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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

てのひらをたいように

作者: ヒロモト

20☓☓年。

ミュータント・ウィルスがアメリカの研究所から世界中にばら撒かれたことをきっかけに。これまでにない地球規模の戦争が始まった。

捕虜になったある男が椅子に特殊な縄で縛られ、ある曲を歌わされた。


「ぼ、僕らはみんな生きている〜」


「その先だよ」


「ミミズだってアメンボだってオケラだってみんな生きてる友達だーよーねー」


「違和感は無いかね?」


「……分かりません」


「『だって』だよ。『も』でいいだろ。じゃあ聞くが『人間だって』と虫が歌っていたらどう思う?『人間みたいな下等生物でも生きている』とバカにされている思わないか?散々バカにした挙げ句に『友達なんだ』?これはひどい」


「僕たちはそんな事は思っていません!馬鹿になんかしてないです!」 


「つまり無意識レベルで馬鹿にしていると?それは意識的より悪質だ。……やれ」


「うわぁぁぁぁあ!」


男を縛り上げていたミミズが力を少し入れると男のウエストは5センチ程になった。


「スリムになったな」


ミュータントのボスであるオケラはアメンボ、ミツバチ、トンボ、スズメ、カゲロウ、イナゴ、カエルにテレパシーを送った。


「人類を全員殺せ。なに。彼らにとって私達は友達らしい。手は出さないさ。作戦名は『トモダチ』だ」


この戦争は100年ほど続いた。





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― 新着の感想 ―
[一言] ……(´;ω;`)  【ミミズ→オケラ→アメンボ】の食物連鎖の関係はわりかし分かりやすいですかねー  種類にもよりますが、カエルはトンボもミツバチ捕食しますぬ……スズメバチなのか? …
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