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異世界へ招待されたので行ってみました  作者: ユイ
第5章 ボルカノ
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探偵もどき

ラナ視点で始まります

 ユートさんが欠けたメンバーでギルドに向かって歩いている途中で


「ユートはシーナに何を頼まれたのかな?」


「確かに私たちに話すことが出来ないことって何だろうね。ラナは何かわからないの?」


「さすがに私もわからないです」


 アルティアさんとエレナさんに聞かれましたがその件は私にもわかりません。


「今はギルドに行って冒険者登録しましょう。それに危険なことはしないと言っていましたし心配することもないと思います」


「そうね。帰るころにはユートも帰ってきているでしょうね」


 そんなことを話していたら着いたのでギルドに入り、マリエさんに声をかけます。


「すみません、冒険者登録をしたいのですが」


「あ、ラナさん。あれ?ユートさんがいないなんて珍しいですね」


 マリエさんはみんなの顔を見た後ユートさんがいないことを指摘しました。


「ユートさんはシーナさんに頼まれた用事があって今はいないのです」


「そうなんですね。それで冒険者登録ですがどなたが登録しますか?」


「えっと、私とエレナさんと白雪さん以外ですね。あ、ルナちゃんはまだ登録できないので残りの6人ですね」


「ではこちらにお名前、年齢、魔法が使えるようでしたら適正属性、武器を使用するならよく使う武器をお書きください」


 渡された羊皮紙にすらすら書いていきます。黄珀さんだけたまに紫苑さんに質問しながら書いていますが。皆さん書き終わったところでマリエさんに渡します。


「では確認していきますね。まず紫苑さんは16歳で適正属性は闇ということでよろしいですか?」


「はい、間違いないです」


「次に黄珀さん。シオンさんと同じ16歳で適正属性は光ですね」


「そーですよ」


 マリエさんが一瞬2人を見ましたが、何も言いませんでした。紫苑さんと黄珀さんの年齢は冒険者登録できる16歳ということにしたようですが、16歳に見えなかったのでしょう。ただ私の件があるので何も言わなかったのだと思います。


「次にティアさん。年齢は17歳、適正属性は風で弓も使えるのですね」


「はい。ただ魔法より弓の方が上手なので両方書きました」


「もし今弓を持っているようでしたら武器登録もしましたが……」


「ごめんなさい。持ってきていないから登録できないわね」


「ではまた後日お持ちいただければ登録いたします。では次は橙香さんですね。年齢は17歳。適正属性は土ですね」


「ええ、それで大丈夫ですよ」


「次は飛翠さんですね。年齢は17歳。適正属性は風でよろしいですか?」


「そう」


 飛翠さんはたったそれだけしか答えませんでした。その対応にマリエさんは困った顔をしましたが


「……えーと最後に瑠璃さんですね。年齢は18歳。適正属性は水ですね」


「はい、間違いないのです」


「では登録しますのでお待ちください。6人分ですのでかなり時間がかかると思いますのでギルドの外に出かけても大丈夫ですよ」


「では外に出かけて来ます」


 カードが出来上がるまで時間がかかるようなので外に出ることにしました。


「さてどこに行きましょうか」


「うーん、もう見飽きたしここに行こうって場所がないよ」


「エレナさんはそうかもしれませんが瑠璃さんはにとって初めての場所なんですから」


「ちょっと待って。いつもお金ってユートが持っていたけど、誰か持っているの?」


「あ……お金のことを忘れていました。ユートさんが持っているのでユートさんからもらわないといけないですね」


 アルティアさんがお金のことを聞いてきました。お金はオサイフを持っているユートさんがすべて持っているのでした。どうしようかと考えていると


「とりあえずラナの念話でどこにいるか聞いてユートからお金をもらいましょう。今まで全部ユートに任せていたせいか、ユートがいなくなると色々問題が出てくるわね」


「わかりました。念話してみます」


『ユートさん、今どこにいますか?』


『……』


「あれ?応答してくれません」


「念話が届かないことってあるの?」


「そんなことはないですが……応答できない状況にいるのだと思います。もう一回念話してみます」


『ユートさん、今どこにいますか』


『さっきはでれなくてごめんね。何か用かな』


『お金がなくて困っていたのです。今からユートさんのところに行ってお金をもらいたいのですが』


『えーと……ラナたちは今どこにいる?』


『ギルドの前ですが』


『じゃあ僕がギルドの方に行くから待ってて』


 ユートさんは本当にどこで何をしているのでしょうか?疑問が深まりましたがユートさんに言われた通り待つことにしました。


「ユートさんがここまで来てくれるようです」


「そうなの?ユートはどこにいるの?」


「それは教えてくれませんでしたが……とりあえずユートさんが来るまで待ちましょう」


 しばらく待っていましたがなかなか来ないのでギルドの中の椅子に座ることにしました。さらに待っていると


「ごめんごめん、待たせちゃったかな」


「遅いですよ。一体どこにいたんですか?」


「ちょっと慣れてないところだったから時間かかっちゃって。ところでお金だよね。とりあえず一人金貨1枚ずつ渡しておくよ」


 ユートさんはみんなに金貨1枚ずつ渡しました。ルナちゃんには持たせておくと危ないと思ったのかエレナさんに『これはルナの分ね』といいながら金貨2枚を渡していました。


「じゃあ僕はこれでまた戻るから。夕方には宿に戻っているとは思うから」


「わ、わかりました」


 ユートさんはすぐにギルドを出て行ってしまいました。そんなに急ぐことなのでしょうか?


「お待たせしました。紫苑さん達のギルドカードが出来上がりましたよ」


 マリエさんに呼ばれそれぞれのギルドカードを受け取りました。もちろんみなさんランクはFランクです。

ランクのことはすでに私たちが知っているのでマリエさんからの説明は省略させてもらいました。


「これでユートと同じ冒険者になれたわね」


「せっかく冒険者になれたんだから依頼受けたい!」


 黄珀さんが依頼を受けたいと言いました。しかしこのメンバーだと魔物に襲われた時少し不安です。やはりユートさんがいないとだめですね。


「依頼はユートさんがいるときに受けましょう。なので今日は瑠璃さんにカルナの案内をしましょう」


「あのー、ラナさん。ユートさんのこと気になりませんか?」


「え、まあ気にならないと言ったら嘘になるかな」

 

 突然紫苑さんがそんなことを聞いてきました。


「ユートさんがどこにいるか探ってみませんか?」


「それって人探しのようなものでしょ。つまり依頼だよね!」


「おもしろそう」


 黄珀さんと飛翠さんが紫苑さんの提案に乗ってきました。


「さすがにそういうことはやってはいけないと思うのですが―――」


「私たちに隠し事しているユートがいけない。私も賛成!」


「そういうのなんか調査みたいで面白そう!」


 アルティアさんとエレナさんも賛成のようです。これにつられてほかのみんなも乗ってきました。


「わかりました。今回だけですよ……私も少し気になりますし」


 ということでユートさんが何をしているのか調べることになりました。しかしこのメンバー、人数でユートさんにばれずにできるのでしょうか? 








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