決意
レンジの胸、ドクドク鳴り出した!白陽戦、すぐそこだぜ!
龍鳳高校の体育館、汗とガチでバチバチだ。磨かれたフロア、練習でボロボロ。白陽戦まであと2日、ボールのバウンド、ズシッとくる。
「ランニング、動け!」 中村の声、刃みてえに切れる、灰色の目ギラッ。スニーカー、キーキー、チームはTシャツにトラックパンツでグルグル。レンジ、190センチのガリマッチョ、森の隣で走る。森のポニテ、ボロい灰色のTシャツでピョコピョコ。
「なあ、森先輩」 とレンジ、声低えけどガッツ。「ドリブル教えて。できねえとゴミだ。」
森、笑い爆発、遅いヤツかわす。「ドリブル、レンジ? 何年もかかるぜ、お前みたいなバケモンでもよ!」
レンジ、黒い目ギュッ、汗ダラダラ。「ドリブルなきゃ足手まとい。チーム沈める。」
森、ペース落とし、ニヤリ硬え。「一晩でボール扱いバッチリとかムリだろ。時間とガッツいる。今やりたい? お前がもうスゲエこと磨け。それで十分。あとは勝手にくる。」
レンジ、足ガクッ。(もう…スゲエこと?) バスケ、カオスだ—ルールモヤモヤ、動きワケわかんね。バレーのド新人が、迷子。
森、首かしげ、ズルッと。「バレーよ。」
レンジ、ポカン。バレー? ツッコむ前に、瞬、飛び込む、茶髪ぐしゃぐしゃ、バスケTシャツベッタリ。「おーい、レンジ! 森先輩、マジだぜ。お前のバレー技、金! あのストリートコートな?」 ヘーゼルの目、ピカピカ。「ブロック、ガチで止めた。リバウンドも。ダンク—どうやったんだよ!」
レンジ、首かき、ポーカーフェイス。「バスケ、わかんね。ボール、リングにぶち込むんだろ? ゴミ箱にポイっとな。突っ込むだけ。」
瞬、固まって、爆笑、つまずきそう。「それ、お前だけだぜ、モンスター!」
森、先に行く、ニヤニヤ。(ボール、ベッタリ握るよな。突っ込む—レンジっぽい。) スニーカー、バシッ、ニコッ。
ランニング終わり、チーム、ストレッチでグダグダ、練習着でウー。レンジ、足伸ばす、森の言葉、頭グルグル。バレー。ブロック、リバウンド、ダンク。バレーのサーブ、ドカン、ブロック、鉄壁。それ、通用すんのか? ストリートコートのリング、ガタガタ、ボール叩きつけた感触。火がつく、でもモヤモヤ残る。
ベンチ近く、2年二人がウロウロ、スクリメジの笛、しまってある。山田、ガッチリ、黒髪トゲトゲ、レンジの目つかんで、ダッシュ。「シラネだろ? 山田海斗、2年。バスケ来たって? よろしくな!」 ニカッ、ちょっとビビり、手差し出す。
斎藤、細っこ、茶髪サラサラ、続く。「斎藤春人、2年。バレーのエースだろ? 来てくれて嬉しいぜ。」 声、落ち着き、目ガッチリ、うなずく。
レンジ、手握る、カチコチ。「ありがと、山田先輩、斎藤先輩。…模索中っす。」
山田、頭ポリポリ、クスクス。「模索が勝負だ。ハマるぜ—ジャンプ、ヤバいもん。」
瞬、近くでストレッチ、ニッコリ。「な、レンジ! 先輩、お前のバケモンぶり知ってる!」
森、耳ダンボ、ニヤリ。「山田、斎藤、新人ビビらすな。」
山田、笑って、手パッ。「優しくしてんすよ、森!」 斎藤、チラッと笑う、静か、でも優しい、動き柔らか。
練習、分ける—先輩、片コート、1年、石橋と別コート。石橋、トゲ髪ユサユサ、ガツンッと手叩く。「ドリブル、ルーキー! ガチれ!」
レンジ、ボールつかむ、バレーよりゴツい。ポン、ポン。サーブ前のタップみてえ。石橋のリズム、右手でボールピシッ。中島、ヒョロッ、ポカン。「シラネ、マジ初?」
西田、メガネピカ、うなずく。「スムーズすぎだろ、な。」
レンジ、肩すくめ、淡々。「なんちゃねえ。バレー、サーブ前にチョイ弾むし。」 (これ、ダメだ。もっとやらねえと。) スタート、小せえ。
瞬、隣でドリブル、ニヤリ。「俺、こんなスムーズ、何週間! 左手? 永遠!」 手チェンジ、ボールフラフラ。
レンジ、左手、やってみる。ボール、グニャッ。「左手、キツイ。」ブツブツ。「バレー、ほぼ使わねえ。変なプレーだけ。」 (森のヌルヌル動き、頭に。どうやる? 全部頭使う—ディフェンダーとかムリだろ。)
瞬、ヒジ、グイ。「もうバッチリだぜ。走りながらやれ、ハマるって。」
石橋、ガツン。「歩け、ルーキー! ボール感じろ!」 レンジ、進む、ボール、バシッ。瞬の昼トーク、響く—チャリ乗るみてえ。動き、ヌルッと。やり続けろ。
佐藤、ヒョロ長、親指グッ。「シラネ、いいぞ。速えな。」
中島、ニヤリ。「その調子、バッチリ!」
瞬、ニカッ。「モンスター・モード、レンジ!」
体育館向こう、工藤と葉山、2人速攻ドリル。葉山、後ろからパス、工藤、198センチでガンガン走る。工藤、レイアップにパス返す、でも葉山、アーク止まり、スリー、ネットシュッ。
工藤、止まって、ガン。「葉山、レイアップだぞ。」
葉山、戻り、ニヤリ。「スリーのが点高いっす、工藤先輩。それに、レンジのアイツ、向こうでキレてるな。」 1年の方、アゴ、レンジ、ドリブルガチ。
工藤、チラ見、ブツッ。「やってんな。白陽が本番。」 ボールガシッ、集中ガチ。「ドリルやれ。」
葉山、笑い、手上げ。「おっけ、次レイアップ!」 軽え口、でもリスペクト見える。
チャイム、練習終わり、1年、ドリブルとランニングでハーハー。先輩、ガチで消える。
金曜の練習、木曜のコピー—ランニング、ドリル、ガリガリ。1年、基本ガチ、先輩、エッジ磨く。終わりかけ、池田コーチ、ドスドス、白髪ぐちゃ、紺ユニ、赤ライン、「RYUHO」ドーンとフロント。
「ユニフォーム!」 池田、ガラ声、荒々。「並べ、点呼!」
名前、渡す、背番号ハッキリ。「中村陸、4番。」 中村、目ギラッで受け取る。「工藤大知、5番。」 工藤、ガシッ、あご固い。「石橋春樹、6番。」 石橋、ギュッ、誇り光る。「森啓太、7番。」 森、肩バサッ、ニヤリ。「葉山翔吾、8番。」 葉山、クルッ、クール。
「山田海斗、9番。」 山田、静かな「よっし!」目キラッ。「斎藤春人、10番。」 斎藤、そっと、笑顔チラ。「中島勇斗、11番。」 中島、拳ドン、声デカ。「西田健太、12番。」 西田、抱き締め、メガネモヤ。「佐藤陸、13番。」 佐藤、手なで、ビビる。
「田中瞬、14番。」 瞬、ガバッ、叫びクルクル。「レンジ、マジすげえ!」
「白根レンジ、15番。」 レンジ、最後、紺、重え。(バレーじゃねえ。バスケ。) 赤ライン、ピカッ、「RYUHO」バッチリ、15番クリア。(リングだ、ネットじゃねえ。) 黒い目、ガン見、心臓バクバク。1年、ガチでやる。
瞬、割り込む。「変え感じだろ? バスケユニ、マジ! 明日、白陽ぶっ潰そうぜ!」 レンジの腕、バシッ、ニカッ。
レンジ、うなずく、ギュッと。「白陽。行くぜ。」 (決意、ガッと燃える。)
土曜、試合当日。龍鳳の体育館、ピリピリ、磨かれたフロア、蛍光灯でピカピカ。壁の薄れたライン、コート囲む—ホーム。サイドライン、細え、部活終わりの数人—バレーの高田、陸上連中—立ったりあぐら、興味シンシン。上階の通路、クラスメイト、チラ見。
龍鳳、ウォームアップ、ユニキレ—紺に赤ライン、「RYUHO」ドーン。中村、スリー、バシッ、「締めろ!」 工藤、ダンク、リングガタン。森と葉山、パス、軽えけどガチ。瞬、ドリブルガンガン、「行くぜ!」
白陽、ビジター側、ドカドカ、白ユニ、黒ライン、薄灰ストライプ、「HAKUYO」バッチリ。新井直也、4番、180センチくらい、細えけど目ギラッ、指示ドン、キャプテン。「新井だろ?」 石橋、目細め、ブツブツ。後藤健司、7番、175センチくらい、ガッチリ速え、ガード、隣で走る。遠藤陸矢、10番、1年、190近いデカ男、ダンク、ネットガタガタ—あのデカいヤツ。佐々木悠斗、5番、2年、185センチ、ヒョロ長、フェイドアウェイ、シュッ、目キレる。小林颯、6番、3年、170センチ、チビッと、ドリル、シュシュッ、手ブレブレ。
瞬、ボール脇、止まる。「あのデカ男…バカでけえ。5番、遠くからイケるな。」
工藤、佐々木をチラ見、ブツブツ。「5番…どっかで見たシュートだ。」
森、ヒュッ、小林見て。「6番、速えよ。白陽、ガチだな。」
中村、6番に目、黙って。
中島、スニーカー紐、「強えな。」
佐藤、ストレッチ、うなずく。「マジ。」
でも、龍鳳のベンチ、一つ空。レンジ、いねえ。
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