アイスと花の絵画
実体験とフィクションを織り交ぜております。
登場する人物 団体 世界などは何処にも属しません。
夢の世界と現実の世界 その合間の話です。
2時間くらい経った。
昔から待たせる奴だった。
初めてあったのは大学の時か?
たまたま友達の行ったバーで知り合った友達の「友達」
まあよくあるやつだ。それ以上でもそれ以下でもない。「友達」のまま。本名も知らない。
そして僕の本名もアイツは知らない。
繋がってるのはアプリだけ。
お高い用事がある時だけ。
「だいたいはそうだよなあ」
僕は車の天井に呟いてからあくびをした。
眠い。薬が効いている。
そういや眠剤飲んで来てしまった。
眠いはずだと今気づく。
暗い今も潰れそうな汚いコンビニの駐車場。
反射する白いライトが寝ることを邪魔する。
僕はクタクタのTシャツで鼻を拭いた。
「ああダルい」また呟く。
空気だけは冷たくて気持ちいい。
ぬるくなった炭酸を飲む。