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夢のために。  作者: もな
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耳が聞こえない。

不思議だった。

ある日起きたら左耳が少し遠かった。


少し前から営業電話の音が聞き取りにくいとかはあったけど。


その日病院に行って診察を受けたら、突発性難聴って。

言われて少し安心したっけ。


でも、症状はなかなか治らず再診。

脳系の可能性があると、大きい病院で見てもらうことになった。


耳鼻咽喉科でMRIの順番が来るまで入院し、ステロイド投与。

でも病院の雰囲気がなんとなく怖いのと、薬が効かなくてすぐ退院。


その後2種間後にMRIを受けて知った、

聴神経腫瘍(脳外科手術)。


私は神様に呪われてるのかと思った。


小さい頃に、盲腸の手術をした。

あんなに小さい頃に嫌な思いしたんだから、

もう絶対しないって、謎の自信があったのにダメだったみたい。


ちょうど耳が聞こえる少し前、実の妹から呪いラインみたいなのが来てたから、嫌な予感はしてた。

恨まれた末なのかなって。


でも、学生時代、虐められて、馴染めなくて、

辛くて辛くて本当に辛い人生歩んできたのに、

もっともっとどん底に落とされるんだって、

病気になったことも辛かったけど、

自分の人生も恨んだ。


でも死ねなかった、死ぬのは怖かった。

生きたかった。


脳外科手術をする先生に、たくさんのリスクを説明された。怖かった。でも生きたかった。


手術をすることを決めた。

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