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AZUL OCEAN  作者: 鈴波 乃夢
9/9

その7 出会い

突如知らないお姉さんに声をかけられた。


って当たり前だろ、こっちにきて部活メンバー意外と話すのなんて初めてなんだし。


他のみんなはどうやら口を開けて何を聞かれてるか分かっていないみたいだ。


なら一番早く状況判断ができた僕が


「はい、日本から来ました。」


「あー、やっぱりそうよね!!」

「私同士って言ったらいいのかな。私も日本から来たのよ。」


「そうなんですね、僕は長門響といいます。神奈川県の高校に通っていた高校2年生です。」


「私はあやね、東北の大学4年生。あやね姉さんって呼んでね。」


「あやねさん何個か…」


「あやね姉さん!!」


あ、この人そういうタイプか…


「あやね姉さん、私は鏡夜美希っていいます。いくつか質問いいですか?」


名前を呼べずにいると、美希が助太刀してくれた。


どうやら頭が状況に追いついたらしい。


「それはいいんだけど、その前に君たちいつこっちにきたの?」


「えっと、2日前です。」


「なるほど、なら何も分からないわけだ。ちなみに何人?」


「自分含めて8人です。」


「となるとここには4人ってことはあと4人いるのね。」


「あぁぁ!!!」


4人の声が揃った。


「やっべ、あいつらのこと忘れてた。」


「なるほど仲間の他の四人もここに来てるのね。ならその子たちと合流してもう一回ここに来て。」

「そしたら私が今わかってること教えてあげるから。」


「わかりました、ありがとうございます。」


いつの間にか話せるようになってた進と明も含めて挨拶をすると合流場所に急いだ。


「どれぐらいたった?」 


「たぶん、俺の腹時計だと24分ぐらいだぜ響。」


「まずいわね、心配してむやみに探すために動いててもおかしくない。」


「いや、大地のことだ。ここであいつは動くという選択肢を取らないよ明。」


「とりあえず急ごう!!」


美希の最後のかけ声と共にみんな走り出した。






「はぁーーはぁーーー言っただろ。大地は動かないって。」



「何よその勝ち誇ってた顔は!私も信じてたわよ。」


「そんなに急いでたってことは遅れた理由がある感じだな。」


「あぁ、聞いてくれ。日本からこっちに飛ばされてる人を見つけた。話をしてくれるらしいからみんなはやく来てくれ。」


「響、そう急ぐなよ。あのお姉さんは逃げないって、たぶん。」


進がそんなことを言っている。


「確かに、落ち着け響。」


「そうだな、やっとひとつの光が見えて更新しすぎてた。すまん。」


大地に言われ少し落ち着いた。


ただ、この突如転移された中でやっと見えた光だ。


掴むしか選択肢はない!


「よし、じゃあ案内頼むよ響。」


「おう!!」


そして、また店に向かった。





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