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帰ったら何しようかな

前世で交通事故で死んじゃってから異世界行ってきました。

長い年月をかけ魔王を倒したぼくは…


国王「本当によくやってくれた勇者ヒロトよ。望むものがあれば何でも言ってくれ」

望めばおそらく王女様との結婚すら可能であろう。


「元にいた世界に戻れるなら戻りたい。それが望みです。」

ぼくはそう答えると国王は悲しげに言った。

「ヒロトよ…元の世界に帰る手段は今のところ見つかっていないんじゃ…すまん…」


「わかりました。では帰る方法を探す旅に出ようと思います。」


「そうか…それもまた寂しくなるのぉ… そうじゃ!渡したいものがある!ついてまいれ!」


そう言うと立ち上がり宝物庫に向かった。

宝物庫の中に入るときらびやかな金銀財宝がまばゆいばかりに輝いている。その中にある最高の宝飾をされた箱を開けると金色に光る玉。

「これはランクSSSのスキル玉じゃ。」


スキル玉とはモンスターを倒すと低確率で出現する。

ランクは最低のCからB、Aとあって出回ってるものはほとんどBとCのみ。稀にAが取り引きされているが貴族クラスでないと買える値じゃない。

そしてその上がS。ランクSになると数十年に1~2個程度しかモンスターから出ずあまりに貴重なので王国が管理する為に一生遊んで暮らせるような額で買取る決まりとなっている。そのため冒険者はそのランクSを狙ってモンスターを狩りまくる。

ちなみにどのモンスターを狩っても出る玉のランクはランダムなのでスライムからランクSが出たこともある。

ランクSSは過去この世に1回だけ出たことがあると記録に書かれている。

そしてその玉のランクに準じる者が使うとそのスキルを見に宿すという便利な玉だが使用すると消滅する。

勇者ヒロトはランクSSS。すべての玉を使用できる。

ヒロト以外の最高ランク者は国王親衛隊長ザウラスのSである。


「この玉は今から数百年前にモンスターから出た物じゃが、ランクSSSというのもあって今まで誰一人として使用できなかったんじゃ。これを受け取ってくれヒロトよ。」


「こ、こんな貴重なアイテムを…!?」

「ヒロトのおかげで世界に平和が訪れたのじゃよ。遠慮せずともよい。ランクSSSなんて勇者であるヒロト以外使える者もいないのでな。」

ぼくは膝をつき「ありがたく頂戴いたします!」と頭を下げた。


スキル玉はランクCやBを使用すると1個スキルを会得でき、

ランクAは1~2個、SとSSは2個、SSSは3個以上スキルを会得できる。すでにその人が持ってるスキルと同じのが出るとスキルレベルが上がるがそもそもスキルレベルは戦闘や経験でも上がるので残念がられる。


「さぁヒロトよ。さっそくスキル玉を使ってみてくれ。SSSの玉なんぞ誰も使ったことがないのでどんなスキルが出るのかみてみたい。」


「わかりました。ではさっそく!」

ヒロトは玉をこすりながら発した。

「我に力を与えよ!」

煙と共に玉が消滅し水晶の台座に次々とスキルが映し出された。


・瞬間移動

・時空操作

・不老不死

・スキル強奪

・スキル贈与

・全武技習得

・全魔法習得

・想像物具現化

・超広範囲索敵

・状態異常完全無効

・精神支配完全無効

・物理攻撃完全無効

・魔法攻撃完全無効

・能力無効化範囲攻撃

・称号すべてを知る者


国王および周囲にいる者すべてが声も出せずにいる。

親衛隊長が国王に「危険かと…」耳打ちするが称号すべてを知る者の能力でザウラスの小さな声がはっきり聞こえる。


「ザウラス隊長、ぼくは中身は何も変わってません。世の平和の為以外には力は使いません。」

ザウラスは顔を赤らめ「申し訳ない謝罪する。」と頭を下げた。


「国王様、この能力を使えば元の世界へ帰れるかもしれません。いろいろ試したいのでこれで失礼します。ありがとうございました。」

ぼくはそう言い城下町の宿屋に瞬間移動した。



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