている。ただしGについての作用機序は毒性というより界面活性作用によるものらしい。つまり…通常Gは水を掛けただけでは死にはしない。彼らは肺呼吸ではなく、硬くて水をはじくキチン質の外骨格に空いた”気門”という小さな穴から気体を出し入れして呼吸しているからである。しかし界面活性剤が混じると水の性質が劇的に変化してキチン質の外骨格にビタッと張り付いて”気門”を塞ぐ結果、かれらは呼吸できなくなり、酸欠で最後を迎えてしまうのである。


他にも、例えばプーンと飛んで来るうるさい蚊を”撃墜”する方法がある。これは実に簡単で、向かってくる蚊に薄めた洗剤をスプレーするだけだ。これだけで彼らのはねは水分を弾けなくなるどころか吸収までするようになり、結果翅が重くなって墜落するのである。

なにも生き物を対象にしなくても、実験は簡単にできる。

1円玉は、そっと水面に置くように頑張れば水に浮く。紙に載せて水面に浮かべてもよい。やがて紙だけが沈むだろう。さて1円玉は比重からみれば水中に沈むはずだが、アルミニウムと水はなじまず、互いに弾きあう”表面張力”が作用して水面に半ば落ち込みながらもこのまま沈むことはない。

ここで数センチ離れたところに水を1滴… 落としてみる。揺れながらも1円玉は沈むことはないだろう。

では今度は同じ場所に薄めた洗剤を1滴… 落としてみる。揺れて、数秒後に… 1円玉は沈むだろう。これは洗剤がアルミと水の弾きあいを”仲裁して”なじませるためである。


あややや失礼しました、だいぶ本論をはなれてしまったではないか。



ところで…

主婦の皆さま、この⑹の工程で40℃くらいの湯を湯をじゃんじゃん使っていませんか? ここで使う湯は、ただ単に洗剤を落とすためのもので、あっと言う間に…なかには食器に触れもせずに捨てられてしまうものではないですか? ここ勿体なくないですか? 普段は1円単位で倹約してるのに、ここだけは景気よく贅沢にただ熱エネルギーを与えて捨てるだけなんて… 最近水道も電気もガスも値上がりしてますからね。一度で良いから、洗い湯を洗面器に入れて約何リットル使っているか計ってみると良いと思います。それを温めている電気代またはガス代も掛かってますからね… 一月まとめたらいったいいくらになるでしょう… それが毎食ですからね。 さらにこの段階って、⑴と並んで手荒れの要因にもなってる気がします、数字的な証拠を掲載したいですが今は無い…


揚げ物の日とかはもうちょっと大規模になるけど、基本は一緒。洗剤で洗うときは hot、流すときは natural というだけの話でした。

まあ家族間の食器の洗い物だし、カビ細菌1匹の生存も許さない… なんてそんな大層なものじゃないから、持っただけでアブラギッシュなんてことがなければそれで良いかと愚考いたします。


なぜかって?

流行りのノロウイルスの感染方法を御存知ですよね。最初は牡蛎カキの生食とか加熱不良しか、または感染者でしょうけどね。

家族間ではほぼすべてが接触感染、敢えて別表記の漢字で書くと「摂食感染」なんです。早い話、御家庭では結構な確率で「ノロウイルスを含む便や嘔吐物」が家や人体のあちらこちらに付着してしまっており、それら排泄物の末裔が手や食器等を経由して互いに口にしてしまっている現実があるという証拠です。

ノロに気を付けていてもそうなるワケですから、いわんや普段をや…

まあ、ある程度なら普段はそれで無問題なので、ウイルス1分子やバクテリア1匹まで存在を許さないとかいうワケでもなく、そこまで神経質になるだけ無意味というものです、はい。


実は食洗器というものを使ったことがないのでそちらとの節約効果比較はできない。少なくとも強力な洗剤をメーカー規定量だけ自動で使い、結構熱い湯を電力で沸かし、またまた電力で強力なポンプを作動させて水を噴出させているかと思われ… まあわからないことへの論評は止めておくか…



何でも値上げの昨今さっこん、水道料金、ガス代、電気代、スポンジ代にキッチンペーパー代も例外ではない。べつに1円、10円が惜しいような経済力というワケでもないが、無駄な出費は抑えたいし、なんせ環境に余計な負荷は掛けたくない。

どっかの「環境少女」みたいに国連演説の前は船で出発してアピールしたクセに、帰りのスタッフは飛行機…みたいなことは単なる見栄と無知に過ぎないが、生きとし生けるまともなニンゲンはもうちょっと地球環境の保全と浪費抑制を考えて実行せにゃいかん気がして…



まずは自分のできることから… そしてその結果が節約に繋がるならば遣り甲斐も動機も増えてゆくものかと愚考いたしまする。

誤解しないでいただきたいが、私のこの方法が良いと言っているワケではなく、各自で工夫して貴重なすべての資源をなるべく浪費しないように頑張ってみませんか…という啓発ですから、あくまでも…



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