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第2話 天下夢双

続けて投稿第2話です!

前回からボリュームアップしました!

そこはやけに静かだった。まるで先程までの夢をまだ見ているかのような気分になった。とりあえず、夢の中で教えられた住所を思い出してみる。

「夢ノ台17丁目…」

不思議な事にすぐに思い出せた。夢の中の記憶がここまで残っているのなど初めての事だ。

「思ったより近所だな…」

雨風にさらされて少し錆がついた自転車を漕いでその地に向かった。

通り道からはバスも電車どころか、車や他の自転車も走っている様子がほとんど伺えなかった。とぼとぼと歩く人と数回すれ違った。

「もしかして…本当に夢の中で…?」

嫌な想像が頭の中をめぐる。

30分ほど漕ぎ続け、ようやく目的地に着いた。久しく外に出ていなかったので、それだけで地球に帰還した宇宙飛行士のように重力を感じた。

「ここか?」

少し信じられない気分だったが、夢を思い出した事で確信に変わった。目的地は超がつくほどの豪邸だった。チャイムを鳴らしてみると、門から離れた扉から執事のような風貌のお爺さんが出てきた。彼は急ぐような足取りで門に向かってきた。自分のような身なりの者が金持ちの家に突然訪れるなんて確かに怪しい。今更になって捕まるのではないかと身構えた。

「貴方がお嬢様の仰っていた方でございますか。ささっ、早く中へ…」

身構えたのも杞憂に終わり、丁寧に中へ誘導された。

そこは迷路のように広い屋敷だった。誘導されたのは端のほうの中くらいの広さの部屋だった。

そこには、夢で見たままの眼鏡の少女が座っていた。しかし、風貌とは裏腹に大きな椅子の上にあぐらをかいている。お嬢様というにはかなりガサツな態度である。

「あら、やはりいらっしゃったのですね。」

彼女はその体制のまま話しかけた。客前ではきちんと座るわけではないらしい。

「セバス!お茶を出してちょうだい。」

セバスと呼ばれたのは先程のお爺さんだった。

「お嬢様、お客さまに失礼の無いよう…。」

彼はそう言い残してすぐに部屋から出た。

「セバス…。あの人は君の執事か?」

初めて見たものだったので思わず尋ねてしまった。

「そうですわ。昔から私の世話を任されていますの。昔はセバスチャンと呼んでいましたが、この年で『ちゃん』付けはしておりませんの。」

彼女は優雅に笑みを浮かべたが、自分がどこかズレていることには気づいてないようだ。

「申し遅れましたわ。私、ホー・ティ・蘭と言います。蘭とでも呼んでください。ベトナムと日本のハーフですわ。」

蘭と名乗る彼女はベトナムと日本の混血の割にアジア人にしては色白に見えた。

「俺は漠田廣人(ばくだひろと)。どう呼んでくれても構わない。」

すぐに質問が飛んできた。

「ヒロさん、普段は何してらっしゃるの?あんな時間に明晰夢を見てるなんて気になりますわ。」

一瞬、沈黙があった。しかし、その沈黙を破るようにして紅茶がテーブルに置かれた。

「それでは、ごゆっくり。」

何か別の仕事があるのか、それとも沈黙から嫌な雰囲気を察したのか、セバスはそそくさと出て行ってしまった。

普段している事…。部屋に篭ってゲームに現実逃避してるなど言えない。誤魔化すために質問で返す事にした。

「…それよりなンだ…、その…、君は何者なんだ?分からない事が多すぎてだな…。」

いきなり夢の中で襲われて、いきなり助けられて、いきなり金持ちの家でお嬢様と話している。半日でこれだけ起きたのだから訳がわからないのも当然である。

「ワタクシ?私は普通の高校生ですわよ。」

明らかに普通ではない。どうして普通だと思えるのだろうか。

「…いや、んン…。じゃあ…親!親は何をしてるんだ?」

またしても沈黙。普段人と話さないせいで、彼女の聞かれたくない事に触れてしまったのではないかと不安になる。先に夢で襲ってきた奴の事とかを聞くべきだった。

彼女は、紅茶を少しだけ飲んでから答えた。

「…私のお父様は俗に言う石油王ですわ。バクホー油田の近くで掘り当てたと聞きましたわ。…お母様は………よく知りません…わ…。」

「石油王!?」

驚いた。金持ちな理由はそれか。

バクホー油田…ベトナムの油田だったか。海底油田と聞いたことがあるが、その近くでどう掘り当てたのだろう?ともかく、母親は何か訳ありに思える。これは深掘りしない方がいいだろう。

彼女は最初の質問も忘れたように黙ってしまった。それから10分程経っただろうか、いや、気まずくて時間を長く感じていただけかもしれないが。二人共助けを求めていた。他人と話す練習くらいしておくべきだった。

「ちょっと!離して!何すんのよ!」

突然甲高い声が玄関から聞こえてきた。蘭は俺が立ち上がるより早く声のする方へ走っていった。

玄関では、腕を振り回す少女とそれを抱えるセバスだった。

「セバスさん!?あ…」

抱き抱えられた少女を見ると薄い茶髪…。いやしかし、俺どころか蘭より年下に見える。

「一旦、落ち着きましょうか。」


「それで…コイツを無理矢理連れて来たと…」

セバスに抱えられたまま部屋へ運ばれて座らされた少女をチラリと見る。夢の中で蘭はここに集まってほしい事を伝えた際、茶髪女は少し拒否したようだ。なので、目醒めてすぐに身元を調べ上げて特定していたらしい。恐ろしい行動力だ。

「ふふふ…。名前も聞いておいて良かったですわ。さ、自己紹介してくださいな。」

先程までの沈黙が嘘のように上機嫌である。

「…啜屋夢乃(すすやゆめの)…です…。」

不貞腐れたような顔をして彼女は名乗った。夢の中よりもはるかに幼く見えるのは触れない方がいいだろうか。

「はい、それでは全員揃いましたので、作戦会議を始めますわ。」

そう言うと蘭はいつの間にやら準備されていたホワイトボードに何か描き始めた。

「ちょっ、ちょっと待て、まだ何も分からないのに作戦なんて…」

「そんな貴方のために最初から全部説明しますわ。」

このお嬢様、自分のペースを譲る気はないようだ。夢乃の方はというとまだ不貞腐れている。

「まず、夢の中で襲ってきた者についてですわ。」

ホワイトボードに大きめに『夢人』と書かれている。

「ゆめんちゅ…?」

「そんな沖縄県民みたいに読まずとも、『ゆめびと』でいいですわ。彼らはつい先日、突如として夢に攻めて来たのです。奴らが入ってくる際、恐らく同時間に寝ている人と夢が共有されますわ。そして奴らに夢の中で殺されると、現実で狂人になってしまうのですわ。凶暴になる人、奇妙な言葉を繰り返す人、どのように狂うかは不明ですが、正気でない事は確かですわ。」

彼女は眼鏡をクイっと上げた。

「え…?じゃあやたらと人が少なかったのは…」

「狂人を外に放置するわけにもいかないので、この屋敷の地下、倉庫、個室に出来るだけ収容しましたわ。狂った事で現実世界でも亡くなった方も少なくないと思いますわ。本当に許せない。すぐにでも、奴ら全員根絶やしにしてや…」

「お嬢様、言葉が汚いですぞ。」

セバスが止める。

「なるほど。俺はその時徹夜してたから無事だったのか。」

口が滑った。すぐさま夢乃が口撃してくる。

「は?アンタ2徹してたの?生活リズムどうなってんのよ!?」

このガキ…。自分が悪いから何も言い返せないのが余計に悔しい。

セバスが宥めて、蘭は次の説明に入った。

「次に明晰夢ですわ。これは夢と自覚している状態で見る夢ですわね。この状態なら、夢の中である程度自由に行動できますわ。逆にこの状態でないと奴らと戦えないので危険ですわ。安定してこの状態になるよう、訓練が必要ですわね。」

自分が何故そんな状態になれたのか分からないので、とりあえず頷くしかなかった。

「最後に大切な事は、ノンレム睡眠ですわね。これは深い眠りで、夢を見ない睡眠ですわ。逆に夢を見ているのはレム睡眠の状態ですわね。戦いが不利になった時は、ノンレム睡眠に堕ちるまで無理せず耐久するのが一番安全ですわ。」

なるほど。前回夢の中で眠ってしまったのはノンレム睡眠に入ったからか。少しずつ分かってきた。

夢乃は分かってるのか分かってないのか、難しい顔をして頷いていた。


「という事で、今夜はここで泊まっていただく事になります。」

「…は?」

夢乃と同時に声がでた。何を言っているのだ。俺は帰ってゲームしたいんだよ。

「恐らく夢人がまた攻めて来ます。ギリギリまで対策を練り、同じ時刻に寝ると生存率が上がるかと。それに、もしやられて正気を失っても、ここにいればすぐに保護できます。」

確かに合理的だ。しかし、帰ってゲームがしたいのだ。徹夜すれば一日確実に生きれる。夢乃は何を思ったか知らないが、同時に拒否のジェスチャーをした。

「それは残念です。夕食も用意させていただいたのですが。」

最後の一言の魅力には抗えなかった。最近はずっとインスタント食品ばかりで安く済ませていたのだ。

「泊まらせていただきます!」

俺より一足先に夢乃が返事をした。

「俺もお願いします!」

狙い通りとばかりにセバスの口角が上がったように見えた。


夢乃は再びセバスに抱えられてダイニングへ向かった。思わず尋ねてしまった。

「お前、自分で歩けないのか。」

セバスが少し震えて足を止めた。

「啜屋様は生まれつき脚を悪くしておられるのです。」

急に空気が重くなった。彼女のコンプレックスに触れてしまった罪悪感に駆られた。もしかしたら、集まりたくなかったのは、それに触れられたく無かったからかもしれない。

「いいのよ…。言ってなかったのが悪いんだし…。」

急にしおらしくなってしまった彼女を見るととても心が痛んだ。

その日の夕食は非常に満足だった。どれを食べても美味しかった。ベトナム料理を美味い美味いと食べると、蘭がとても嬉しそうな顔をしてこちらも嬉しくなった。夢乃も沢山食べて元気な顔になっていたので少し安心した。しかし、食事を終えても罪悪感は消えることはなく、不愉快な塊のように胸に残っていた。人数不足なのか、厨房で倒れそうになっている料理人達に感謝してダイニングから去った。

その後は巨大な風呂に入り、寝室へ向かうだけだった。もう成人した男が女子学生と一緒の部屋で寝る訳にもいかないので女子達とは別の部屋だったのだが、同じ部屋にセバスがいるではないか。

「申し訳ございません。他の部屋が空いていないものでして…」

お爺さんと眠ることになるとは思わなかったが、こうしっかりした人と同じ部屋にいると妙な安心感があった。

部屋に入る直前に、蘭が話しかけてきた。

「明晰夢を見るには、寝る時に出来るだけ外からの刺激を遮断するのがいいのですわよ。あとは夢の中でこれは夢かもしれないと自問自答し続けてくださいね。では、シンチャオ〜。」

これまでの自分は、寝る直前まで画面を見てたし、夢の中にいるかどうかなど気にしたことも無い。昼に見れた明晰夢は本当に奇跡だったのかもしれない。


「さて、アイツを倒した人間は何処かなー。」

空の裂け目から鎧を着た女騎士が飛び出した。腰にはレイピアが刺さっている。続いて裂け目から一回り小さな戦士が次々と出てきた。逃げ惑う人々を尻目に女騎士は空から男を見つける。冴えない顔だが、見覚えのある男…。

「せいっ」

彼女がレイピアを突き出すと男めがけて一気に伸びた。


ガキィンッ


あと数mで突き刺さるという所で軌道が曲がった。

「何ボーっとしてんのよ!ッて、んもうっ!2徹してるからそんな事になるのよ!」

彼はただ夢を見ている。夢の中で逃げ回る。

「おーい、私よ、啜屋よー。ダメか…。」

後ろから声をかけるが、明晰夢にならないようだ。同時に、ようやくレイピアが元の長さに戻ったのか、それを腰に戻した女騎士が地面に降りて来た。

「援軍がいてもビビらないか…。」

彼女が言う通り、小さな戦士たちは前回までは出てこなかった。無力な人々は前よりハイペースに殺されてしまうだろう。

「前回のザコさんよね?MVP連れて来てよ。」

夢乃は騎士の言い草が頭にきたのか、短剣ですぐさま斬りつけにかかる。

「簡単に煽られちゃダメねぇ。」

騎士はレイピアの先を回転させ軽く短剣を葬り、そのまま夢乃の腕を貫通し地面に突き刺さった。

「ぐっ」

腕の芯まで不快感が襲ってくる。

「殺せば来てくれるかしら?おっと。」

真横に薙刀が突き刺さる。掠ったのか、血が地面に滴っていた。

「私のお友達をいじめないでくださる?」

言葉の主は穏やかな口調と対照に怒りで塗り潰した表情だった。空中で薙刀を掴みつつ回転してそのまま斬りつける。しかし、レイピアが地面から飛び出して薙刀を止めてしまった。現実ではあり得ない曲がり方をしている。すぐにレイピアを元に戻した騎士は恍惚の表情を浮かべていた。

「やっっっっと来てくれた!待ってたのよ!貴方と闘う時を!」

倒れた夢乃に見向きもせずに蘭を見つめていた。

「貴方が私をどう思ってらっしゃるか存じないですが、まず名乗ったらどうですの?」

「あぁ、私はイザベラ。貴方のような強者と闘う為に参りました…。」

名乗れと言った本人は興味無さげに構えた。

「ふぅん…、強者を求めるのならば、もっと後に来た方が良かったのではなくて?」

そう言うと、じりじりと距離を詰めていく。薙刀の間合いに入る直前で、恐ろしい速さでレイピアが伸びてきた。しかし、蘭はそれを予測してたかのように薙刀の柄でいなし、そのまま突き刺そうとした。防がれた。間に小型戦士が割り込んできたのだ。その様子は、主君を命懸けで守る家来だった。

「何だ。誰が割り込んでいいなど言った。」

いつの間にか飛び退いていたイザベラは怒り、既に薙刀に突き刺されてボロボロの戦士を戻しかけのレイピアで叩き壊した。

「貴方、味方を…!」

もう一度距離を詰めて、今度はレイピアをかがむような体制で避けた。そして足元を掻くように薙刀を振るも、後ろに飛び退かれて避けられてしまった。しかし、イザベラは既に壁際まで下がり切っている。

その時、突如飛んできたブーメランがイザベラの隣に突き刺さった。

「申し訳ございません、お嬢様。」

若々しい声だった。突き刺さったはずのブーメランは声の方へ帰って行った。

「セバス…。気を付けなさい。これは真剣勝負ですのよ。」

蘭は少し苛立ちを見せつつ、再び距離を詰めた。

何とか回復した夢乃も割り込もうとしていたらしく、蘭の気迫に気圧されていた。

セバスはと言うと、直ぐに雑魚戦士の処理を再開した。当たっても必ず帰ってくるブーメランで戦う美少年は、舞い踊っているようだった。

「随分と邪魔が多いですねェ。」

「もうありませんわよ。……多分。」

二人共笑みを浮かべつつ睨み合っていた。


何なんだ何が起こっている…。

とりあえずは男の子の誘導で建物に避難出来たが…。いきなり襲われてその後も追われて、一体俺が何をした?…思い出せない。

そもそも俺は何者だ?

壁が壊された、周りの人が騒ぐ。逃げ惑う。殺される。

こんなのきっと現実じゃない。

現実はこんなに非情であって欲しくない。

じゃあこれは何だ?

妄想?幻覚?

大体さっき助けてくれたと思ったら叫びながら追いかけてきた女は何だ?啜屋夢乃…聞き覚えがあるような…夢…夢…

目の前から敵が迫って来る。

夢….!夢…!これは夢だ…これは夢だ…これは夢だ…、夢?そうか、夢か!

そこからは芋づる式に記憶も何もかも全て思い出せた。手には長い日本刀と拳銃。いける!


「オラオラオラオラオラオラ!」

イザベラはレイピアの伸縮を繰り返し、蘭が間合いに入れないようにしていた。

(とても厄介ですわね…。でも、一度縮めたら元に戻るまでは伸ばせないようですわ!)

伸ばし過ぎると間合いに入られると分かっているのか、一定距離より伸びる事は無かった。試しに左右にステップを踏んでみても変わらなかった。

「後ろ!」

「ちゅわっ!?」

道の遠くから夢乃の声が聞こえた。雑魚戦士達がビルを突き破ってきた。痺れを切らして不意打ちにきたのだ。この量、位置ではイザベラが武器を伸ばしたとしても間に合わない。死を悟った。

「うおぉぉぉぉッ!!」

何かが、土煙をあげて雑魚戦士の上に落ちた。

煙が晴れると、そこには細切れになった戦士の残骸と、その上に倒れる廣人だった。

「ヒロ!?」

「邪魔、するなァァァァ!」

廣人に向かってレイピアが伸びてくる。蘭はそれを薙刀の刃で受け止めた。すぐに向き直り、薙刀を相手に向けた。

「そろそろ決着を着けますわよ。」

今度は一気に距離を詰める。薙刀が先に出る。イザベラはこれを待ってたようにレイピアを突き出した。先程まではレイピアを先に出した事で躱された後の攻撃に繋げられていた。ならば、逆に相手が振るのを待つ!

ほぼ相討ちだった。薙刀はイザベラの首から反対の肩にかけて豪快に斬り裂き、レイピアは蘭の胸を貫通していた。

「ダメだ…。死ぬ…。で…も…、貴方と闘えて…良かっ…た…。」

イザベラは前回の男と同じく泥のように消えた。すると、残っていた戦士も帰って行った。セバスと夢乃が帰さんと追うが、ほとんど間に合わずに逃してしまった。

一方、蘭はと言うと胸に突き刺さったレイピアを引き抜いて、イザベラの居た場所にそっと置いた。心臓からズレていたのか、苦しそうにはしているが傷はすぐに治った。

「ナイスファイトですわ。」

彼女はしばらくそこで俯いていた。

「凄いな…。強い…。まだ数日なのに強すぎやしないか?」

バキバキに骨折していたのが何とか治った廣人が声をかける。

「目指すは『天下夢双』ですわ。」

彼女の背中はとても逞しく、輝いていた。

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