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異世界へ招待されたので行ってみました  作者: ユイ
第1章 異世界へ行ってみました
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王都カルナに到着!

いろいろ修正しました。



 遠くからだと感じなかったがかなり大きい門だ。門の近くにちいさな建物があり、人が立っている。


 門に近づいていくと立っていた人に声をかけられた。


「おーい、君たち。通行証は持っているかい?」


 通行証?アイテムボックスを確認したがそのようなものはない。持っていないことを言おうとした瞬間


「すみません、通行証は持っていません。私たち冒険者を目指してカルナに来ました。私たちの村にはギルドはないので」


 すでに考えてあったのかラナがすんなりいった。異世界物に定番な冒険者とギルドという言葉をここで聞くことになるとは。


「そうだったのか、冒険者を目指してここに来たのか。いや、通行証はなくてもカルナには入れるんだ。ただ名前と目的を聞かないといけない決まりでね。目的は聞けたからあとは名前だけ教えてくれないかな。」


「そうなんですね。僕の名前はユート・サクライです」


 と僕の名前を言ったらその人はすごく驚いた顔をした。


「ファミリーネーム持ち、貴族様ですか!?」


 あっファミリーネームというか名字持ちは貴族か王族しかいないって言っていたな。どう説明したらいいかな。


「ユートさんは確かに貴族ですが、平等を望まれていてます。なので普通に接してください」


 ラナがまたフォローしてくれた。確かに貴族だからとか庶民だからとか差別は嫌いだ。


「そ、そうですか。で君の名前は」


「私の名前はラナです。ユートさんのパートナーです」


「パートナー!?二人はもう結婚しているのかい?」


「「結婚!?」」


 僕とラナ、二人一緒に驚いてしまった。


「そんなに驚かれてもね。まさかパートナーの意味も知らないのかい?パートナーとは結婚した相手のことを言うんだよ」


 確かにパートナーの意味にそういうのもあるのは知っているが、僕たちははその意味で使ったわけではない。


「すみません、僕の住んでいたところでは相棒や仲間という意味だったので。カルナではそういう意味なんですね」


「うん、だからあまりほかの人には言わない方がいいよ。次からは仲間やパーティーメンバーといった方がいいよ」


「わかりました。これからは気を付けます」


「じゃ名前と目的も聞いたし、ようこそ、カルナへ!あっ、言い忘れていた。俺の名前はジョニー。カルナの兵士だ。だいたいここの門番をしている。冒険者になったら出入りが多くなると思うからよろしくな」


 ジョニーさんに挨拶をして僕たちはカルナに入っていった。入ってすぐに目についたのは大きなお城とお城の奥にある時計がついた建物。大通りなのか人がかなり多い。また道が石畳で建築物も石造り。たまに木造もありなかなか異世界っぽい。道がまっすぐと左右に分かれているが、そういえばギルドの場所がわからない。地図もないしジョニーに聞いておけばよかったかなと思っていたら、


「そういえばカルナのことについて何も説明していませんでしたね。まずどこに何があるか簡単に説明します。都市の形は円を想像してその円を十字に切ってください。それが大通りです。円の中心にここからでも見えるお城があります。今いる場所、門を下にしてそこから左側に港があります。そして4つに分かれた場所、左上には港関係の人たちの住居。左下には食料品や家具などを取り扱うお店があり、右下には冒険者向けのお店とギルドがあります。なので右に行く道を行けばギルドがあります」


 実際にまわってみないとわからないが、なんとなくどこにどんなものがあるのかはわかった。


「あれ?右上には何があるの?」


「そ、それはまたいつか説明します。ではギルドに向かいながらこの国についてお話ししますね」


 ラナは顔を少し赤くしながら先に行ってしまった。不思議に思いながらラナの後を追いかける。


「オルステイン王国は今から300年ほど前、魔物と戦争していました。戦場は先ほどの草原で近くの村に人が集まりました。その頃はまだ名もなき小さな村でしたが、人が集まるにつれ大きくなっていき、今の大きさになりました。で、なぜオルステイン王国という名前になったかと言いますと、魔物との戦争で魔物の王、魔王を倒した方がカルナ・オルステインです。カルナが魔王を倒したことで勇者と言われ、そしてこの国の初代王となりました。オルステインが王国の名前になり、カルナが王都の名前になりました」


「魔王が倒されたし、平和にはなったの?」


「いえ、いまだに魔物はいて戦争とまでには発展しませんが、時々人を襲ってくるので冒険者が必要というわけです」


「確かに魔物との戦いがなければ冒険者なんて必要ないよな。でも魔物でも殺しはしたくないな」


「なぜですか?」


「いや、人もそうだけど魔物も生きているわけだし、理不尽に殺すのはしたくない。ま、こんな話は終わりにしよう」


 無理やりだが話を終わらせる。しかしいろんなお店があるがやはり冒険者向けだからか武器屋と宿が多い。また見た目が怪しい液体を販売している店もある。たぶん回復薬だろうか。と周りを見ているとラナが歩くのを止めた。


「着きましたよ。ここが冒険者ギルドです。中に入ってみましょう」



いろんな人や場所、設定が出始めてぼろが出るころ・・・一応確認してますが間違いがあったら指摘お願いします。

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