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その0 始まり
AZUL OCEANそれはこの世界で最も真っ青であり、最も透き通っている海
そこに海の神ポセイドンが降臨し一つだけ願いを叶えてくれる
そんな伝説が存在するからこそこの大海賊時代は始まったのである。
この血と汗の混ざった熱い時代が!!
「敵船発見!2時の方角より前進中!!」
『総員戦闘配備につけ!』
総員が慌ただしく動きだす。
「船首砲発射準備完了!」
『船首砲1番から3番撃て!』
「船長、敵船前方浸水している模様です。」
『そのまま、1番から3番撃て!』
「敵船マスト1本に命中、折れた模様です。」
「敵船減速した模様です。」
『撃つの止めろ!敵に降伏勧告だ。急げ』
「了解!」
僕は目が覚めた。
外からは鳥の声がよく聞こえる。
それまでのことが夢だったことに僕は気づいた。
やけに具体的な夢だったなと振り返りつつも今日も学校に行かないと行けないので準備を始めた。
今日も特に楽しいくもつまらなくもない至って普通の日が始まったはずだった…