第六章 五話 『白雪と月光のアンコール』
ふと、誰かが窓の外を指差した。
「あ、雪……」
静が小さく呟いた。その声は、まるで何か神聖なものを見つけたかのように、静謐な驚きに満ちていた。
全員が、まるで引き寄せられるように窓の方を振り向く。
外では、いつの間にか雪が降り始めていた。
白い雪が、街灯の琥珀色の光に照らされながら、静かに、そして優雅に舞い落ちている。まるで世界が、優しい白い毛布に包まれていくかのようだった。
一片一片が、時間をかけてゆっくりと地面に降り積もり、街の喧騒を柔らかな沈黙で包み込んでいく。
「綺麗ね……」
美香がうっとりと呟いた。その瞳には、窓の外の雪景色が映り込んでいる。
京介も、窓の外をじっと見つめていた。
雪の中に、今日一日の出来事が、まるで映画のワンシーンのように浮かび上がっては、ゆっくりと溶けていくような気がした。
美香とのショッピング、プレゼント交換、水族館での不思議な時間。
そして、この予想外の誕生日パーティー。
温かな笑い声、心のこもったプレゼント、みんなの優しい眼差し。
(こんな日が、来るなんて……)
京介の胸の中に、じんわりと温かい何かが広がっていった。
それは、今まで感じたことのない、新しい感情だった。喜びとも、感謝とも、幸福とも言えない、それらすべてが混ざり合ったような、名前のつけられない感情。
「さて、そろそろお開きにしましょうか」
透が壁の時計を確認しながら、穏やかに声をかけた。時刻は午後八時を過ぎている。
楽しい時間は、本当にあっという間に過ぎていった。まるで砂時計の砂のように、指の間からこぼれ落ちていくような速さで。
「え、もうこんな時間?」
美香が驚いたように声を上げた。時計を見て、信じられないという表情を浮かべる。つい先ほどまで夕方だったはずなのに、と言いたげな顔だ。
「楽しい時間は早く過ぎるものですね」
月夜がしみじみと呟いた。
その声には感慨深げな響きが含まれている。まるで、何度もこの経験をしてきた者の、達観したような口調だった。
「そうだね。とっても楽しい時間だった」
劉も満足そうに微笑んだ。
その笑顔は、心からの充足感に満ちている。今日一日の出来事が、彼の心を温かく満たしているのが、表情からありありと伝わってきた。
「静ちゃんと大和くんは僕が送ります。身支度をお願いしますね」
透が二人に声をかけた。その言葉には、いつもの優しさと、さりげない気遣いが込められている。
「ありがとうございます、透さん」
静と大和が揃って丁寧に礼を言った。二人の声がハモり、思わず顔を見合わせて微笑む。
「じゃあ、俺は師匠と浩二さんと一緒に帰るよ!」
劉が元気よく手を挙げた。その動作は、まるで小学生のような無邪気さに満ちている。
「そうですか。では、お気をつけて」
透が優しく言った。
「はーい!」
「お疲れ様でした。楽しかったです!」
天音も元気に手を振った。
その笑顔は、今日一日の喜びを物語っている。
彼女の瞳は、まだパーティーの余韻に輝いていた。
帰り支度を済ませた京介と美香は、巨大なクマのぬいぐるみを京介が抱えながら、店の外に出た。
ドアを開けた瞬間、冷たい空気が頬を撫でた。
吐く息が白く染まり、すぐに夜の闇に消えていく。外の空気は、店内の温もりとは対照的に、ひんやりと肌を刺す。
「じゃあ、僕たちは先に帰りますね」
京介が透に向かって言った。
「ええ、お気をつけて。今日は楽しかったですね、京介くん」
透が優しく微笑んだ。その笑顔には、本当に心から楽しんでいた様子が滲み出ている。
「……はい。ありがとうございました」
京介は少し照れくさそうに、それでも心から礼を言った。声には、確かな感謝の気持ちが込められている。
こんなに素直に感謝の言葉を口にできたのは、久しぶりのことかもしれない。
「美香さんも、今日は本当にありがとう」
浩二が京介の代わりに、改めてお礼を言った。
「いえいえ、私も楽しかったです!」
美香が嬉しそうに答えた。その表情は、心から満足しているように見える。頬は少し紅潮し、瞳は幸せそうに輝いている。
二人は、同じアパートに住んでいるため、帰りも一緒だ。雪の降る夜道を、二人は並んで歩き始めた。
足跡が、真っ白な雪の上に静かに刻まれていく。二人分の足跡が、並んで続いている様子は、どこか詩的な光景だった。
ーーーーーー
店内では、透と静、大和が帰る準備をしていた。
「それにしても、素敵なパーティーでしたね」
静がコートを羽織りながら言った。コートのボタンを留めながら、まだ頬が緩んでいる。
「本当だね。八田さん、すごく嬉しそうだった」
大和も同意した。マフラーを巻きながら、満足げに頷く。
「でも、自分の誕生日を忘れちゃうなんて、京介さんっておっちょこちょいですね」
静がくすくすと笑った。その笑い声は、非難ではなく、むしろ愛おしさを含んでいる。
「そうだね。日程を聞いたら予想できそうなものだけど」
大和も苦笑しながら言った。
でも、その表情には温かさが滲んでいる。
その会話を聞いていた陽子が、少し複雑そうな表情で呟いた。
「あの子……誕生日って言葉を聞くと、苦しそうにするのよね」
「え?」
静と大和が驚いて陽子を振り向いた。
二人の表情には、心配の色が浮かんでいる。
「記憶のこと、ですね」
透が静かに言った。
その声には、深い理解が込められている。
まるで、京介の心の奥底まで見通しているかのような、洞察に満ちた口調だった。
「ええ。きっと、誕生日を祝われた記憶が薄いから、実感が湧かないんでしょうね。本当なら、幼い頃から毎年お祝いされて、誕生日というものが特別な日だって、身体で覚えているはずなのに……。でも……」
陽子は言葉を切った。
「多分、それだけじゃないのよね」
最後の呟きは、陽子本人にしか聞こえなかった。
その声には、母親のような深い洞察と憂いが含まれている。まるで、京介の抱える闇の、もっと深い部分を見抜いているかのような響きがあった。
陽子は窓の外を見た。雪の中を歩く二人の背中が、だんだんと小さくなっていく。白い雪に溶け込むように、その姿は遠ざかっていく。
「今日は、みなさんのおかげで、きっと誕生日が特別な日だって感じてくれたと思うわ。心から、ありがとう」
陽子が心から礼を言った。その声は、少しだけ震えている。
「いえいえ、きっと、感じてくれましたよ」
透が優しく微笑んだ。
「そうだね。八田さん、最後はすごく楽しそうだったもん」
大和が明るく言った。その表情には、確信が滲んでいる。
「来年も、みんなでお祝いしましょうね」
静が提案すると、全員が笑顔で頷いた。
その笑顔には、来年への期待と、これからも続いていく絆への確信が込められている。
ーーーーーー
雪の降る夜道を、京介と美香は並んで歩いている。
街灯の光が、二人の影を長く伸ばしていた。足音は雪に吸収され、世界はとても静かだ。
まるで、この世界に二人だけしかいないような、そんな錯覚を覚えるほどの静寂。
「重くない? そのクマ」
美香が心配そうに尋ねた。ちらりと横目で、京介の腕を見る。
「……まあ、なんとか」
京介は素っ気なく答えたが、巨大なクマを大事そうに抱えていた。その仕草には、プレゼントを大切にする気持ちが表れている。少し不器用に抱え直しながらも、決して手を離そうとはしない。
「ふふ、部屋に置いたら邪魔そうね」
「本当にな……」
二人は静かに歩き続けた。
雪は、まだ降り続けている。
しんしんと、音もなく。
祭りの後の静けさ。
寂しさ。
胸にぽっかりと穴が空いたような感覚。
似たような感覚を、合同文化祭の後に味わった記憶がある。楽しい時間が終わってしまった後の、あの独特な虚無感。まるで心の中に、冷たい風が吹き抜けていくような。
「ねえ、八田君」
美香がふと口を開いた。
「なんだ?」
「寂しいね」
美香の声は、いつもより少しだけ小さかった。
まるで、この静けさを壊したくないかのような、そっと囁くような声だった。
「んな……読むなよな」
京介は顔を赤らめ、必死に表情を繕おうとした。
だが、感情を読める彼女には、そんな努力は意味がない。心の中が、まるでガラス張りのように見透かされている気がして、京介は少し居心地悪そうに視線を逸らした。
「私も寂しいよ。でも、また今度遊べばいいのよ。私の誕生日とかね!」
美香は明るく言った。わざと元気な声を出して、この寂しさを吹き飛ばそうとするかのように。
「祝えってか。図々しいな……それに、順番で言ったら次は大和だろ」
「大和君はほら、静ちゃんに任せないと」
「まぁ、それもそうか」
確実に両思いな中学生コンビ。
京介にはよくわからないが、陰ながら応援しなければとは思う。二人の初々しい様子を思い出して、京介の口元が微かに緩んだ。
「それにね、八田君にはいっぱい話したいことがあるの。長い、長い話になるけど……私の過去のこと、家族のこと、超能力のこと、これからのこと……」
美香の声には、何か決意のようなものが含まれていた。まるで、覚悟を決めて、自分のすべてを打ち明けようとしているかのような、真剣な響きがあった。
「……わからないだろ」
京介が突然、小さく呟いた。
「え?」
「だから、わからないだろ。次があるなんて、限らない。もしかしたら、今日から予定が合わなくて会えなくなるかもしれない……また、忘れちゃうかもしれない。今日のこと全部、お前のこと全部……」
京介の声は、震えていた。それは恐怖の震えだ。
何かを失うことへの、深い恐怖。
大切なものが、また指の間からこぼれ落ちていくことへの、言いようのない不安。
美香は一瞬だけ驚いた表情を見せたが、すぐに真剣な眼差しで京介を見返した。その瞳には、強い意志の光が宿っている。
「ねぇ、記憶を取り戻したい?」
「は?」
突然の問いに、京介は驚いた。
話の流れが急に変わり、戸惑いの表情を浮かべる。
「夏の終わり、八田君は妹の瑠衣ちゃんの記憶を取り戻したくて、組織に接触する決意をした。それはもう忘れてしまったの?」
「忘れるわけないだろ。……でも」
京介の声は、苦しげに掠れた。
「でも?」
「僕が関わろうとしなければ、『こう』ならなかっただろ?」
京介の声には、自責の念が滲んでいた。まるで、すべてが自分のせいだと、心の底から思い込んでいるかのような響きがあった。
「それは違う!」
美香が強く否定した。
「違わない!」
京介も負けじと叫んだ。その声は、夜の静寂を切り裂くように響いた。
「!」
「僕が組織に関わろうとしなければ、天音と月夜は僕たちの前に現れなかった。劉も、透さんも、組織と対峙なんてしなかった。草薙が危険を犯して戦うこともなかった。大和や静が組織に顔を覚えられるなんてこともなかった! 現に、劉は大怪我をした。みんな、みんな、命が危なかったんだ!」
京介の声は、次第に大きくなっていった。その声には、深い後悔と恐怖が込められている。まるで、心の奥底に押し込めていた感情が、堰を切ったように溢れ出してくるかのように。
あの一件から、眠りから醒めてからずっと頭の片隅にあったモヤモヤ。
ずっと蓋をしてきた感情。
それが今、京介の中ではっきりと輪郭を持ち、恐怖として心に溢れ出す。
記憶を取り戻そうとすれば、今日のような時間を失ってしまうかもしれないのだ。
もしかしたらもっと残酷なことになるかもしれない。大切な人たちが、また傷つくかもしれない。
それは、記憶を失ったままにするよりも恐ろしいことだ。
もともと最近まで失ったことにすら気づいてなかったのだ。
この温かな時間を失うかもしれないなら、いっそ、もう……
「八田く……ううん」
美香は言葉を切った。
「……京介」
美香は、初めて京介を名前で呼んだ。
その声は、驚くほど真剣だった。
まるで、これから何か重大なことを言うかのような、覚悟に満ちた声だった。
「な、なんだよ」
京介は戸惑った様子で答えた。
美香の突然の変化に、思わず一歩後ずさる。
「私は、草薙美香は、八田京介が大好きです」
美香は真っ直ぐに京介を見つめて言った。
その瞳には、一点の曇りもない。ただ、真っ直ぐな想いだけが、そこにあった。
「はぁ!? お前、何言ってんだ」
京介は混乱した様子で声を上げた。
顔が真っ赤になり、目が泳いでいる。
「私は、草薙美香は、八田京介が大好きです」
美香は繰り返した。今度は、より強い意志を込めて。一言一言を、確かめるように発音する。
「……っ!」
京介は言葉を失った。ただ、呆然と美香を見つめている。
「実は『初めて』会った時から好きでした。温かい手も、他人に興味なさそうで実はよく見てるところも、人に優しくしたくても話しかけられない弱いところも、実は寝顔が幼いところも、好きです」
美香は一気に言葉を紡いだ。その声は、震えていた。でも、それは恐怖の震えではなく、感情が溢れ出すことによる震えだった。
「酷いこと言われても、今日集まったみんなの笑顔を、想いを幻にしようとする鈍感なところも、愛おしいです」
「今日の服装もかっこよくて、独り占めしたくて、少し長めに遊んでしまうくらい好きです」
「きっと、まだ到底敵わないかもだけど、あなたのおばあさま、お祖父様に負けないくらい愛します」
「……」
美香の怒涛の告白に、京介は何も言えなかった。
ただ、呆然と立ち尽くしている。頭の中が真っ白になり、何も考えられなくなっている。
「でも、あなたを好きなのは私だけじゃない」
美香は続けた。その声は、少しずつ落ち着きを取り戻していく。
「杉原君も、月夜さんも、天音さんも、静ちゃん、大和くん、透さん、もちろんあなたのおばあさま、お祖父様も、あなたを好きなの。大切にしたいの。あなたという存在が、みんなの心に確かにあるの」
「でも、僕には、わからない。お前の想いなんて、ましてや過去なんて……恋愛感情が何なのかも、わからない……」
京介の声は、絞り出すようだった。まるで、心の奥底から言葉を引きずり出しているかのような、苦しげな声だった。
そう、京介の初恋はまだなのだ。女性を見ても、同年代のクラスメイトが言うような魅力がわからない。胸がときめくという感覚も、恋に落ちるという感覚も、実感として理解できない。記憶喪失が原因なのか、もともと恋愛感情が欠如していたのか、それすらわからない。
「これから、いっぱい一緒に話しましょう」
美香は優しく言った。その声には、焦りも、失望も含まれていない。ただ、温かな包容力だけがあった。
「だとしても、お前が組織に関わる理由なんて……危険な目に遭う理由なんて……」
「言ったでしょ、私は超能力ヒーローを目指してるって! 私は! 私の力を人のために使いたいの! 救って見せたいの! それが私の夢で、私の生きる理由なの!」
美香は胸を張って言った。その姿は、まるで本物のヒーローのように凛々しかった。
「ねぇ、私の手をとって?」
美香は手を差し出した。
雪の中で、その手は小さく震えている。でも、それは決して引っ込められることのない、強い意志に支えられた手だった。
「お前の気持ちに答えられないかもしれないのに?」
京介は躊躇した。その声には、申し訳なさが滲んでいる。
「私は諦めない! あなたにも諦めさせない!」
満月をバックに、粉雪の祝福を受けて、美香が高らかに宣言した。その姿は、まるで舞台の主役のように輝いていた。月光が彼女の姿を照らし、降り積もる雪がまるでスポットライトの中の粉雪のように、幻想的な光景を作り出していた。
ああ、これから、いっぱい話すことになるのだろう。
『諦めた僕と諦めないお嬢様の話』を。
長い、長い物語を。
「これからも、よろしくね」
可憐で強引な少女は、満面の笑みを浮かべた。
その笑顔は、雪の夜よりも明るく、京介の心を照らした。まるで、暗闇の中に灯された一筋の光のように。
京介は、ゆっくりと手を伸ばした。
ためらいながらも、確かに、その手を。
美香の手は、とても温かかった。こんなに小さな手が、こんなに温かいなんて。その温もりが、手のひらから、腕を伝って、胸の奥まで染み渡っていく。
雪は、まだ降り続けている。
二人の手は、しっかりと繋がれたまま、帰り道を歩いていく。
京介は空を見上げた。雪は止む気配がない。でも、それは嫌な感じではなかった。むしろ、この瞬間を祝福してくれているような、そんな気さえした。まるで、世界中が二人の新しい始まりを祝福しているかのように。
「なぁ、草……み、美香」
京介は、初めて彼女を名前で呼んだ。
その声は、少しだけ照れくさそうに、でも確かに、彼女の名前を呼んでいた。
「はぁい?」
美香の声が、少し弾んだ。心臓が高鳴る音が聞こえてきそうなほど、嬉しそうな声だった。
「僕は……まだ、わからない。お前の気持ちに応えられるかどうかも、記憶を取り戻せるかどうかも。恋愛感情が何なのかも、まだ実感できない。でも」
京介は一度言葉を切った。
深呼吸をして、自分の気持ちを整理する。
「でも、これだけは言える。お前と出会えて、劉や透さん、大和、静、月夜、天音と出会えて、よかった。たとえ危ないことがあったとしても、今日みんなが笑ってくれたなら、それは無駄じゃなかったと思いたい。僕がいたことで、誰かが笑顔になれたのなら、それは……意味のあることだったんだと、信じたい」
「京介……」
美香の目に、涙が浮かんでいた。
「だから、僕も諦めない。記憶も、お前との約束も。みんなとの絆も。これから先、どんなことがあっても……一緒に乗り越えていけるなら」
京介は繋いだ手を、少しだけ強く握った。
その手の温もりが、約束の証のように感じられた。
美香は涙をこらえるように笑った。でも、その涙は悲しみの涙ではない。喜びと、安堵と、希望に満ちた涙だった。
「ずるい。そんなこと言われたら、もっと好きになっちゃうじゃない」
「……ばかか」
京介は顔を背けたが、その口元は微かに緩んでいた。耳まで真っ赤になりながらも、確かに、彼は笑っていた。
二人はゆっくりと歩き続ける。
手を繋いだまま。
雪の降る夜道を。
記憶を失っても、また新しい思い出を作ればいい。
明日も、明後日も、これから先も。
一日一日、少しずつ。
たとえ遠回りでも、たとえ時間がかかっても。
明日も、明後日も、これから先も。
二人の手が繋がれている限り、どんな困難も乗り越えていける気がした。
雪は、まだ降り続けている。
そして、二人の物語も、これからも続いていく。
―fin―
今回をもって、「諦めた僕と諦めないお嬢様の話」は最終回となります。
ここまで読んでくださった皆さま、本当にありがとうございました。
本当は京介の誕生日で物語を締めくくりたくて、さらに100話という区切りの良さもあり、終盤は少し駆け足になってしまったかもしれません。
まだ書きたいエピソードもいくつかあったのですが、キリの良さを優先して一度筆を置くことにしました。
次に作品を書く際は、しっかりプロットを準備してから臨みたいと思っています。
続編についても、いずれ描けたらと考えていますので、二部で見てみたい展開などがあれば、ぜひ教えていただけると嬉しいです。
そして、ブックマークや感想をくださった皆さまには、心から感謝しています。
ひとつひとつが大きな励みになりました。
それでは――メリークリスマス!




