表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
もののふ!新鮮組!  作者: 高坂計
出会い
6/19

入組者(another)

歩いていた私を追いかけてきたのは一人の少女だった。

見ただけでひどく離れているところから少女は迫ってくる。

私はなぜ追いかけられているのかは分からなかった。

もしかしてこの姿を映したモノの親なのだろうか。

姿をそっくりにしてしまい、今の私は間違えられてもおかしくないだろう。

考えてる間に少女は私を抱えていた。

よく見てみると遠くにだがまだ2人いるようだ。

見た限り親ではなさそうなのだが、私を捕まえ

る理由がわからなかった。

「耳も垂れてるしこの猫だろ。」

遅れてきた少女の一人が言った。

どうやら姿を写した猫が探し猫だったのだろうか。とんだ失敗をしてしまった。

私は抵抗できないまま連れていかれることになった。


つぎの日、依頼主であろう娘がやってきた。

しかしそこには姿を写した猫がいた。

やはり探し猫だったらしい。

しかし依頼主がいなくなった以上私はどうなるのだろうか。

このまま逃がされるのもいいがのし少女達はあの新撰組らしい。私を追っている妖から守ってくれるかもしれない。

ここは身を隠させてもらうとしよう。

「えーと……」

前髪が長い少女が私の前でなにか悩んでいる。名前か?

それならなんでもいいだろ。この袋の中に入っているものでもいいか、これをもっていこう。

袋を渡すと少女は中から色とりどりのトゲのあるものを出した。

私はそれを口に含んだ。

固いが甘い。美味しい。

「よろしくこんぺいとう。」

どうやらこれはこんぺいとう、というらしい。

悪くない。ここにお世話にさせてもらうことにした。

私はここでしばらくいさせてもらう。

そう思うと私の二つに別れた尻尾が嬉しそうに揺れた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ