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行方不明者の末路

読もうとしてくださってありがとうございます。ド素人、小説の書き方すらろくに分からない奴が書いた?小説なので誤字脱字があります。誠に申しあけございません!

只今16時53分、修学旅行中の桐生です。


俺、迷子になりました。


「どうすっかな」


いやぁ、皆で行動してたつもりが舞妓さんがいて、その後ろくっついってたらいつの間にか迷子に・・・


つうか、ここどこよ?


確か、電車やらバスに乗ったような記憶が・・・


・・・・・・・・・


・・・・・・


・・・


うん、焦る必要はないさ。こういうときは冷静になるわけよ。アツくなっちゃ駄目なのよね。


さぁ、携帯で嵐にでも電話しよう、そうしよう。


えーと、確か右ポケットに・・・


・・・・・・


・・・


あれ?


・・・携帯が、ない。


「冗談だろ?」

俺は昨日のように汗が止まらなかった。


くそ、左ポケットは・・・


・・・


ねぇな。やべぇ、どうしよう。


俺はバッグなど携帯がありそうなところを、全部調べたが携帯は見つからなかった。



「おい、見つかったか?」

私はこっちに向かって走ってきた嵐に結果はどうだったか聞いた。


「駄目だ、どこにもいないし携帯にもでない。海のほうはどうだった?」

嵐は息を切らしながら私に聞いてきた。


私も駄目だと言い、二人の間に沈黙が続く。


ったく。どこいったんだよ、翔・・・


私達はいきなり行方不明になった翔を探していた。


先生達も探してくれているが、まだ翔は見つかっていない。


はぁ。


私は深いため息をはいた。


と、同時に私の携帯が鳴り響いた。


「もしもし」


『海ちゃん?私よ、夕月よ』


電話の相手は夕月先生だった。


「はい、なんか分かったんですか?」


『いいえ。ただもう時間が時間だから貴女達は、皆と一緒にホテルに帰りなさい』


私は、否定しようとしたが、私達が残ったとしても何も出来ない。


私は、「はい」と言い、まだ探し回ってる皆に連絡を取った。


「もう18時・・・6時か」


嵐は神妙な顔で呟いた。


はぁ、居たら居たでうざいが、さすがに心配はする。


私達はなんだかんだ言ってあいつの事が好きだ。


あいつは確かに不良だがクラスでは男女限らず人気がある。


何かあった時はあいつは・・・翔は必ず来てくれる。顔見知りだろうがそうじゃなかろうが。


クラスの連中も何人か翔に助けられたって奴はいる。


馬鹿だが良い奴だ。本当に良い奴。


だから嵐や力、月乃や加奈も探してくれるのだろう。


私は翔の携帯に電話をしたが、あいつは出なかった。


「馬鹿野朗・・・」

私は誰にも聞こえないように呟いた。



「うひょう!エロ・・・」

俺はコンビニでエロ本を読み、現実逃避をしていた。


だってこうなったら現実逃避しかないじゃない。


はは!この後の事?知ったこっちゃねぇや!俺はまずこのエロ本を読む!


と、エロ本を夢中で読んでる最中に肩を叩かれた。


「あ?」

俺は振り返り驚愕した。


「キミ?何歳だい?ちょっと話いいかい?」

警察キター!


俺はエロ本をもとに戻した。


すぅ~


息を吸って・・・


全力疾走!!!


俺は光並みの速さで警官の前を駆け抜けた!


警官は最初こそは呆気にとられてたが数秒後・・・


「まっ待ちなさい!」


追いかけてきた。


「待てと言われて待つ馬鹿がいるかぁ!」


「っく・・・止まらないと撃つぞ!」


「何を!?」


「そりゃぁ・・・ね?」


「ね?っじゃねぇよ!つうか撃っちゃ駄目だろ!」


「大丈夫だ!バカボ○の警官はバンバン撃っていたさ!」


「本官さんと一緒にするな!つうかアレはアニメ!」


「かちゃ・・・」


「なんか今出したよね!?」


俺は何故か警官と鬼ごっごをするハメになってしまった。



「はぁ~」

右手に箸を持ったまま私は溜め息をはいていた。


もう20時か・・・


翔の手がかりはまだ何もない。


携帯は翔のバッグに入っていて出ない理由も分かった。


はぁ・・・


もう何度目になるだろうか?


溜め息ばっかだな・・・


「海、大丈夫か?」


隣に座っていた嵐が心配そうに顔を覗き込んできた。


私は「大丈夫だ」と言い止っていた食事を再開した。


美味いのに不味い・・・


他の皆も私と同じような感じだった。


あいつが居たなら、めっちゃ美味く感じただろうな。



「はぁはぁ・・・撒いたか」

あれから数十分、警官と鬼ごっこをしていた俺だがやっと逃げ切った。


つうか、ここどこよ?


数時間前にも同じような事を思っていたな・・・


まぁ、あれから事態は悪くなっている気がするが。


なんせ警官から逃げるのに、いっぱいいっぱいで、場所が全然分からん。ははは・・・はは・・・は・・・


どうしよう?マジでこりゃぁ、野宿するハメになんぞ。交番とか行けば良いだろうがさっきのでなぁ。


う~ん。明日になれば交番に行けるか。流石にあのアホな警官も大丈夫だろう。


くそ、エロ本なんか読むんじゃなかったぜ。


俺は腕時計を見た。


「20時49分か・・・」


・・・・・・


・・・腹減った。


どうやら俺は馬鹿なのか、呑気にこんな事を考えていた。



「ふふふーん♪宿題終わったぁ」


私は体を伸ばし、宿題が終わった後の余興に浸っていた。


といきなり私の携帯が鳴った。


「ん?電話?誰からだろ」


携帯のディスプレイには『海先輩』と表示されていた。


「もしもし?飛鳥です」


『おう、飛鳥ちゃん。今大丈夫か?』


「はい、大丈夫ですけど・・・あっ!そういえばお兄ちゃんどうしてます?誰かに・・・例えば今原さんとかになんかしてません?」


『あ?い、いや。ちょっと私の話を聞いてくれるか?』

海先輩は珍しく、焦った様子で私の話を遮った。


『あのな、実は翔が行方不明なんだ』


「え?」

頭が真っ白になった。


・・・それから海先輩は色々話してくれたが私の頭には、何も入ってこなかった。


『それじゃ、何か分かれば連絡するから』


「はい・・・」

私は返事をし、携帯を切った。


お兄ちゃん・・・



「飛鳥ちゃんは何だって?」


電話が終わったと同時に嵐が聞いていた。


「あぁ、かなり動揺してた。でも一応知らせとかないとな」


「そうだな」


・・・もう21時も終わろうとしてる。


警察にも連絡はしたが何も分からない状態だ。


もう私たちに出来る事は何もない。後は翔が帰ってくるのを待つだけだ。


・・・翔、早く帰って来い。



「うわぁ、くそ不味いなこのおにぎり・・・」

俺はあれから、しばらく歩き、コンビニで夕飯・・・おにぎりと弁当を買い公園で遅い夕飯を食っていた。


なんだよ、『大自然の中のすごく美味しいりんご味』って」


大体、大自然の中にりんごってあるのか?そもそも、なんで俺はこんなおにぎりを買ったのだろう?・・・ミステリー。


はぁ、心身ともに疲れたぜ・・・警官に追われ走りまわされるわ、こんな不味いおにぎり買っちまったわで。


はぁ、せめて誰かと話がしてぇな。でも電話番号分かる奴いねぇし。


・・・・・・・・・


・・・・・・


・・・家電があるじゃねぇか!!!


そうだ!飛鳥に電話し、そっから海達に俺がどこにいるか言ってももらえば問題ないじゃねぇか!


俺は残りの夕飯を食い、公園の中にあった公衆電話で飛鳥に電話をかけた。


電話のコールが続く・・・


何秒後か分からんが飛鳥はでた。


『もしもし、桐生です・・・』


「おう!もしもし!俺だ俺!」


『すみません・・・お金はありませんのでお引取りください』


「俺は、オレオレ詐欺じゃねぇぇえええええええええええ!」


「私の兄は・・・兄はっ!もう・・・うぅ」


「え!?なんでいきなり泣いてんの!?しかもなんか俺が死んだようなテンション!それに俺は死んでないからね!?」


「お兄ちゃん・・・どこに・・・貴方は一体いずこへ」

こういう危機的状況でも微妙に笑いが起きそうなセリフを言いやがった。というか、電話の相手が俺じゃなかったらどうするつもりだったんだ。


って飛鳥は俺がどういう状況にいるのか分かってるのか。大方、海辺りが連絡したのだろう。


・・・心配かけちまったな。


俺はなるべく優しい声で飛鳥に言ってやった。


「大丈夫だ、俺はなんともない。だから落ち着け」


これで分かったか?


『え?・・・お兄ちゃん!?』


「おう、いろいろ悪かったな」


『よ、よかった。お兄ちゃん生きてた・・・』

飛鳥は心底安心したような声だった。


「当たり前だろうが。そっちは変わりないか?」


『もう!そんな事言ってる場合じゃないでしょ!なんで行方不明になんてなったの!?』


「うむ、それがだな、我が妹よ。実はかくかくしかじか・・・」


『ちゃんと説明しなさい』


「はい」

俺を殺しかねない声色だった・・・


『それで?』


「まぁ、アレだよ。舞妓さんがいて、後くっついて行ったら、迷子になり、現実逃避しようとエロ本見てたら警官にバレその後追いかけっこ、結構走った挙句さらにどこか分からなくなり、お前に電話。今に至る」


『ツーツーツー』

電話が切れていた。


・・・もう1度電話かけるか。


『もしもし。桐生です』


「おう、お・・・」


『死ねばいいと思う』


「いきなり!?」


『ツーツーツー』


「あぁああああすぅぅうううううかぁぁぁあああああああああああああ!」

俺は叫びにならない叫び声をあげていた。


なんで!?なんで切るの!?俺なんか悪いことしたか!?


くそ!もう一回電話だ!


コールが何秒か続きその無機質な音は終わった。


「もしもし!あす・・・」


『お客様のご都合によりお繋ぎできません。お客様のご都合によりお繋ぎ出来ません。ぶつっ。ツーツーツー』


「着拒かよぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」


公衆電話もできるのかぁぁぁああああああああああああああああ!


「はぁはぁはぁ」

全力で叫んだ結果、息継ぎがやばくなっていた。


もう電話はいいや。


俺は、一旦息を整え重要な事が分かった。


「ここ、なんか見覚えがあるよな」


なんで見覚えがあるんだ?


俺は瞑想にふけこんだ。


夢で見た?


・・・ないない。


○姦スポット?


・・・ないない。


それに青○スポットだからってなんなんだ。


前世の記憶?


・・・ないない。


俺にそんな電波キャラはないしな。


前に美少女とデートに来たから?


・・・ないない。


第一、生まれてこの方デートした事がない。


幻想○界の記憶?


・・・ないない。


岡○じゃあるまいし。


桜の木の魔法?


・・・ないない。


つうか桜咲いてねぇ。


実はここは、虚像世○?


・・・ないない。


チーム名はリトルバ(自主規制)


・・・やばいな、完全に手詰まりだ。


「はぁ・・・」

体の底から溜め息を吐く。


もうこうなったら、ここで野宿か。明日になったら交番に行こう。



俺はさっき居たベンチへ移動した。


ベンチがあった方へ歩いていると人の声が聞こえてくる。


俺は、時間が気になり腕時計を見た。


時間は23時19分。


「なんでこんな時間に人が?」


しかも結構人数がいるっぽいな。


・・・・・・


うん?


うん?!


こんな夜中に数人の声?


ってことは・・・


「AVの撮影!?それか青○の数人プレイ!?はたまた輪○!?」


うひょぉぉぉおおおおおおお!


これは是非、俺の脳内HDで録画しなくてはっ!


俺は声が聞こえる方へ、そっと向かった。


近づくにつれ、何を言ってるか分かってくる。


「おら!気持ちいいだろ?」

女の声だ。


ふむふむ、これは強○や輪○じゃなくて、A○か?しかもM男向けの。


さらに近づく。


「あはは!やめてあげなよ!顔なんか蹴ったらアザできちゃうでしょ~」

今度は違う女の声。


うん?なんだ?3Pか?


今度は女の泣く声が聞こえた。


・・・・・・


・・・レズ?


この○Vはレズプレイのやつか?


どすっ!


「うぐぁ・・・」


!?


なんだ?今、物凄い鈍い音がなったぞ!?それに喘ぎ声なんかではなく、痛みに耐える声も。


つづいてさっき喋ってた女の声が聞こえた。


「こういう風に腹を蹴んないと。こうしたらバレないし」


バレない?A○撮影じゃねぇのかな。


俺はそっと木に隠れ、女達がいる方を覗いた。


・・・おいおい、マジかよ。


どうやら、○V撮影ではなく、いじめの現場だった。


女二人が、女を蹴ったりしている。


はぁ。


俺は本日何回目か分からない溜め息を吐いた。


「かったりぃ」


どうして、こんな時に限っていじめの現場に遭遇するんだよ。


俺はそいつらが居る方へ堂々と歩いていった。


そして、いじめてる奴らに向かって呟く。


「お前らさ~こんな事していて楽しいのかよ」

軽い感じで言ってやった。


相手は女の子だしな。さすがの俺でもすごんだりはしない。


二人は俺に気づき、俺にまで暴言を言ってきた。


「あぁ?誰だよ、お前?」


「うわぁ、こいつホームレスじゃね?」


「まじか。うわぁきも~」


ぐさ!


うぐぅ。女の言葉って精神的にクるな・・・


ってあれ?こいつらどっかで見たような?


二人も俺と同じ疑問を思ったのか、俺の顔をじろじろと見てきた。


そして、動揺した様子で叫んだ。


「桐生!お前、行方不明なんじゃ!」

女Aが俺の名前を呼んだ。


・・・・・・


・・・


あぁ~思い出した。こいつら、俺と同じクラスの奴だ。


ってあれ?


なんで同じクラスの奴が?


俺はきょろきょろと周りを見わたす。


・・・・・・・・


・・・・・


・・・


あぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああ!!!


そうだ!ここは俺達が泊まってるホテルの前にある公園だ!


そうかそうか!警官と鬼ごっこしてるときに、思いっきり走ったからこんなとこまで・・・


こう思うと、俺すげぇな。駅何個分かは分からんがそんだけの距離を走ったのか。


ん?都会だから駅はめっちゃあるから走っても戻ってこれる距離だったのか。だからか?・・・よう分からん。


俺は考えを止め、ふと、いじめられてる奴を見た。


「暦!?」


いじめられてる奴は暦だった。


そうか、こいつらが暦をいじめてた連中か。


まぁ、まずは助けるか。


「大丈夫か?暦」


俺は倒れている暦に向かって、手を差し伸べたが俺の手は掴まれなかった。


「暦?」

なんだ?声が聞こえなかったのか?


俺は暦の顔を覗きこんだ。


・・・・・・・・・


・・・・・・


・・・こいつら。


「おめぇらよ、こんな事して楽しいか?」

俺はもう一度同じ質問をした。


「は、はぁ?お前に関係ないし」


「そ、そうだよ、つうかさっさとホテルに戻れよ」


はぁ~。


まったくもってかったるい。女の子を殴るわけにはいかねぇし。


・・・仕方ねぇな。


「お前ら、半殺しにされたくなかったら、もういじめなんてしないって誓って帰れ。今回は見逃してやっから」


これだけ下手にでれば問題ないだろ。


「私たちいじめなんてしてないし~ちょっと遊んでただけだし」

女Aは全然反省の色が見えない調子でほざきやがった。


「これのどこが遊びだよ。いいからさっさと帰れ。さもねぇと半殺しにすっぞ」


「はぁ?女を殴んの?マジウケる」


おぉ~やべ。マジで殴りそうになったよ。危ねぇ危ねぇ。フェミニストなのに女殴っちゃだめだよな。


「え?いきなりどうしたの?黙って。なんか言えよ」


あぁ~駄目だ。もうヤっちまうか?うん、ヤってもいいよね?よし、ヤっちまおう♪我慢ならねぇ♪


俺はこいつらに向かって一言呟く事にした。


「ヤっちまうぞ♪」


『ごめんなさい』

二人とも、見事な土下座だった。


うんうん。素直で良い事だ。これなら許してやらん事ない。


そりゃぁ人間、満面の笑みでヤっちまう♪などと言われたらそうなる。


・・・え?


ヤっまうって、どっちの意味かって?


はは!そりゃぁ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「ゴホン!よし、ならさっさとホテルに戻れ」


『はい!かしこまりましたかしこぉ!』

・・・ネタが古い。


さて、昔のネタが見れたし、俺ももど・・・


「って、倒れたままの暦をどうにかするか」


・・・・・・・・・


・・・・・・


・・・


ふう。疲れた・・・


倒れてる人間を介抱するって大変だな。


「しっかし、ベンチに納まる身長か・・・うふ」


は!何を考えてんだ俺は!?流石にマズいだろ!い、いや!だけど!しかし!


いくらなんでも気絶してる女の子の体を触るなんて、さすがにまずいよな。


ふぅ、落ち着けよ。桐生翔。俺は紳士なはずだろ?触るなら堂々と起きてるときに触れば良いじゃないか。


チラ。


いい身体してるやん。ごくり。


ちら。


胸も背が低いくせにあるっちゃある・・・ごくり。


ちら。


しかし、やっぱ顔だよな。人形みたいな綺麗な顔立ち。ごくり。


・・・もう我慢ならん。


「トラン○ム!とくと見るがいい!我が息子がつくりし、コメ太郎(ちん○の名前♪良い名前だろう?)のでかさを!」


「やかましいわぁ!」


ティーン!


「はうあぁにゃぁあああごぉいいいさだいぽぉぉぉかがりィィ!」

俺は言葉にならない雄たけびを上げた。


だって!だって!局部に蹴りがぁぁぁぁあああああああああああああああああ!


コメ太郎ぉぉぉぉぉおおおおおおおお!死ぬなぁぁぁ!生きろぉぉぉ!生きるほうが戦いだぁぁぁ!


「こんーなに一緒だぁったのに~・・・あれ?」

続きの歌詞なんだったけ。あれ?覚えだせねぇ。


ごほん、なら次の曲。


「儚くちぃった光がぁー僕らを・・・あれ?」

やべぇ、また忘れた。


ごほん、なら次の曲。


「侵略!侵略!侵略!しんりゃ・・・違げぇでゲソ、これイ○娘だゲソ」


ごほん、なら次の曲。


「君だけをー君だけをー好きでーいたよー君だけ・・・ぐす。やっぱCLANNA○はいいよなぁ」

もうあれはギャルゲーを越したよね・・・


って違う。


「うーん、次はな」


「アニソン大会か!」


どすっ。


「がぁ・・・ん・・・だ・・・」

痛みに耐え切れず俺は膝をついた。


なんだろう。さっきは股間だったが今度はその上、腹部に痛みが。


一体誰がこの俺を殴ったというのか・・・


俺は殺人級のパンチ力・・・もとい蹴り力を持つ人間を確かめるべく顔を上げた。


「・・・なんと、あのときの少女か!ふふ、やはり君と私は戦う運命にあった!そう!まさしく愛」


「お前はブシドーか!」


「いやね、なんか最近俺の中で流行ってるんだよ。グラハ○が。そうそう、それに最近ホータローが気になりだしてね、なんか俺も推理したいと思ってるんだよ。そこで海。なんか事件とか起きてないか?」


「そんなのお前の行方不明に決まってるだろぉぉぉぉぉおおおおおおおおおお!」

海は声帯が壊れそうなほど叫んだ。


おぉ。事件が起きてたか!そうかそうか。ならここは俺の出番・・・名探偵の翔が推理してやろう。


んで、海はなんて言った?そんなのお前の行方不明に決まってるだろ、だったか。なら海は犯人を俺だって思ってる。まったく、どんな事件が起きたか分からないのに、いきなり犯人扱いかよ。まったくこれだから素人は。


ん?


俺は海の発言に違和感を覚えた。お前の行方不明・・・ここでのお前とは俺のことだろう。


「お前の行方不明・・・翔の行方不明。そうか!犯人は俺だ!」


「死ねぇぇぇええええええええええええええええええええええええええええ!」

海は世界チャンピオンのボクサー並みのスピードで俺の腹部を殴った。


グチャ、という腹から鳴ってはいけない音が聞こえたのはたぶん俺の気のせいだろう。


さすがに2回も同じところを殴られれば、ふざける気も起きない。


俺は痛みで途切れそうになる声を上げ海に謝った。


「わっ悪かった・・・だからもう殴らないで」

俺の体力はもう0よ!


海は俺が謝ったと同時に深い溜め息をはいた。


「で?お前はなんで行方不明になった?どこにいた?」

そんな矢継ぎ早に質問しなくても・・・


俺は手短に話す事にした。かったるいからな。


「実は、かくかくしこしこ」


「100回死ねぇぇぇえええええええええええええ!」


「そんな幼馴染のツンデレっ娘みたいな言い方して殴らなくてもぉぉぉおおお!」

只今23時48分、あの世とこの世の狭間で迷い猫になりそうな俺の断末魔が、綺麗な星空に響いた。


・・・人生でこう何回も断末魔を叫ぶ人間はそうそういないだろう。


俺はそう思いあの世への道へ迷い猫よろしく迷い込んでいった。






































どうもどうも。素人ボーヤのキリリョーです。


いやぁ、こんな小説を読んでくださった方、本当にありがとうございます。


読まれてると思えば、なんか嬉しい気持ちになる今日この頃です。


しっかし、なんだかんだいって、もう12部なんですね。こんなに書いてるとは自分でも驚きますw


最初は友達が小説を書いてて、誘われたから書いてみただけなのですが案外執筆活動というのは面白いと気づきました。


うん、その友達には感謝しとくかw


さて、今回の話は、シリアスとギャグを混ぜた話です。めっちゃ読みづらいとは思いますが、ちょっとこういうのをやってみたかったので、こんな展開にしました。


次回はやっと暦ちゃんの話になります。


暦ちゃんと馬鹿(主人公)がどう絡むのか!


乞うご期待!www


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