表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

恐怖の赤ちゃん

作者: 石田 昌行

 ある日のこと。

 悪魔の赤子がこの世に生を受けた。

 産まれてから一月ののち、不気味に笑って赤子は言った。

 「お婆ちゃん」と。

 その翌日、母方の祖母が原因不明の死を遂げた。

 さらにその翌月も、赤子は口を開いた。

 「お爺ちゃん」と。

 その翌日、母方の祖父が原因不明の死を遂げた。

 そして、そのさらに翌月、赤子はまたしても口を開いた。

 「お母さん」と。

 その翌日、母親が原因不明の死を遂げた。

 父親は恐れおののいた。

 次こそは自分の番に違いない、と。

 そして一月が経ち、父親に向かって赤子は言った。

 「お父さん」と。

 その翌日、近所に住むイケメンモテ男が原因不明の死を遂げた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 一読後に読み返させて頂いた所、それまで死んでいった親族が全て母方の家系である事に気付きました。 なるほど、赤ちゃんは終始一貫して身内の死を予言していたのですね。 [一言] こんばんは、大浜…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ