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レイプ魔の結末

レイプ魔事件完結です!


「え~この年には」

男性教諭のダミ声が教室に響き渡る。


俺は歴史を教えている教員、カツラ疑惑で有名な幾多いくた教員の話を、聞き流しながら昨日の事を思い出し、事件について考えてた。


レイプ魔が校長?そんなことが本当にあるのか?


もう何度目か分からない疑問が頭の中を支配する。


あー!駄目だ!考えが纏まらない!


犯人が校長の可能性がある事は、皆には話したし、皆はどう考えてんだ?


ちら。


海の方を盗み見る。


寝てやがる。堂々とイビキまで掻きながら寝てやがる。あいつ、なんだかんだ一番好き勝手やってないか?


・・・・・・・・・。・・・・・・。・・・。まぁいい。


ちら。


嵐の方を盗み見る。


ギターのコードを勉強してやがる。授業真面目受けてますよーと言わんばかりに真面目な顔をしている。うん、先生も気づいてないみたいだ。お前、他にやること、考える事があるだろう。


・・・・・・・・・。・・・・・・。・・・。まぁいい。いや、よくはねぇけど、まぁいい。


ちら。


リキの方を盗み見る。


真面目に先公の話を聞いてやがる。うん、授業に専念するのはいいことだよね。あぁ、素晴らしいね。・・・・・・・・・・・。嵐にも思ったが、他に考える事あるだろう。


・・・・・・・・・。・・・・・・。・・・。こいつら、本当はレイプ魔の事、どうでもいいだろ。


こいつらが使えない事が判明し、俺は嘆息まじりに息を吐く。


かと言ってBLオタク少女(雪ちゃん)、天然純粋少女(飛鳥)、もまた然りだしなぁ。


俺は、はぁと溜息を吐く。


こうなったら、今日の夜に校長室に忍び込むか?


もし、校長が黒なら何らかの証拠品があるかもしれない。


頭の中で、校長室に忍び込むシュミレーションをする。


・・・・・・・・・・。いける・・・・・か?


まぁ、事件の捜査はまず足だ。行ってみる価値はあるはず。


俺だって、まだ、校長が完璧に黒だなんて思っていない。校長室に忍び込んで何もなかったとしても疑いは晴れないが、何かがある可能性も捨てられない。


よし、やるしかないか。


あ、見回りはどうすっかな?・・・・・・。まぁ、飛鳥は海に預ければ問題ないか。


よし!今日の予定決定!まずは校長室の鍵を拝借しないと。


鍵を盗るシュミレーションを、開始した。



よし。今ならあまり教職員は居ないはずだ。


職員室を盗み見る。


ざっと、教職員は2、3人か。よし、まずは問題なくいけそうだな。


それじゃ!怪盗『翔』の『ショー』タイムだ!なんつって♪・・・・・・・・・・・・なんかすみませんでした。


コンコン。


「3年3組の桐生です。保健の先生いますか?」


大体の教職員は部活やらなんやらで今は居ないし、こりゃ楽に取れそうだな。


「どうした?桐生?」

なんの教科担当かは忘れたが、何も怪しまずに男性教師が聞いてきた。


「いやぁ、ちっと怪我してしまいまして。だけど、保健室には誰もいなかったんで、こっちにいるかなぁと思いまして」

俺は、大げさに頭をかきながら苦笑した。


チラッと、鍵が置いてある場所を見る。


「ん~岩田先生なら今は・・・」

教師が言いかけたとこで、俺は口を挟んだ。


「なら鍵を貸してもらっていいッスか?」


「ん、ああ。ちょっと待ってろ」

教師が立ち上がろうとしたとこで、俺はそれを抑止した。


「いや、自分で取りますよ」

スッと鍵が置いてある場所に向い、鍵を拝借。(校長室の鍵と保健室の鍵両方)


一応謝っておこう。ごめんなさい。


と、そこで教師が声を張り上げた。


「こら!桐生!勝手に鍵をとっちゃ駄目じゃないか!」


バレないように、校長室の鍵だけ袖の奥にしまいこむ。


よし、後は・・・


「あ~。すみません。鍵返します。後、廊下に保健の先生が通ったんで、もう大丈夫です。んじゃ、そういうことで」

俺は、ダー!と職員室を駆け抜け廊下に出た。


よしよし、これで校長室に忍び込める。ふふふ、なんか子供の頃を思い出すぞ。そう、女子更衣室に忍び込んだ事を思い出すぞ!(結局、先生にバレ、クラスメイト全員の前で怒られたけど)


「おい、翔、部室来ないで何やってんだ?」

一人微笑んでいると、声をかけられた。


「ん?」

振り返ると嵐がポケーっとつっ立っている。


「なんだ、嵐か。ちょっと野暮用でな」


「野暮用?って、何持ってんだ?」


「ああ、鍵」

俺は鍵を見せながら呟くと、嵐は・・・


「鍵?どこの?」


「校長室」


「ぶ!」


思いっきり吹く嵐。


「なっ!なんで校長室の鍵なんて!?」

大声で俺に聞いてきた。


「声でけぇよ」


「あっああ、ごめん。んで?」


「夜に校長室に忍こんで校長が黒か確認するため。まぁ、何も証拠品がなかったとしても疑いは晴れないけどな」


「ああ、なるほど。・・・・・・・・・・。・・・・・・。・・・。俺も一緒に行っていいか?」

数秒間悩み、俺に問いかけてくる嵐は、真剣な眼差しを俺に向けてくる。


嵐が一緒に?


俺も数秒間悩む。


・・・・・・・・・。・・・・・・。・・・。見つかった場合に、こいつ囮にして逃げられるな。


うん、採用。


俺は心の中で、結論を出すと嵐の問いに答えた。


「んじゃ、一緒に来てくれ。夜の9時頃は日直の教員しかいないだろうから、そんときに行くか」


「どこから入る?」


「非常口」


「鍵掛かっているんじゃないのか?」


俺はなんなく答えた。


「こんな時のために、非常口の鍵の合鍵を作っておいた」


俺は財布から合鍵を取り出し、見せびらかした。


すると嵐は・・・


「お前って、こんな時だけ手際いいよな・・・もっと違う場面で使えばいいのに・・・」


「褒めるなよ。ちなみに俺はS○Xの手際もいいぞ!」


「お前童貞だろうが!」


「おまっ、馬鹿。そそそそそそ、そんなわけ、ななななななないだろががが」


「すっごい動揺してるじゃんか!」


「ここここのモテモモモモモモモモモモモ!」


「最早、何言ってるか分かんないぞ!」


スタンド攻撃をする嵐に、俺は男がもっとも傷つく言葉、禁句を言った!


「そ、そういうお前もど、童貞だろうが!」


「おまっ、馬鹿。そそそそそそ、そんなわけ、ななななななないだろががが」


「お前、俺と同じ反応してるぞ!」


「どどどどどど童貞のおま、お前にいいいいい言われたくなななな、ないわ!」


「おおおおおおおおお、俺はワザと童貞をすすすす、捨てないだだだだ、だけだわわわわ!」


「はは、はぁ?おおおおお、俺だってそそそそ、そうだち!」

ものすごい噛み方をする嵐。


「噛んだ!ちょ、お前、嘘つけ!お前は捨てられないだけだろうがががががが」


「そそそ、そんなわけけけけけ」


「がががががががががががががががががががががががががががががががっ」


「にょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょっ」


奇怪な二人がここに誕生した。



ガシャン!


21時過ぎ、俺と嵐は学校の門を飛び越えていた。


「よし、さっさと非常口に行くぞ」

俺は嵐に声をかけた。


「ああ」


校庭を抜け、非常口へ走る。


俺は非常口の鍵を、鍵穴に差し込む。


かちっと、鍵が開く音がした。


そこで嵐が声をかけてくる。


「本当に開けやがった・・・」


何を言ってるんだこいつは?開ける為に用意したってのに。


俺が心の中で、愚痴っているのをお構いなしに嵐は・・・


「たまにお前が怖く見えるぞ・・・」


嵐は褒めんてんのか、貶してるのか分からない事を言っていた。


構ってられん。


俺は嵐を無視し、校長室へと急いだ。


「待てよ!翔!」


走っていると、あっという間に校長室の前へ。


今度はポケットから校長室の鍵を使用する。


俺達は校長室に入り持ってきていた懐中電灯の明かりをつけた。


校長室って案外広いんだな。こりゃ探すのも一苦労だぞ。


「嵐、証拠になりそうなもの探すぞ」


嵐は「ああ」と呟いて物色し始めた。


さぁ、何処にあるかな。


俺はふと校長の使っている棚をみる。


まさか、こんなところには無いよな?


棚の中を懐中電灯で照らす。中には、学校関連の書類らしきものが大量に入っていた。


俺は一応全部の書類を確認する。


・・・・・・・・・。・・・・・。・・・。やっぱないか。


はぁ、と溜息が溢れる。


「ん?」


俺は棚の中を、もう一度懐中電灯の光を照らす。


これは・・・・・・


「上げ底・・・・・か?」


棚をコンコンと叩く。明らかに音が違う。


何が、何が入っている?わざわざ上げ底にしてまで、隠したい物。・・・・・決まっている。


俺は上げ底を取り外す。校長自身もまさか校長室に、誰かが忍び込むなどと、思わなかったのだろう。そのおかげで楽に取り外せた。


これは・・・・・・・・・・


「写真・・・か?」


上げ底の下に入っていた写真。その写真は。


「こ、これって」

急に吐き気を催す。


俺はソレをなんとか抑える。


その写真には、女の子の、たくさんの女の子の写真があった。それだけならいい。俺だって美少女の写真は大好物だ。だけど、この写真は。この写真はっ!


「翔、どうした?」


俺の手が止まっていたことを不審に思ったのか、嵐がこっちに寄ってくる。そして、あの写真を見た。


「これって。翔!」


「あぁ。決まりだ、嵐。校長は、月谷雄三は、黒だ」


「・・・・・・・・・・・」

嵐は黙ってしまう。


俺はもう一度、写真を眺める。


そこには、裸の女の子が・・・・・・女の子が写っていた。その中には、花城の写真もある。・・・記憶が曖昧って言ってたな。その隙に、こんな、こんな写真をっ。


くそっ。どうする?警察に通報するか?・・・・・駄目だ。警察はすぐに動けない。この証拠だけで動いてくれたとしても、逮捕までは時間がかかる。その間に感づいたあいつが何をするかわからない。もしかしたら、この写真のデータを・・・。くそ、どうする?どうする!?


・・・・・・・・・。・・・・・・。・・・。決まって、いるじゃないか。


俺が捕まえるしかない。


「翔!これ!今すぐ警察にっ!」

嵐が携帯をポケットから出し、警察に電話しようと試みる。


しかし、俺は嵐の携帯を奪い、それを制止した。


「嵐、警察に通報したってすぐに捕まるわけじゃない。冷静になれ」


「だけどっ!あいつが犯人だって分かったじゃないか!この写真が証拠にな」

俺は、嵐が言い終わる前に言葉を重ねる。


「証拠になるな。あぁ、証拠になる。けど、ただ拾った、こんなの覚えがない、などと言われたらどうする?これだけじゃ足りないんだ。もっと、証拠が必要なんだ」


「その、間に他の娘が襲われたらどうするんだ!?」


俺は初めて声を声を荒げる。


「分かっているっ!」


「翔?」

声を荒げた俺に圧される嵐。


「そんなの、分かっている。だから俺が、俺が証拠を、俺が校長を捕まえる。日にちは明日だ。今日、校長を捕まえる段取りを考える。だから」


「・・・・・・。・・・。分かった」

俺が全てを言う前に、嵐はテーブルに散乱していた書類を、そして俺の手にある、あの写真を元に戻した。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


「嵐、ちょっと待ってくれ。その写真は元に戻さなくていい」


「え?だって明日、校長がコレを見ようとして、写真がなかったら」


「大丈夫だ。明日、校長は学校には来ないことは確認済みだ」


「そうなのか?だったら、明日どうやって捕まえるんだ?」


「それを今日考えるんだって」


嵐は「あぁ、なるほど」といい、写真を俺に渡してきた。


何故俺に?


とは思ったものの、その写真を素直に受け取った。


べ、別にじっくり眺めようなんて思ってないんだからね!



さて、どうやって校長の尻尾を捕まえるか。


電気も付けず、自分のベットに寝転がる。


やっぱ、この方法しかない。だけど、この方法はリスクが大きい。・・・・・他に何か方法はないか?


俺が考えにふけっていると、ドアをノックする音が聞こえる。


「飛鳥か?」


「うん、今大丈夫?」


「あぁ。大丈夫」

飛鳥を招き入れ、電気を付ける。


「お兄ちゃん、この事件の犯人は校長先生って」

立ったまま、呟く飛鳥。


嵐に聞いたのか。なら他のメンバーにも伝わっていることだろう。・・・・・・まずいな、海なんか一人で突っ走りそうだ。く、余計な事を。


「あ、お兄ちゃん。ちゃんと嵐先輩は、皆に何もしない様に伝えとくって言ってたから大丈夫だよ?」

俺が焦った顔をしたせいか、飛鳥が説明してくれた。


何気、鋭いな。


俺は飛鳥に「そうか」とだけ返す。


「お兄ちゃん、どうするの?嵐先輩は翔が捕まえる手はずを考えてくれるって、言ってたけど」


「あぁ。1つ思いついたんだがな・・・」


「なら、なんでそんな顔してるの?」

飛鳥は優しい笑みを浮かべ、俺を見た。


「俺、どんな顔してる?」

ふと気になり、飛鳥に尋ねてみる。


「一人で不安だよぉ~って顔してる」


「はぁ!?そんな顔してないって」


微笑みを浮かべ、驚きの言葉を言ってくる飛鳥。


「してるよ~。ふふ、お兄ちゃんって、顔に出やすいからね」


なんだと!?ポーカーフェイスには自信あったってのに!


「お兄ちゃん、私達も手伝うよ」


「え?」


「私達も、校長先生を捕まえるのを手伝う。だから、お兄ちゃんは一人じゃないんだよ?」

飛鳥が俺の手を握ってきた。


「飛鳥・・・」


「海先輩達も、翔を手伝うぞー!って張り切ってたらしいよ。嵐先輩が言ってた」


「そうか」


「うん、だから」


「あぁ、策はこれで行こう。・・・・・色々ありがとな、飛鳥」

俺は決心がつき、飛鳥の手を握り返す。


飛鳥は「どういたしましてー」と軽く言ってくれた。


頭の中では、皆を取り入れたので計画を編集しつつ、心では校長に呟く。


あぁ、絶対に捕まえてみせる。覚悟ろよ、校長。



翌日、俺は部室に集まった皆に今日の計画を伝えた。


「・・・これが俺の計画だ、どうだ?」


俺は昨日考えた計画を伝え終わり、皆の反応を待つ。


まずは、嵐が頷いた。


「あぁ、いいんじゃないか?俺は賛成するよ」


次にリキ、飛鳥はもちろんのこと、雪ちゃんも、皆賛成してくれた。


ただ一人、顔を下へ向けたまま、ものすごい殺気オーラ放つ美少女を除いて。


俺がそう思った瞬間、タイミングよく海が叫ぶ!


「なんでアタシが校長を呼び出さなくちゃいけないんだあああああああああああああああああ!」


そう、この計画の肝はまず、校長を呼び出さなくちゃ話にならない。校長さえ、呼び出せれば計画は成功する。


「おい!お前ら聞いてるのかよ!?無視すんなよ!なぁ!なぁ!?」

涙目で叫ぶ海。


その海を1時間かけて説得するのは・・・・・・・・・・・・・・・。本当に大変でございました。俺の精神衛生上、語りたくはないのだが、聞きたい?by顔の中心が半壊しかけた男より。



後1分で21時だ・・・


俺達は夜の学校、校庭の端の方でコソコソと、校長が来るのを待っていた。


来るか?


俺は、いや、皆が神妙な顔つきで、海が立っている方を見る。ちなみに海は昇降口の前でスタンばっているわけだが、海だけが別行動なのは計画の内だ。


計画はこう。海が校長に電話をする。これだけ。ただ、「あ、あのぉ校長先生。アタシ、今悩んでるんですよ。だから夜の学校に、『二人きり』で会いませんか?・・・・・・きっと校長先生にも悪い話じゃないと思います。代償はなんでもしますから・・・」と、色気プンプンな、悩ましげ声で電話をしてもらった。(これが海の嫌がってた理由だ。ちなみに昨日の夜は俺が脅して呼び出す予定だった)校長は、「あ、あぁ、夜の9時頃だったら空いているが」などと、下心丸出しな声で反してきたので、来るとは思うのだが。


俺がじっと海を見ていると雪ちゃんは俺に話しかけてきた。


「本当に校長先生来ますかね・・・」


俺は雪ちゃんの方を振り向き直した。


「多分、来るさ。来なかったら、最終手段を使うしかないかな」


「最終手段、ですか?」


「あぁ、校長を監視して、現行犯で捕まえるって策。まぁ、この方法は相当リスクもあるし、ずっと見張ってる事もできないから、不確実なんだけどね」


雪ちゃんは「そう・・・・ですか。でも、そしたら先輩が・・・」と呟いたあと、黙ってしまった。


あぁ、雪ちゃんはこの方法、反対なんだな。


やっぱ雪ちゃんは優しいな。俺のことを心配してるからこそ、反対なのだろう。


「お、来たぞ!」

唐突に力が叫んだ。


静かにしろよ!バレるじゃねぇか!


すると校長は・・・


「藤堂か?」

と俺たちの方に向かって聞いてきた。


聞き間違えていた!華麗に聞き間違えていた!おまえ、どうやったら、男の野太い声と女の子の声を聞き間違えるんだよ!


俺達が(リキ以外)ダラダラと脂汗を掻いてるのに対して、別行動の海は昇降口の方からダーッ!っと校長の方へ走り出し、叫ぶ!


「校長!犯人はお前だ!!!」


『ぇぇぇええええええええええ!?』


皆して叫ぶ。(海以外)


そして、俺達が心の中でまた叫ぶ。


『(なに、アタシやったった。かっこよく決めったった。みたいな顔してるんだよぉぉぉおおおおお!)』


校長は「は?」と動きを硬直したまま、海を見ている。


くそっ、計画は台無しじゃねぇか!海!お前にも説明したろうが!最初は泳がせろって言ったじゃねぇか!お前、分かったって言ったじゃねぇかぁぁぁああああああああああああああああ!


ってこんな事してる場合じゃない。


俺はそう思い、リキの名前を叫ぶ。


「リキ!後ろに回り込め!」


「おう!!!」

瞬時に校長の後ろに回りこむリキ。


校長はまだ状況が掴めない様子だ。


よし、これで逃げられはしないだろう。計画は失敗みたいな空気になっていたが、俺の考えが正しければ上手くいく筈。


「校長、俺達がここにいるってことは何故か分かるよな?」

俺は校長を睨みつける。


ちなみに、校庭の真ん中に校長がつっ立っていて、その後ろ、校門側にリキ、昇降口側に海、そしてその横に俺が、俺の後ろに雪ちゃん、飛鳥、嵐がいる。名目上、女子は嵐に守ってもらうってわけだ。本当は荒事に向かないから、後ろにいてくれ♪なんて思ってないですよ?


「貴様は、桐生・・・。くっ、これはどういう事だ、藤堂!」

校長が海へ視線を向ける。


すると海も、俺が見たこともない、本当に冷え切った目で校長を睨み返した。


冷え切った目のまま、校長に告げる。


「どういう事?お前は、翔の策略にハマったんだよ。さぁ、逮捕される覚悟はあんだろうなぁ?」


「た、逮捕?なんのことか私にはさっぱり分からん。それに貴様ら、私は学校長だぞ。上の物にたいして、そんなナメた口の聞き方をしていいと思っているのか!」

動揺を隠し、激昂する校長。


俺はその問いに、ニヤリと笑を浮かべ、答えた。


「上の人間にはこんな口の利き方をしては駄目だろうな。そう、『上』の人間に対しては駄目だな。けど、お前が上の人間?ハハッ、なんの冗談だそれは。つまらない冗談はやめてくれ。え?最低最悪の変態、レイプ魔の月谷雄三さん?」


「レ、レイプ魔だと?なんで私がそんな事する必要があるのだ?私には妻子がいる。そ、そんなことするわけがないだろう」

やっぱそう返してくるよな。


でも、これでコイツは白状したも同然だ。


「そんなの自分に聞いてみろよ。そうだ校長。今月の17日の20時半頃、アンタどこにいた?あぁ、言っておくがコレに答えない場合、レイプ魔が校長って噂を学校全体に言いふらす。そうなったら、どうなるかな?」

軽い脅迫をし、校長に問いかける。


すると、校長は顔を怒りで歪め、汗をダラダラ流しながら答えてきた。


「じゅ、17日?その時は、ひ、一人でドライブをしていた」


へぇ、上手い言い訳だ。確かに証拠人はいないが、よくこの状況で考えついたな。はっ、滑稽だね。嘘をついていると分かっている人間に対し、嘘をつく。滑稽すぎて笑いが抑えきれない。


「アハハ!」と笑い出す俺に、校長は「何を笑っている!?」と叫ぶ。


それに対して、笑いながら答えてやることにした。


「ハハ、校長。アンタ、17日の20時半頃にガラの悪い男にぶつからなかったか?」


その問いに対して校長は。


「な、何を。桐生・・・貴様、どこまで・・・」

俺を怯える目で眺めながら、ブツブツと一人言を呟いていた。


「え?なんだって?はっきり答えてくれ」


「くっ!ぶつかっていない!私はドライブに出かけてたのだ!そんなの知らん!それに貴様達は勘違いしている!私はレイプ魔などではないっ!」

異常な程、汗を流しながら、必死の言い訳をする校長。


その言い訳を無視し、俺はポケットからアノ写真と、踝から受け取った名刺をだした。


まずはその名刺を校長に見せる。


「校長、なんでアンタ嘘つくんだ?それにぶつかった本人にもアンタだって確認済みだ。しかも、この名刺、アンタのものだろ」


「な、な、な、な、な、な」

もう言葉すら出てこない様子の校長を、見下すような目で見る。


「これで、アンタがレイプ魔だってことは確定だな。だってそうだろ、校長?なんでアンタはわざわざ嘘をついたんだ?」


「そ、それはっ!・・・・・・・・・。き、貴様たちが疑ってるからだ!疑われているのに、本当のことを言って、余計に疑われるのが嫌だったからだ!」

見苦しい言い訳を繰り広げる校長。


俺は名刺をポケットにしまいこみ、今度はアノ写真を見せた。


「これ、校長室にあったんだよ。棚の二重底から見つけた。あぁ、そうだ。あの棚、アンタが先々月買い直したんだよな?・・・・・・これで、決まりだよな?」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

校長は何も言わず、ただ呆然と立ちすくんでいる。


しかし。


「ハハハハハ。ハッハハハハ。アーハッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!」

突然、大声で笑い出す校長。その顔は、狂気に満ちた人間の顔だった。


「クククククッ。いやぁ、すごいな桐生。そこまで調べあげるなんて。私は優秀な生徒を持って嬉しいぞ」


「光栄です、校長。ただ俺は、犯罪者の校長に嬉しがられても、気持ち悪いだけですがね」


「しかし、桐生。それがどうした?今から警察を呼ぶか?ふっ、呼んだとしても私はシラを切るがな。証拠なんてどこにもないんだ。その写真だって拾ったなどと、言えば証拠不十分で釈放。貴様たちがいくら、この事を言ったとしても、所詮ただの学生。警察は、いや、裁判所は私を無罪と判断するだろう」


やっぱり、こういう展開になるよな。


俺もこのことは、校長室に忍び込み、写真を見つけた時に危惧していた。


だけどな。


俺はスっと、またもやポケットから携帯をだし、録音ボタンを切った。そして、今まで録音していた内容をザッと聞かせてやることにした。


『クククククッ。いやぁ、すごいな桐生。そこまで調べあげるなんて。私は優秀な生徒を持って嬉しいぞ』


『光栄です、校長。ただ俺は、犯罪者の校長に嬉しがられても、気持ち悪いだけですがね』


『しかし、桐生。それがどうした?今から警察を呼ぶか?ふっ、呼んだとしても私はシラを切るがな。証拠なんてどこにもないんだ。その写真だって拾ったなどと、言えば証拠不十分で釈放。お前たちがいくら、この事を言ったとしても、所詮ただの学生。警察は、いや、裁判所は私を無罪と判断するだろう』


「なっ!貴様っ!」


俺は、この最悪な、最低最悪卑劣なレイプ魔に、トドメを指す事にした。


「チェックメイトだ、校長」


ドサリと膝をつく校長に向かって、嵐が叫ぶ。


「校長!自首してください!今ならまだ大丈夫です!」


飛鳥や雪ちゃんも「そうしてください!」と一緒になって言っているが、リキや海は何も言わず、校長を眺めていた。


「貴様らぁ・・・。分かっているんだろうなっ!今、私が携帯で写真をバラまく事だって出来るんだ!それでも私を捕まえるか!?あぁっ!?」


激昂に駆られて俺たち全員に向かって叫ぶ。校長は携帯を操作し、俺たちに見せびらかすように、ディスプレイを見ろと言ってきた。


「あとはこのボタンさえ押せばネットに写真がバラまかれるっ!さぁ、捕まえられるものなら捕まえてみろ!」


しかし俺は気にせず、リキに指示をする。


「おい、力捕まえるぞ」


「え!?いいのか?」

リキは一瞬驚いたが、俺の目を見て頷いた。


「行くぞ」


校長が焦った様子で携帯の操作をする。


しかし・・・


「私の携帯が圏外だと!?なっ何故だっ!?さっきまでは普通に!」


俺は笑いながら言ってやった。


「あぁ、ここらへんの電波、ジャミングした」


「ジャ・・・ミン、グだ、と?」


「あぁ、世の中便利だよな。携帯の電波をジャミングさせる機械まで売ってるんだから。まぁこの短時間で手に入れるのは苦労したけどな」


俺はスっと手のひらサイズの機械を校長に見せる。


良かった、ちゃんと働いてくれた。この、電波遮断機はスイッチを入れるだけで、ジャミング可能な代物だ。高かったけど、買った甲斐があった。


しかし、皆の視線は意外に俺に向いていた。


な、なんだよ。


『お前(先輩・お兄ちゃん)一体なんなんだ?(なんですか?・なの?)』

一斉に言葉を発する軽音部メンバー。


う、うるさい!今、大事な局面だろうが!そんな疑問を俺にぶつける暇があるなら、校長を捕まえろよ!


俺はその不気味な目線に耐えられず、校長の目の前まで行き、足を止めた。そして、ただうずくまってる校長の携帯を奪う。


「だから、言っただろ。チェックメイトだと」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


何も言わない校長は放おっておき、ジャミング装置の電源を切った。


「嵐、警察に通報・・・ってまだ電波は戻ってないか?」


俺は嵐に確認させる。


「いや、一本はある。今すぐ電話するよ」


「動くなっ!」

刹那、校長が叫ぶ。俺はすぐに校長へ視線を戻す。


「よくも、よくも。貴様らさえいなかったら、こんなことにはならなかったのになぁ。なぁ、桐生?」

そう言う校長の手には、刃渡り15Cmくらいのナイフが握られていた。


『きゃあっ!』『っつ!』

飛鳥と雪ちゃんが悲鳴を上げ、嵐、リキ、海が唾を飲む。


俺は校長と皆の距離感を確かめる。


・・・・・・・・・。よし、皆ある程度は距離がある。まぁ、俺は相当近いけど。


「ふふふ、桐生。貴様が悪いんだぞぉ。貴様が首を突っ込んだせいで、私の人生は・・・。私の人生は終わりなんだよっ!だから、だからなぁ」

狂気に満ちた表情、さっきよりも歪んだ顔をして俺にナイフを向ける。


「だ・か・ら?え?だからなんだよ?変態さん」


「ほう、わざわざ聞きたいのか。桐生。なら、教えてやろう。貴様を殺すんだよっ!」


「なら、洒落込むといこうか?校長。俺とアンタとのデスマッチ」

俺は余裕な態度を崩さない。


「なに?」


「他の奴らには手を出させない。そもそも、この件は全部俺の計画だからな」


「ここまで来て、友達の心配か?ハハハ!なら・・・・・・・・最初に貴様を殺してやろう。その次に、他の奴らも皆殺しだぁぁぁああああああああああああああああああ!アハハハハハハハハハハハ!」


狂ってやがる。もうこの人間には何を言っても無駄だ。


「お兄ちゃん逃げて!」

唐突に飛鳥の声が響き渡る。


「来るな!」

こっちに来ようとする飛鳥を止める。


「え?」


「大丈夫だから。俺は大丈夫だからさ、心配すんな。うん、そうだな。大丈夫だ、問題ない」

俺は、おちゃらけるように、ゲームのネタを出し、余裕を飛鳥達に、校長に見せつける。


「何が大丈夫なんだ、桐生。貴様は私に殺されるんだぞ?恐くないのか?」


「ハハ、変態なんか恐くねぇよ。俺は、もっと恐い人を知っているからな」


「なにぃ?」


俺は腕時計を眺める。時間だ。


「アンタに紹介してやるよ。その恐い人を」


「は?何をい」


校長が疑問を俺にぶつけようとした時、校庭中に怒涛が響く。


「てめぇ、自分の学校の生徒に何をしてやがるっ!」


「桐生さん!桐生さんに言われたとおり、月谷雄三の家族連れて来たッス!」


そう、これが余裕な態度が出来た理由。


俺はあらかじめ、踝にこの件をサポートしてもらっていたのだ。今日の朝に踝を探し回り、案外簡単に踝を見つけることができた。そしてこの策を、この事件を説明し、今日の21時半にはここに、家族を連れてくるように頼んでおいた。偶然この件を知った月花さん(恐い人)も「手伝ってやるぜっ!」と、踝と一緒にサポートしてくれた。


月花さんが、校長のナイフを奪い、警察に電話してくれた。


「校長、だから言ったろ?チェックメイトだって」

俺はナイフを奪われ、家族を呆然と眺める校長に耳元で呟く。


「くっ、桐生、貴様、私がナイフを持っていることも予想してたっていうのか!?・・・だから、だから私の家族を。この男たちをっ」


「えぇ、わかっていました。なんせ校長室の棚に、このナイフを買った明細書がありましたから。だから、ナイフを持ってると仮定して策を考えました。もし、ナイフを持っていたらかなりリスクがある。俺は一人で捕らえるのに、不安でしたが、皆が俺に協力してくれました。だから、絶対に誰にも手を出させられない状況を作る策を考える必要があった。なら、俺以上の力を持つ人間と、貴方の大切な人間をこの場に集めるしかない。まぁ、本当に来てくれるとは思いませんでしたが。家族の皆さんも思っていたらしいですよ。最近、貴方がおかしいと。そして結果は・・・・・・。これが俺の計画です。全て、上手くいきました」

俺はわざと口調を変え、優しく説明してやった。


「あ、あ。く。だ、だが「最後に」

往生際が悪い校長の言葉に、俺は言葉を重ねる。


「アンタ、何も思わなかったのか?目の前で泣き叫ぶ女の子を見て。傷つけて。一生掛けても癒すことが出来ないかもしれない傷を、傷をつけたんだぞっ?何も、何も思わなかったのかよっ!」


俺の言葉に校長は・・・


「あ。あ。あ。あ。あ。ああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」

発狂する校長。しかし俺は怒りを、今まで抑えてきた怒りを校長にぶつける。


「今更後悔したって、遅いんだ。花城はっ!他に被害にあった女の子はっ!その娘の幸せはっ!てめぇがぶち壊したんだっ!だからっ!」


俺は、怒りに震えた拳を、力いっぱい校長に顔に叩き込んだ。


「がはっ」


『アナタ!(お父さん!)』

月谷の奥さんと娘さんが彼を呼ぶ。が、月谷は気を失ったらしく、反応はしなかった。


それから、月谷の奥さんと娘さんに、全てを話し終えたあと、警察がやってきた。



あれから、2時間後。俺達は警察に事情を話し、月花さんたちにお礼を言い、俺の部屋に皆で集まっていた。


ちなみに月花さんは、「おう、こちとら前に助けられたからな!まっ、これで借りが返せてよかった!」と言ってくれた。ありがたい。


踝の方は・・・・・・・・・。かったるいので省略。まぁ、一応言っておこう。ありがとう。


月花さんたちの事は作戦会議の時に話していたので、皆がそこを追求することはなかった。・・・・・・けど。


「いやっほぉおおおおおおおおおう!私達、本当にレイプ魔を捕まえたんだよなぁ!」


「ふふふ、おにいりゃーん。わたい~なんかぁ、ぐるぐるしゅるんだけどぉ」


「ふむふむ、やっぱス○クが責めで、ル○ーシュは受けが一番いいですねぇ」


「あっはははははははははは!俺たちに不可能なことはない!なぜなら、俺は名前が嵐だから!」


「見ろ!この筋肉!カッチカッチだぞ!おい翔!こっち見てるか!?俺の筋肉の美を見て・・・うぇ」


・・・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・。


・・・・・・。


・・・。


なんだこの状況?いや、皆が俺の家、俺の部屋にいるのはレイプ魔逮捕の祝賀会やるためにいるのは当たり前だけど、なんで皆酔っ払っているの?これ甘酒だよ?時期が間違ってるけど、完璧な甘酒だよ?ノンアルコールだよ?


え。


え?


え!?


「えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!?」


「何騒いでんだよ翔~」


「そらよぉ、おりいらーん」


「やっぱやっぱ、アスラ○×キ○もいいですねぇ。ね!先輩♪」


「はははははははは!世界が俺を、嵐を中心に回っれるぜええええええええええええええ!」


「うっぷ・・・うっぷ。・・・・・・。うぇぇぇえええ」


俺、レイプ魔事件解決したんだよね。


俺、女の子の事救えたんだよね。


俺、もう泣きそうっ!


こんなカオスな状況の中、レイプ魔事件は幕を閉じた。


「ってリキ!てめぇ、俺の部屋で吐てんじゃねぇえええええええええええええええええ!」


時刻は24時ぴったし。


なんでこんなセリフで締めなくてはいけないんだよ、この大切な1日を。・・・・・・。はぁ。






























どうも、女友達がいないキリリョーです。


いやぁ、やっとレイプ魔事件終わりました!いやぁ・・・・・・・。今更ながら後書きって何を書けばいいのでしょう。

特に何もない場合ってどうすればよいのでしょう。


こほん。


なら素晴らしい、爆笑必須の面白トークを。


えー自分~寿司屋でバイトしてるんですけどぉ、客がいきなり聞いてきたんですよねぇ。


「はまち、ハウマッチ」って。なんつってぇwwwwwwwwwwwww


・・・・・・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・。


・・・・・・。


・・・誠に申し訳ございませんでした。心の底から、皆様には、お詫び申し上げます。誠に、誠に申し訳ございませんでしたっ!



ごほんっ!そういえば、主人公が覗き云々って話を今回は小説に書いたんですが、実は、自分の実体験なのです。

まぁ、友人数人と事故で覗いてしまっただけなのですが、女子が担任の先生に言い、自分たちは、クラスメイト全員の前でこっぴどく叱られました。

あぁ、けど懐かしいですね。あの、スク水を脱ぐ瞬間は今の自分の脳内HDDで保存してあるのですが、今思い出しても良い思い出?です。

さ、流石に今は女子更衣室を覗きたいなんて思ってないですよ?本当ですよ?


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


そ、それでは短い後書きはこのへんで。


いつもこのセリフで終わっているような気がしますが。


このような小説を読んで下さった皆様には、本当に、本当に感謝しております!

                    キリリョー

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