いじめの原因
いじめ問題。それはどの学校にもありどの学校にもないだろう。我が月園高校にもいじめがある。まぁ、最近知った事だが。
いじめが行われる理由は多数ある。基本はこのケースが多いだろう。それは太っている、足が遅い、頭が悪いなどそいつのコンプレックスを面白半分にやるっていうケースだ。
まぁ、この程度のいじめはよくある。特に小中学校にはこのケースが大多数だと思う。しかし月園高校で行われているいじめは、このケースではない。なんせいじめられている奴がコンプレックスなんかない様に見えるしな。
暦月乃。クラスは俺と同じの3年C組。18歳。背が大体155cmくらい。黒髪で腰あたりまで髪がある。ここまでは普通の女子高生で俺の妹、飛鳥もこんな感じだ。しかし顔はまったく違う。まぁ当たり前だが・・・暦は人形のように美しく儚げなオーラを持ってる。性格も外見通りで、物静かだ。
そう、いじめられてる奴はこいつ。物静かだからいじめられるのかは分からないが、とにかくいじめられている。
俺は修学旅行中に暦を初めて知った。そしていじめられているということも。同じクラスの海が何らかの対処したおかげで、いじめも減ったらしい。しかしまだいじめを続けている奴もいるっていうことだ。女子最強の海を敵に回すかもしれないっていうのに、ご苦労なこった。
なんで、そいつらは暦をいじめてるんだろう?授業中にふと気になり考えていた俺だったが、なんだか眠
くなってきた。
まぁ、なんか分かった事でどうしようもないし、もうどうでもいいか。なんせかったるい。
窓越しに曇っている空を眺める。俺の席は、窓側の一番後ろ。何をしようが殆ど先生にバレないという俺が一番望んでいた席。修学旅行から帰ってき、その後すぐに行われた席のくじ引きで引き当てた席だ。まぁ、ちょっと細工をしたからだが・・・
「ふぁ・・・」
俺は我慢し切れなかった欠伸を先生にばれないようにし、机に突っ伏した。
机に突っ伏したまま、チラっと隣の席を見る。そこにいるのは、俺が考えていた事の中心人物、暦月乃だ。暦は真面目に先生の話を聞き、板書をしている。
視線を戻し目を瞑る。
なんでいじめられてるんだろう?
この疑問のせいで中々眠れなかった。
*
「翔、起きろって。昼休みだぞ」
体がゆさゆさと揺らされる。
この声は、嵐か。ふ、昼休みになったか。退屈な授業が終わり昼休み。そう、これからは・・・俺のターンだっ!
俺はガバッ!っと起き、嵐に一言。
「金貸して」
「はい?」
案の定、嵐は呆気にとられている。ちっ、察しの悪い奴め。
「だから、財布忘れたから金貸して」
俺は右手を嵐のほうに向けた。
「はぁ、悪いな。今日は俺500円しか持ってきてないわ」
「なんだって。くそ、ならその500円貸して」
嵐は差し出していた俺の右を軽く叩き言った。
「それじゃ俺は昼飯食えないだろ!」
「どんまい♪」
二カッと満面の笑みで言ってやる。
「貸さないわ!」
「けっ。ケチクソが・・・」
「なら、お前が俺の立場だったら貸してくれるのか?」
「さぁて、誰か金貸してくれる奴探すか」
嵐の事を華麗にスルーし、教室内にいる数少ない友達を探した。
うーん。力は他の連中と学食行っちまったし、海もいねぇな。・・・やべぇ。友達がいない。
俺はがくりと力無く椅子から崩れ落ちた。まさか誰もいないとは・・・
こりゃ飛鳥に泣きつくしかないか。だけど電話して1年の教室まで行くのはかったるいな。俺は仕方なく立ち上がった。そして嵐に言う。
「仕方ないから飛鳥に貸してもらうわ」
「そうだな。それが一番いい」
嵐は財布を取りに自分の机に戻っていった。財布を持ってから俺のとこに来ればよかったのに。
なんてかったるい行動だろう。ちなみに嵐の席は俺の席から一番遠いとこにある教室の前のドアの横だ。俺があんな席になっちまったら学校には来ない。まぁ嵐は真面目に勉強して・・・るっちゃしてるから問題はないか。前に授業中なのにギターの本読んでたのはおいといて。
俺がボーっと机に座ったまま嵐のことを待ってると、不意に誰かに声をかけられた。
「桐生君財布忘れたの?」
振り返ると声の主は暦だった。
俺は、首を捻ったまま答える。
「おう、暦。なんで俺が財布忘れたって知ってるんだ?」
「それは隣の席だから聞こえたんだよ」
・・・なるへそ。
「へぇ、んで何か用か?」
「うん、桐生君お金貸す?」
「・・・マジで?」
「うん」
「本当に?」
「ありがとうぉぉぉぉおおお!」
俺はガッツポースをした。だってあんまり喋ったときない奴に、お金を貸してくれんだぜ?まるで天使だ。
「はい、500円で大丈夫?」
暦は俺の方へ手を向けた。その手のひらの上には500円玉。俺はガシっと500円を取り、暦にもう1回お礼を述べた。
「ありがとな暦。明日返すわ」
暦はううんと頭を振る。
「別にいつでも大丈夫だから。じゃあね」
暦はそう言い、教室を出て行ったあ。恐らく、学食か購買にでも行くんだろう。・・・どうせなら一緒に行けばよかったか。
「なぁ、翔」
「うん?なんだ、海か。どうした」
いきなり声をかけてきたのは海だった。
「いや、1つ忠告をしとこうと思ってな」
忠告?なんだ忠告って?
「月乃と仲良くするな」
「はい?」
「じゃぁな」
海はそう言い教室を去っていった。
暦と仲良くするなってどういう事だ?海がそんな事言うなんて・・・
よう分からん。
「海から、金借りたのか」
後ろから嵐の声。
「いや、暦からだ」
「へぇ、よく貸してくれたな」
「あぁ。本当にいい娘だよな。暦って。でもなんで・・・」
最後の方は小声になってしまった。しかし嵐には聞こえたのか、困るような顔になった。
「そうだな、なんでいじめられるか。やっぱり暦さんって美人だからなんじゃないか」
嵐は俺が暦のいじめの事に悩んでると思ったのだろう。確かにそれも悩みだが、今は海の忠告だ。暦と仲良くするな、か。まぁ、考えったって仕方ない。さっさと食堂へ行こう。俺は嵐に行くぞと言い食堂へ向かった。
*
「どうする・・・」
俺はポツリと呟いた。俺達は学食の入口につったっている。
その前方、食券が売っている自販機の前には人だかり。もうこれはコミケ並だな。これに並んだら昼休み終わっちまうんじゃないか?
「はぁ、学食は諦めて購買へ行くか」
嵐が妥当な意見を言った。
「そうだな」
俺達は学食を諦め、購買へ向かった。
購買は学食の奥の方にある。テーブルで飯を食う生徒の横を通り、購買の前に着いた。
・・・・・・
・・・まぁ、大体予想はついたさ。こんな時間帯にろくな物がないって事は。だけどさぁ・・・
「うま○棒サンドってなんだぁぁぁあああ!!!」
俺の全力の叫びが食堂に響き渡る。生徒たちはこちらをチラリと見てすぐに食事を再開する。
そんな俺に嵐が慰めてきた。
「まぁ、食ってみたら?美味いかもよ」
俺は嵐の方をちらりと見た。
・・・・・・・
・・・
「てめぇ!」
がしっ!と嵐の胸ぐらを掴む。
「なっなんだよ?」
「なんで、てめぇはサンドウィッチとメロンパンを買ってんだよ!もう残ってるのは、うま○棒サンドだけだぞ!俺は何を食えばいいんだ!」
「・・・あ、用事思い出した。ばいばい」
「待てこら!」
嵐は俺の腕をなぎ払うとダッシュで食堂を後にした。
・・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
「おばちゃん、残ってるパン全部くれ」
「何いってんの。もう○まい棒サンドしか売ってないよ。それに後1個だけだし」
・・・
「はい、89円よ」
「はい・・・」
俺はさっき暦から借りた500円玉をおばちゃんに渡し、おつりと食いたくもないパンを貰った。
なんだよ、なんなんだよ。うま○棒サンドって。どうしてこんなものがあるんだよ。しかもこれ1つって。マジなんなんだよ?購買のおばちゃん・・・ちゃんと考えて商品をだせよ。
俺ほど購買のおばちゃんを恨んだ人は、世界広しといえど俺くらいだろう。
くっ!
「おばちゃんのバカ野郎ぉぉぉおおお・・・」
「聞こえてるわよ!」
「んげ!?」
後ろを振り返ると、田村ゆか・・・ではなく、般若のような顔つきで俺を睨んでいた。
俺はそれを無視し、何もなかったように食堂を出た。
「はぁ~どこで食おう」
クソ不味そうなパンなんだから、せめて空気がいい、景色がいいとこで食いたい・・・
この条件が一致するとこといえば、屋上か。
はぁ、クソ長い階段を登らなくちゃいけないな。
かったるい。この一言に尽きる。
月園高校1階が校長室やら学食やら職員室など。2階が1年、3階が特別教室など、4階が2年で5階が3年、んで6階があり屋上というわけだ。っていうことは階段を相当登らなくてはいけない。・・・かったるい。
まぁ仕方ないか。有意義な昼食を過ごす為だ。
エロい事を考えてりゃすぐさ!
今日は何をオカズにしようかなぁ。やっぱいちごちゃんかなぁ。ん~エロゲでもいいな。エロゲだったらジブ○ールかなぁ。いやいや、パンツになってくん○くん○ぺ○ぺ○でもいいなぁ。それとも俺の兄貴はケツ便器♪~ガチホモ兄弟のアナ○日記~ってのも・・・
うん、そういや興味本位でそんなのダウンロードしたよな・・・1000円も払って。しかもプレイして3分で止めたよな。まさか兄貴があんな・・・おぇ。
・・・・・・
・・・
何を買っとるんだ俺は?
どん!
「あぁ、すまん!」
誰かにぶつかってしまった。
ぶつかった相手は同じクラスの女子グループだ。
「ちっ!」
女子グループは俺に対して、舌打ちをし去っていった。
なんだなんだ?そりゃぶつかったのは悪いが、舌打ちはないだろ。たくっ、ビッチはこれだから。
それでさっきまで、何を考えていたっけ?
おぉ!そうだった俺の兄貴はケツ・・・うぇ。思い出さなきゃよかった。
お?もう屋上じゃねぇか!やっぱりすごいなエロの力は!兄貴は別としてね。
あれ、扉が半開きだ。誰か先客がいるのか。カップルじゃないことを祈ろう。
カップルかぁ。俺はいつ結婚するんだろう?つうか出来るかな?あぁ~子供は何人くらいがいいかなぁ。
俺はどうでもいい将来を考えながらドアを開けた。
うん?なんだ、女生徒が腹を抑えて倒れてる。
・・・生まれる!?陣痛か!?出産日か!?そうなのかぁ!?
「おい!父親はどこ行った!?今救急車呼ぶからな!あぁ!まだ生まれてないよな!?」
俺は倒れてる女生徒のそばへ駆け寄った。
「ってあれ!?暦じゃねぇか!お前、いつのまに子供なんか身ごもって・・・」
倒れてる暦は、苦しそうに呟いた。
「子供・・・?こっ子供ってなんの事・・・」
「だってお前、腹を抑えて倒れてるし!」
「ちっ違うよ・・・ちょっと色々あ・・・って。うぅ」
暦は腹を抑えながら体をくの字に曲げた。
そういえば、さっきぶつかった奴らって・・・
「あいつらっ」
「待って!」
走り出そうとした俺を、暦は呼び止めた。
「私は、だっ大丈夫だからっ。だから・・・」
「・・・」
俺は嘆息した。
はぁ、暦がそこまで言うのなら今は我慢することにしよう。だけど、納得できねぇ。何が理由で暦がここまでされるんだ?ここまで・・・こんなに殴られる理由があるのかよ。
俺は暦をフェンスに寄りかかせ、その横に座った。
・・・いじめの理由を聞くために。
「あのさ、1つ聞いていいか?」
暦は俺の質問の内容が予想できてるのか、俯いたままだ。それでも、うん、と答えてくれた。
答えたということは聞いていいってことだよな。なら・・・
「なんでいじめられてるんだ?」
「・・・私が悪いの」
「それじゃ答えになってないし、前にも聞いた。その理由を教えてくれ」
暦は答えてくれない。
それでも俺は続けた。
「俺はお前が連中にいじめられるのはおかしいと思う。だってお前は・・・月乃はいい子じゃないか」
「・・・本当に・・・だよ」
「え?」
暦は小さく何かを呟いたが、俺にはよく聞こえなかった。
「ううん。なんでもない。それより、私がいじめられてる理由だよね」
「え?話してくれるのか?」
俺はすっとんきょうな声を上げた。
いきなりの心変わりだな。まぁ、話してくれるのならありがたい。
暦は弱々しい声で話し始めた。
「私には、2歳上のお兄ちゃん・・・兄がいたの。兄は成績も良くて運動もできる人だった」
「ほう、そりゃ自慢のお兄さんじゃないか。・・・あれ?」
ここで違和感に気づいた。
今いる人間をいたなんて普通は言わない。そうすると、暦のお兄さんは今はいない・・・もしくはもう、いない。
暦は俺の様子に気づいたのか、話を続けた。
「そうだよ、桐生君が考えてる通り、兄は1年前に死んだの」
「そうか・・・」
これくらいの言葉しか言えない自分が惨めだ。
「うん、それでその時付き合ってた女の子が、同じクラスの吉井さん。だから・・・」
「ちょっと待て。吉井さんて誰だ?」
「・・・私の事をいじめてる子だよ」
・・・え?
なんで、暦のお兄さんの彼女が暦をいじめるんだ?
暦はそこで黙ってしまっている。
ふぅ、一旦、落ち着こう。
まずは暦に質問だ。
「暦、なんでお兄さんの彼女がお前をいじめるんだ?」
暦はずっと俯いたままだったが、顔を上げ、俺の顔をまっすぐ見てきた。
「私が、お兄ちゃんを・・・殺したから」
「え?」
頭の中が真っ白になった。
暦が・・・殺した?
んなわけない。恐らく暦がそう思い込んでるだけだ・・・
「暦、お兄さんは死因は?」
「・・・事故」
呟くように答えた。
なるほど、そういうことか。
俺は暦に俺の考えついた事を言ってみた。
「暦、間違ってたら言ってくれ。お兄さんはお前が事故に合いそうになった時にお前を助けた。それでお前の代わりにお兄さんが事故にあった。そしてお兄さんが・・・」
続きが言えなかった。
それでも暦は答えてくれる。
「そうだよ、桐生君の言う通り。すごいね」
やっぱりそうか。
ん?待てよ・・・
暦のお兄さんは1年前に死んだ。ってことは1年前からいじめられてるってことか?
「暦、お前はいつからいじめられてるんだ?」
「去年だよ、去年も同じクラスだったから・・・」
「そうか・・・去年から」
俺は黙ってしまった。
去年からずっといじめられてる。それなのに暦は頑張って学校に来てるんだな。
暦だってお兄さんが亡くなって辛いだろうに・・・
そんな暦をいじめるか。自分の彼氏が暦のせいで死んだから。
・・・・・・
・・・
「アホか」
「え?」
暦は再び俺の顔を見る。
「あいつ・・・吉井はアホか。何も分かっていない」
「桐生君?」
駄目だ、どうも怒りが収まらない。だってそうだろ。確かに吉井も彼氏が死んで辛いだろうが、暦だって同じくらい辛いはずだ。
なのに、暦をいじめるなんて・・・
「桐生君・・・私のために怒ってくれてありがとう」
暦は俺の手を握りながら呟いた。
「でも仕方ないんだよ。だってお兄ちゃんが死んだのは私のせいだもん」
「それは違う!」
俺は大声で叫んだ。
「なんでそう思うんだよ!仕方ないなんて馬鹿じゃねぇの!?お前だってお兄さんが亡くなって辛いだろ!なんで我慢するんだよ!お前・・・このままいじめられたら、お前が壊れちまうぞ!?」
「うん、そうだね。壊れちゃうかもね・・・だけど、それが吉井さんとお兄ちゃんに対しての罪滅ぼしなの」
俺の怒りの叫びでも暦は動じなかった。
それが俺を苛立たせる。完璧に悪循環だ。だけど・・・抑えられない。
「はぁ!?罪滅ぼし!?本当に馬鹿だな!そんな事お前のお兄さんが望んでると思ってんのかよ!?お前に生きて欲しくて助けたんじゃないのか!?」
「私に生きてほしくて?」
やっと、俺の言葉が届いた。
俺は落ち着きを無理やり取り戻し、話を続けた。
「あぁ、お兄さんはお前に生きてほしくて助けたんだ。なのに、お兄さんが引き伸ばしてくれた人生を無駄にしちゃ駄目だろ?」
「だけどっ!お兄ちゃんを死んだのは私のせいなんだよっ?そんな私がっ!・・・あ」
俺は暦を抱きしめた。
そしてなるべく優しい声で言う。
「いいんだ、もういいんだよ。お前は堪えた。色んな出来事を・・・だから、もういいんだ。これからは幸せになろう。お兄さんも天国でそう願ってるはずだから・・・」
「うっ・・・うぇぇぇん!・・・お兄ちゃん・・・おにっ・・・お兄ちゃん!」
「・・・・・・・」
それから俺は、泣き続けてる暦を抱きしめ続けた。
*
「ふぁ~」
今は6時限目、屋上で泣き続けた暦を早退させ、俺は授業を受けていた。
「「起立、礼。ありがとうございました」」
お?なんだ、6時限目も終わりか。色々考えてたから、時間が経つの早く感じるな。
俺がバックを持ち立ち上がったところで、海が話しかけてきた。
「翔、ちょっと来てくれ」
「うん?なんだ海、告白か?」
俺がそう茶化しても海は何も言わないで歩き出した。
「ったく、一体なんなんだよ」
俺はそうぼやき、海の後を追った。
*
「で、なんなんだ?海」
ここは6階の階段、人が滅多にこない場所だ。
「お前の昼休みのアレ、私見てたんだ」
「昼休み?あぁ、アレか。覗きとは趣味が悪いな」
俺はまた茶化す。
しかし、海はのってこない。
なんだ?今日の海はつまらんな。
「んで、それがどうかしたか?」
いきなり、海は睨むような鋭い視線で俺を見てきた。
「私、言ったよな?あいつと仲良くするなって・・・」
「あぁ、言ったな。だけどあんなので、はい分かりました、なんて言えるか」
そこで海が、叫んだ。
「駄目なんだ!お前と月乃が仲良くしちゃ!駄目なんだよっ!」
「だから、なんでだよ?」
あくまで俺は冷静を保つ。俺まで海みたいに叫んだら、話が進まないしな。
「だって、お前らが仲良くしたらっ、月乃がっ!月乃が壊れる!」
「え?」
俺は返事が出来ないまま、つっ立っていた。
俺と暦が仲良くしたら・・・暦が壊れる?
もう何が何だか分からなかった・・・
エロは命!
どうも、キリリョーです(^-^)
何かと忙しくて、投稿が2ヶ月ぶりになってしまいましたw
まぁ、読んでくれてる人がいない可能性もあるので、そこは深く考えないでおこう(´Д`)
はい!というわけで!
今回は何故か妙にスッキリしない終わり方です。
作者・・・自分の都合でこんな中途半端になってしまいました(´・ω・`)
しかし!こういう風に終わらせておけば、すぐに次の話を投稿しないといけないという気持ちに駆られ、執筆が進むと思うのですw
そう!いわば、ショック療法!・・・違うか。
というわけで、ものすごく眠いので、分けわからん後書きになってしまいそうなので(もうすでに分けわからん)今日はこのへんで・・・
あ、よかったら自分のブログなんかも読んでくれたら幸いですw
http://ameblo.jp/atonu-yamada/