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第60部分 おい本当か、ファブリーゼ

第60部分 おい、本当かファブリーゼ


(今回は雑記です)


特にコロナ以来、除菌だ消臭だのとテレビCMがやかましい。

で、いつも気になる… というか、特に目障り耳障りなのが某ファブリーゼのCMなのだ。

あれって誇大広告じゃないのか?

なぜアレが放置されてるんだ?


念のために先に言っておくが、筆者は「登録販売者」試験に合格している。

その資格試験の勉強中に、様々な薬品の効能リストを自作して非常に効果的だったことは、以前この「みんかこ」で報告したとおりである。


その中から殺菌消毒成分または消毒薬を抜き出してみよう。

 

(目的) (有効成分名)         (特徴、備考)

眼科   スルファメトキサゾール      細菌のDNA合成を阻害

含嗽   チモール             細菌バクテリア真菌カビに有効

歯科皮膚 クロルヘキシジングルコン酸    細菌と真菌に有効

                        しかし結核菌とウイルスには無効

                        刺激強い、アナフィラキシーの可能性

痔    イソプロピルメチルフェノール   細菌、真菌に有効

歯科   フェノール

歯科   オイゲノール

鼻    ベンザルコニウム塩化物      細菌による二次感染を防止

鼻    ベンゼトニウム          細菌、真菌に有効、結核やウイルスに無効

消毒薬  クレゾールせっけん液       細菌、カビに有効、ウイルスNG

消毒薬  イソプロパノール         全てに有効(ウイルスにはエタノールより弱い)

消毒薬  エタノール            全てに有効(70%程度の水溶液で使用)

消毒薬  次亜塩素酸ナトリウム       全てに有効、皮膚刺激強、人体NG、プラゴム劣化

消毒薬  さらし粉             酸性で塩素ガス発生

消毒薬  ジクロルイソシアヌル酸Na    塩素臭や金属腐食性抑制

殺菌   ヨウ素系(イソジン等)      全てに有効、アルカリ性で効果低下、刺激強い


御覧いただきたいのは、(特徴、備考)欄である。

「細菌、真菌に有効、結核やウイルスに無効」などという文字が見えるはずだ。ちなみに結核菌は細菌の仲間に分類される。枯草菌も同様だが、彼らは環境が悪化すると「芽胞がほう」とか「厚膜こうまく胞子」という格別熱等に強い胞子をつくる特徴がある。もっと聞きなれた名前で紹介するならば「納豆菌」と言い換えても良いだろう。


以上の殺菌消毒成分のうち、細菌バクテリア真菌カビ、ウイルスのすべてに有効なのはイソプロパノールとエタノール(どちらもアルコール類)、次亜塩素酸ナトリウムなどの塩素系(クロル等)そしてヨウ素系イソジンなどしかないのに気付くだろう。

まずこれが第1段階の確認だ。


第2段階に進もう。

上記の病原体を大きさ順に並べてみる。

もっとも大きいのは真菌、すなわちカビである。カビは基本的に細胞が連なって菌糸を作るため大きさの目安を挙げるのは難しい。中にはコウボキンのように菌糸を作らずに単細胞で生活するものもある。カビは真核生物であり、細胞の中に核膜を持ち、その中に遺伝情報DNAを保持しているという共通点がある。


次は細菌バクテリアで、彼らは細胞膜は持つものの、核膜はない。言い換えると遺伝情報DNAは剝き出しの状態で細胞内に浮遊している「原核細胞」であるという共通点を持つ。大きさは大腸菌なら3μマイクロメートルといったところだ。

カビとバクテリアは細胞が基本単位であり、その気になれば光学顕微鏡で見える大きさを持つ「生物」である、とまとめておくことにしよう。


ちなみに…

共に腐敗とかイヤなニオイと縁が深く、俗に「ばい菌」とまとめられることが多い両者だが、細菌バクテリアが属する原核生物と真菌カビが属する真核生物とは生物としての体制は全く異なるものだ。

例えていうなら、ニンゲンとサクラは遠いながらも親戚筋に当たるが、バクテリアとカビはまるで他人…というより異世界の生物である、というくらい縁が遠いという感じだろうか。ただ彼らのような分解者が居なければ、地球上はモノが腐らず、植物も健全に成長できず、我らの腸内での消化活動にも大きな支障が出てしまう… そういう結構重要な役割を黙々と果たしてくれていることも忘れてはならない。



ところで… ウイルスは生物とは言い難い存在である。大きさは極小で、細菌の1/10~1/100の大きさしかない。理由はカンタンで、ウイルスは細胞なんてダサいものは持たないからである。


では、どのように生きているのか。

いや、そもそも生命など持たない、ちょっとだけ特殊な特徴を持った「単なる化学物質」に過ぎない存在なのである。

ウイルスは遺伝情報物質としてDNAもしくはRNAと呼ばれる「核酸」を持ち、その周囲をコートタンパク質で覆って大事な遺伝情報を護る構造を持つ。種類によってはこれまた特殊な「酵素」を持つものがあるが、この解説は省略させていただこう。

こんなにシンプルなのに、ウイルスは自己増殖、つまり数を増やすことができる化学物質なのである。

え、どうやって?


それが他の生物の細胞を乗っ取り、その細胞にウイルスの子孫を作らせる、という方法なのだ。

例えば… ヒトがインフルエンザウイルスに曝露ばくろされる。そのまま症状が出ない不感感染で終わるケースも多いが、免疫が間に合わずにヒトの喉の細胞が乗っ取られ、哀れインフルエンザウイルスの子世代の培養容器にされてしまうこともある。感染された細胞はウイルスDNAに操られて自身のすべての栄養と精力を敵の子ウイルス製造に費やすことになり、やがて細胞内には無数の子ウイルスが生じて…

 

BANG!


子ウイルスが撒き散らされる一方で、あんなに奉仕させられた細胞は死ぬのである。こうした連鎖でヒトはインフルエンザを発症していくのだ。テレビのCMなどでは、「ウイルスを殺す」などと表現されることも多いが、そもそも「菌」ではないしはじめから生きてはいないのだから「殺菌」という用語は適切ではない。同じ意味で使うなら「不活化」あたりが適切な表現になるだろう。

つまり「体内の病原ウイルスを不活化する」ことは「自身の細胞を殺す」のとほぼ等しいことである。したがって、ウイルスの増殖を抑えるには、ウイルスが細胞を乗っ取る過程を阻止したり、細胞内部で増殖(というか複製)を阻害する…ことなどが主な対策になってくる。そういう意味で市販の風邪薬などはウイルス増殖の阻害には効果がなく、対症療法だけのマイルドなものにならざるを得ないワケだ。

なぜかって? ウイルスはDNAやRNAといった「核酸」とタンパク質のみから成るが、これらは元々ウイルスが感染した宿主細胞が作ったものである。つまりウイルスの増殖を阻害そがいすることは、そのまま細胞の生命活動を阻害することに直結… これは細胞が死ぬことを意味するわけで、要するに「危険」だからなのだ。


ウイルスはとても小さい。もともとは素焼きの容器を透過する不思議な病原体として認知されていたほどのものなのだ。くどいようだが大きさは細菌の1/10~1/100程度のものであり、単純に言えばマスクの網目など気休め程度の効果もないはずだ。しかし現実にはマスクの効果はある。これはいったいどうしたことか?


ハックション、とくしゃみをすれば、数百万数千万のウイルスが飛散する。しかしこれらの多くは一緒に飛んだ唾液や鼻水や痰の微小な水滴と共に飛散しており、この微小な水滴の飛散をマスクが受け止めてくれるのだ。無論効果は100%ではないが、無防備に飛散させるよりもはるかに少数になるし、くしゃみの勢いも減衰する。運悪くマスクの外に逸出した水滴はやがて気化蒸発し、ウイルスもそのほとんどが乾燥や紫外線などによって勝手に不活化されていく。そう、運の良かったものだけが、吸気されて次の宿主細胞に巡り会い感染していくのである。


いま筆者の机には不織布マスクの箱がある。「ウイルス飛沫、花粉を99%カットする高密度フィルター」などと効能が謳われている。息は鼻の横からも漏れたりするのでこんなのウソに決まってるんだが、形だけでもマスクさえしておけば、少なくともマスク警察から追及されることはないからこれで良いとしよう。だいたいこの両者は直径だけでもざっと1000倍の大きさの差があるワケで、同じ土俵で勝負すること自体がすでにおかしいわけだ。より具体的の表現するならば、大きさ1mmの粒子(ウイルスに相当)と1mの粒子(花粉に相当)とを同じざるを使ってフィルターできるか… ということと同じレベルで、こりゃ無理な話だと思っていただけるだろう。

ウイルス飛沫を除去できるだけの本気で細かいフィルターのマスクをしたら、通気が悪いがためにまともな呼吸などできなしない。


話を元に戻す。先ほどの薬品リストを再度ご覧いただこう。

細菌、真菌、ウイルスのすべてに有効、かつ市販薬に配合されているものは

・イソプロパノール

・エタノール

・次亜塩素酸ナトリウム

・ヨウ素系(たとえばポピドンヨウ素)

あたりである。


当然ファブリーゼあたりには、それ系の成分が含まれているはずだろう。

そこで、製品のパッケージを調べてみた。

ちなみに「W除菌、99.9%除菌」と明記してある製品である。

まず肝腎な成分から見ていこう。お使いのみなさん、見たことありますか?

 成分:トウモロコシ由来消臭成分

    緑茶成分

    除菌成分(有機系)


なんじゃそりゃ… 書いてはあるけど、全く実態が判らんではないか。


そもそも筆者がこの製品のことを調べ始めたのは…

筆者はこんな製品を使わないので、はっきり言ってどうでも良いのだが、TVのCMがあまりにも五月蠅いのと男性、特におっさんに侮辱的であることと「ウイルスにも効果がある」、「布汚れの洗浄効果がある」という効果を謳っているように見えたからである。

そんなバカなことがあるはずもない。

考えてみてほしい。

・しぶとい細菌や真菌、そしてウイルスにまで効果があるような強力な薬品が、か弱いニンゲンに害がないワケがない。

・水やアルコールという揮発性物質なら蒸発するだろう。しかし布についた揮発性でない物質がその場でそのまま浄化や洗浄できるなんて有り得ない。


そうじゃないですか?

要するに座布団にひっくり返ってTVを見ながら、誇大広告(そしてそれにたやすく騙される方々)を感じたからだ。そしてこんなCMを幾千回も何のチェックもなく放映を許しているTV局やその道の専門家たちにもムカついてきたからでもあるじゃろう。


ん? じゃろう?

おお、そうだ、JAROというものもあったな。いったい何してるんだ?


さらにべつの場所にはこんな文章が並んでいる。再度伺いますが、お使いのみなさん、見たことありますか?

「特定菌でテスト。全ての菌に同様の効果が得られるものではありません」

「ニオイの元となるバイ菌が除菌され、乾くにつれてニオイが消えます」


まてまて、特定菌て何菌だ?

そもそも細菌バクテリア真菌カビなのか?

「バイ菌」という極めてあいまいなコトバをどういう意図で使っているのだろうか



今度は広告をチェックしてみた。

・金のファブリーゼ:洗剤で洗えないものに。消臭成分最高レベル。

 まてまて、これは消臭効果しかないのに「洗浄効果」を連想させ、混同させる意図を持った内容ではあるまいか。確か「ファブリーゼで洗おう」という謳い文句もあったはずだ。

・銀のファブリーゼ ウイルス除去成分(この成分はHPによれば銀とシリカらしい)

 エンベロープ型、非エンベロープ各1種でテスト。全てのウイルスを除去するわけではありません。特定の菌・条件下で試験。全ての菌に同様の効果が得られるものではありません。


…と小さめに注釈がついているにも関わらず、宣伝文では「2021年秋、ファブリーゼ史上ウイルス除去成分最高レベル配合の商品が新登場。今まで除去できなかった菌を除去*し、従来同様、エンベロープ型はもちろん、非エンベロープ型ウイルスも除去**できます。」

と明記してある。

これはいったいどう解釈すれば良いのだろうか。


「エンベロープ型、非エンベロープ各1種でテスト」したはずなのに

「エンベロープ型はもちろん、非エンベロープ型ウイルスも除去**できます」と、まるで全てに効果

があるような詐欺的表示になっている。

さらに「皮膚科医監修肌テスト済みで、除菌・ウイルス除去ニーズが高い現場でも使用されています」

とダメ押しまでしているが、これはこの商品の誤った宣伝を真に受け、確認せずに使用されている可

能性も考えられるので、確かな根拠とは言えないだろう。それに皮膚科医ってどこの誰なのさ?

そもそも銀やシリカにウイルス不活化効果があること自体が疑わしいのだが…


どっかのQ&Aにこんな問いもあった。

Q:ファブリーゼはノロウイルスを除去できますか?

A:ファブリーゼのウイルス除去効果は、エンベロープウイルスの1種であるインフルエンザウイルスを使用して第三者機関(北里環境科学センター)によって確認されています。 ただし、ノロウイルスやロタウイルスのような非エンベロープウイルスなど、除去の対象外のウィルスも相当数あります。


なんだって? ではなく、やっぱりね…って感じです。


ええい、ついでだ!

ファブリーゼにダニを駆除する効果はありません、だってさ、は、は、は。



あらあら、CMどおりのイメージなら、これさえ使えばピカピカの無菌状態、かつニオイも消えるとみんな思ってるだろうに、実は薬剤耐性のカビやバクテリアがはびこり、ウイルスは残って宿主が来るのを待ち伏せ、さらにダニさんのお出迎えまで受けることになるのか。


そうだよなぁ、そんなすごい効能があるんだったら、そしてもし安全性が保障されているなら、真剣な医療現場でも殺菌消毒薬としてファブリーゼが活躍しているはずだもんな。

だいたいこういった細菌や真菌、ウイルスの類は耐性菌や耐性ウイルスが生じるのも速いし、従来型と置き換わるのも速いものなのだ。毎日連用していたら、医療界で問題になっている耐性菌などが生じていても何の不思議もない。いったん生じたら、耐性菌のみがじゃかじゃか増えるのは当たり前で…

これじゃなんのために除菌したのか… 元の木阿弥じゃないか。


さらにさらにこんな記事もでてきたぞ…

ファブリーゼの 消臭成分は「トウモロコシ由来消臭成分」のみの表示だが実際には「シクロデキストリン」という、環状になったデンプンのような分子(オリゴ糖)だ。環状の大きな分子の中に臭いの分子などを包み込んで消臭する作用を持つのだという。ただし揮発はしないので、撒いた分だけ確実に布等に蓄積していくことになる。

まてまて、「洗おう」どころか、率先して汚しているようなものじゃないか。

なるほど、だから連用しているとベタベタしたり色が着いてきたりするという意見があるんだな、私は使ったことないけどさ。

そして布等に蓄積したこれらの糖類は、薬剤耐性を持った細菌やカビの素晴らしい栄養源になるだろう。


そもそもニンゲンにはそのへんの細菌やら真菌に対抗できる免疫力があるし、そういった菌類の世界でも「フローラ」が形成され、それなりのバランスが保たれているのだ。毎日そういう敵と闘いつつ対抗手段を磨くのである。日本人が某アジアの国の生水を飲むとやがて腹痛に襲われるようだが、現地の方にとっては何ともないのと同じで、そのへんの家具や服についている菌類など不潔でさえなければいささかも気にする必要はないのである。(ただしコレラ菌など強力な病原菌を除く)


筆者は使ったことがないが、世の中の何%かの人は、糖類と共にまともに表示できない成分を平気でどこにでも撒き散らして「きれいなつもり」でいるわけなのか…


いや、むしろ知らないということは幸せなのかもしれないな、うん。



では肝腎な殺菌成分を見てみよう。

ファブリーゼの除菌成分は上記の環状糖類と合成界面活性剤とメタノール(アルコール)だという。

メタノールはわかる。優れた殺菌剤だしウイルス不活化効果も高いし、揮発して飛んでいく。


Q:では合成界面活性剤ってなんだ?

A:それはQuatクウォットだ。


ん?

Quatクウォット= 第4級アンモニウム塩 と言われても… 、ねぇ…

その具体例は「塩化ベンザルコニウム」や「塩化アルキルトリメチルアンモニウム」などで…


ちょっと待って! たしかさっき…

あったあった、

鼻 ベンザルコニウム塩化物 細菌による二次感染を防止

鼻 ベンゼトニウム     細菌、真菌に有効、結核やウイルスに無効



その効能は… 「細菌の細胞膜を不安定にして細胞を殺す性質をもつ」だと?

ウイルスには効かないよね、これ。だって細胞膜は無いんだから。逆にもちろん人体にも影響はでるよね、これ。

ははん、やはり、皮膚刺激が強くアレルギーの恐れがあるため、「表示指定成分」に指定されていた。


JARO(日本広告審査機構)に申し立てをなさった方もいたようだ。すごく面白い記事だが、著作権に触れそうなので書けないのが残念だ。ただ製造会社の出したエビデンスまで上げてしっかり検証されたようで、もう尊敬しちゃいます。

ほんの一部だけ無許可で抜粋してみよう。(どこにあったか捜せないので…すみません(泣))


【当該CMでは「一吹きするだけで雑菌を99%除去」とアナウンスし、さらに画面に「99%以上除去!」と大きく文字を表示していました。しかしいただいたエビデンスでは「試料をそれぞれ滅菌シャーレに入れたペーパーDiskに10プッシュ添加した」とあり、この試験はシャーレの中で当該商品に菌を浸した状態で行われたものでした】


おい、ぜんぜん違うだろ。

一吹き と どっぷりドブ付け だよ?

これだけでもう十分詐欺商品であることが想像できるだろう。


もう疲れたし、呆れた。いいや、終わる。


でもあと1点だけ。


以前のこの会社のCMはおっさんはキタナイ、クサイという前提で作成されていた。世の男性はそのへん鷹揚なのですぐに目くじらを立てたりはしない。

たしかに筆者の眼の前ばかりを残飯ムシ(ショウジョウバエのこと)が飛び回ったりして凹むこともあるけどさ。

だがもし男女の俳優を入れ替えたバージョンのあのCMを作ったら、即刻必ず大量の女性からのクレームが入り、即日打ち切りになったことは、中国が尖閣諸島の領有化を狙っているくらいに明らかである。


言っとくが、オンナだってクサイときゃクサイのだ。誤解は困るが、べつにそれがイヤとか言ってない。くさいからといっても一瞬心で思うだけで格別騒ぎもせず、あるがままを受け止めるだけである。

一方オンナは自身が被害者である場合は鋭くヒステリックに反応するが、自身が優越的またはラクで得する立場であるときは被害者的立場のオトコに成り代わって抗議してくれないようだ。

今は亡きスポーツテストの長距離走だってそうだったではないか。

「女子だけがなぜ1000mなんですか? 男子と同じように1500m走らせてくれないなんて男女差別です」

と抗議したケースを私は知らない。

これは彼女たちの人権運動が、実はニンゲン総員の権利を尊重して行われているワケでなく、女性の権利のためだけに主張されていることを意味している。


あのCMが放映されたとき、これは男性の、特にオッサンに対する偏見だイジメだと言って抗議した女性は知る限り一人も居なかったのがその証である。さらにその放映はその後も永く続けられ、男がオッサンがくさいというイメージを日本国民に植え付けるのに成功したワケだ。


無論筆者はあの製品は使わない。

だってさ、

「おい本当か?」

そう難詰したいくらいに、どう考えても疑わしいんだもんね。


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