異世界に行く準備2
前回長かったせいか今回短いです。
誤字脱字など訂正しました。
「ほかに細かい設定もできます。要望があれば言ってもらえれば対応できるのは対応します」
ふとあるスキルを思い出した。行く異世界にあるのかわからないが聞いてみよう。
「幸運スキルってあるの?似たようなスキルでもいいけど」
「はい、あります。そのまま幸運スキルがあります。いいことが起こりやすくなります」
「じゃあそのスキルも追加で。あとパートナーというかその世界の案内役、知識人として誰か一人一緒に行動する人とかって用意できる?」
いきなり知らないところ行っても迷うだけだろうから、その世界のことを知っている人がいれば迷うことなく行けるだろう。
「パートナーですか?ちょっと待ってください。初めての要望なので神様に聞いてみます」
と神板を持ちながら席を立って部屋の外に出て行った。かすかに話し声が聞こえる。神板に通話機能もあるのだろうか。思考読めるくらいなら念話みたいに物を使わずに会話できないのかな、とか考えていたら「ありがとうございます!」という声が聞こえてニコニコしながら戻ってきた。
「お待たせしました。お一人ご用意するそうです」
「よかった。ところでどんな人が来てくれるか今わかりますか」
「それは異世界に行ってからのお楽しみということで!ほかに何かありますか」
「あっ、忘れてた。異世界の言葉やお金はどうするの」
色々決めてもらったけど言葉が通じなかったりお金がなくて何も買えなかったりすると困る。
「そちらも神様が対応してくれます。言葉は優人さんが使っている日本語に翻訳し、書くのも日本語で大丈夫です。勝手に変換します。お金は1週間余裕で生活できるお金を用意するそうです」
「それなら大丈夫だね。あとは……特にないかな。ここまでしてくれたから異世界でも普通に生活できそう」
「ありがとうございます!では細かいことはあっちの世界に行ってパートナーさんが説明してくれると思います。ちなみにオルステイン王国のカルナの近くの草原にワープされます。ワープしてすぐ襲われることはありませんし、パートナーが隣にいるようにしておきます。では椅子に座ったまま目をつぶってください。感覚的には10秒もせずに異世界にワープします。ではよい旅を!」
「こちらこそありがとう。じゃあ行ってきます」
ラナさんにお別れして僕は目をつぶった。