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AZUL OCEAN  作者: 鈴波 乃夢
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その3 夜の会議

 美希と2人にしてくれた進の思惑通りの進展にならなかったが、響にとっては楽しい時間だった。


洞窟に帰ると進達は帰ってきていた、どうやら目当てのものは入手できたらしい。


5分もしないとうちに大地達も帰ってきて8人全員揃った。


まだ火がでてるうちに進が火を起こしてくれて夜を迎える準備もできた。


幸いなことに漂流したこの島は夜に途端に気温が低くなるようなところではないらしい。


「とりあえず夕飯にしよう」と大地が言ってみんなにバナナを渡していった。




 バナナを食べながらみんな瞑想に浸っていたのだろうか静かだった。


大地が話始めた。


「とりあえず今の現状の再確認と個々でわかってること、見解を共有しよう。」


ほんとにこいつは頼りになるとおもいつつ、賛成の意を伝えた。


異論がでることもなく、始まった。この部活メンバー全員が仲がよくてほんとによかったとおもう。


まずは大地が、部活を終わったあとからのことを話始めた。


「部活でアイス奢りの賭けをして、響が負けてみんなにガリガリ君を奢ることになった。そして、守の提案で浜辺に円になるようになって食べることにした。そして、みんなで話していたら突如高波がきて、漂流してこの島に流れ着いたと。」


みんなが頷く。


そのあとを守が引き継ぐ。


「その後、俺が最初に起きたから他の7人を探した。周辺に響意外の6人がいたからみんなを起こして響を探した。そしたら200メートルぐらい離れた岸に倒れてたのを見つけたと。」


「その後、みんなで集まって俺が洞窟を見つけたことを説明、とりあえずそこを拠点にすることを決定し、響を進に背負わせて移動したんだったよね~。」


と欠伸をしながら翼が言った。


事実を確認したあと自分の見解だが、俺は下手したらと心の中で思ったことをみんなに言ってみた。


「俺らさ、異世界召喚されたんじゃね?」


一回時が止まってみんなが大爆笑した。


「響はアニメ見すぎよ。」


「いや、でも今自分らで何が起きてるかわからない以上その可能性もありえる。」


明に笑われたが、大地が真面目なことを言った。


大地やっぱりいいやつすぎると思いながら、色々と考えた。


そこで翼が爆弾発言をした。


「そういえば俺さ、海で船らしきものを昼間に見たんだよね。」


みんなが同時にオイ!と突っ込んだ。


さすが翼どこにいてもマイペース度はいつも通り平常運行だ。


じゃあ、私もと美希。


「実はね、木拾ってるとき山の奥の方に町みたいなのがあったのよね。見間違いかと思ったんだけど一応認識しておいて。」


他に報告ないかなと大地が確認した。


よし、とりあえず現状の整理ができた。


「じゃあ、明日は海に見張り2人を交代でつけよう。あとは、美希が言ってた町が気になるからそっちの散策に3人。あとの3人は食糧と薪などの確保に当てよう。」


「あと追加でもう一つ提案。一応夜に何かあるといけないから見張り2人を交代でつけようよ。」


「それは名案だね。異論あるひといるかな?」


「異論なし。」みんなが声を揃えて言った。


こうして守の案で見張りを二人つけることにした。


そこにさらに六花からこんな案も


「この洞窟のすこし奥に部屋みたいになってるところが2つあるから男子と女子で分けて寝る部屋にしない?」


この意見も満場一致で決定。


そして、寝ることになった。


余談ではあるが、見張りのペアは美希だった。





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