~ある日常からの脱却~
監禁要素、人を壊す表現あり(精神的に
ジリリリィと目覚まし時計がなる。
起床時間は6時半。朝ごはん、支度をすませ7時30分に家を出る。
満員電車の窮屈具合に辟易しながら、社内缶詰に突撃する。
会社につけば早くも体力は半分。
時間の時計の針は8時15分。会社の掃除が始まる時間だ。
掃除が終われば今日の仕事の予定やメンバーの在籍確認など色々とあるわけだ。
12時になる頃には、早くも帰宅したいという思いが強くなり
だらだらだらだらりと仕事をしている。効率もクソもないのだ。
社会は、仕事のできる奴が仕事を押し付けられる。上手くいけば出世街道。
下手をすれば・・・精神崩壊……かもね?
時間は15時。少しだけ終わりが見えてきた。テンションが上がり始める。
(今日は、ゲーセンで音ゲーをしよう。飽きるまで)
時間は17時30分。定時にはさっさと帰った。
向かった先はもちろん、ゲーセン。
顔見知りはたくさんいるが友人はいない。が、それでいい。
音ゲーでどれだけ点数が稼げるか、それがゲーム。
「よお、今日も俺と勝負しようぜ?」
「いいよ、ただし3回負けたらジュース奢ってよね」
「俺が負けるなんてありえねぇ!かかってこいやぁ!」
男女二人で軍手をはめる。もはや動きは同じであり双子のようだ。
そうやって二人の勝負が始まる。
「うぉおおおおおおお!なんでだ!」
「私のがパーフェクトが多かった。それだけだし~」
「悔しい!あああああぁ!」
「はやく、ジュース奢ってよ。コーラね」
「はいはい、かしこまりましたよお嬢様」
「そういえばさ、」
さっきまで興奮気味だった男が神妙な面持ちで質問をしてくるので
「なんだい?」と聞いたら、顔をうつむきいつもの彼ではなかった。
「話を途中で辞めるのやめろ」
「いやぁあのさぁ」
「なんだよ!」
「ちょっと稼げる仕事やってみない?今人が少なくってさ」
「はぁ?なにそれ怪しさ花丸なんですけど」
「そんなに怪しくないってなんか実験対象になるらしいんだけどさ」
「言ってる言葉が怪しすぎるつまり実験マウスになるってこと?」
「平たく言えばそうだ。日給2万円、食事対、寮もつくぜ」
「そんなうまい話すぐ埋まるだろ。私はしがない正社員小娘ですけど」
「そういうなぁよ、なぁ…桃香」
「少し考えさせてよ」
「OK!そういうことならね…けど三日後には返事聞くから」
「……わかったわ」
「今日はもう帰ろう。夜も更けてきたし」
「そうね、私を家までに送り届けなさい。」
「ふぅ~相変わらずお嬢様だねぇ。いいよ、俺の車に乗りな。」
いつも通りの正社員の一日だった。
だが、次の日私を待ち受けていたのは
見知らぬワンフロアの部屋と最低限置かれている生活用品のみだった。
そして彼女のブレスレットにはこう書かれていた。
”プレイヤー1”~反則行動は誰かと喧嘩すること~
「なにそれ…なんなのこれ」
いくらはがそうとしても外れないブレスレット。
「そもそも…
ここはどこなのよ!」
comming soos......
処女作です。
とりあえずは完結まで書けるよう頑張りたい。