日常の終わり。
私、結城 葵は幼少の頃より祖父に合気道を習い、学業ではトップ10を常にキープしている。
でもコレだけは言っておく決して私が天才であるわけではない。
朝は5時に起き1時間合気道、もう1時間は勉強→学校→部活→帰宅、ご飯を食べたら合気道1時間、勉強を11時までコレを8年程続けている。
周りは私の事を天才だ、頭の出来が違うからなどと言うがそんな事はない。
本当の天才って言うのは学年一の秀才のミズキちゃんみたいな人の事だ。
週の4〜5回はファミレスのアルバイトをしてるし、私より勉強出来る時間は少ないはずなのに未だに1度も勝ったことがない。
それに容姿もサラサラのロングストレートヘアーにすらっと長い足、身長176cmのモデル体型である。
私も結構女性としては身長あるのに身長で負け、テストで負け良いとこなしである。
でも一番の友達だったりする。
でも勉強ではライバルだったりする。
負けっぱなしは悔しくて凄い勉強したのに2番だったのは悔しかった。
いつも2番の不動君には小言を言われたし。
まあ1番じゃないってだけで掲示板の前で項垂れてた私が悪いんだけれども…
今日の授業も終わり後はホームルームを残している時の事だ。
「さーてと今日の授業も終わったし部活にいきますかー」
「葵っちも強化合宿でるの?」
クラスメイトのかっちゃんが声を掛けてきた。
同じクラスの同じ部活、席は隣のかっちゃん事、本名が植田 風月であだ名がかっちゃんだったりする。
私は某野球マンガのあの人が出てきてしまったのは秘密である。
ちなみにかっちゃんは身長155cmふわふわのボブカットに胸にはメロンが2つ…
たまに殺意を覚えるメロンが2つ…
重要だからもう一度言うがメロンが…
一応学校の人気ランキング1位みーちゃん、2位かっちゃん、3位 葵っち事この私だったりする。
「強化合宿行くよー、合宿って言っても2時間延びるだけだしね。」
「そっかー私は用事で5時までなんだよね。」
「まあ先生も出れる人だけで良いって言ってたしさ、気にしなくて良いんじゃない?」
「そうだよね」
「みーちゃんは今日もバイト?」
「バイトだけど18ー22だから私も部活に出てから行くよ」
「みーちゃんそんなに稼いで何買うのさ?」
「ふふふ、ひ・み・つ」
と、たわい無い話をして先生を待っていると教室が突然の光に包まれた。
がらっと扉を開け先生が教室に入ってくる。
「おーいホームルーム始めるから席つけー」
そこには誰も居ない静かな教室があるだけだった。