前へ目次 次へ 29/30 あとがき この物語をここまで読んでくださり、ありがとうございます。 海神編は「人の感情」に近い物語です。 カノンは特別な力を望みませんでした。 神を救おうとしたわけでもありません。 それでも彼女は「何が正しいか」ではなく「誰を、どう守りたいか」を選びました。 その選択が、たとえ取り返しのつかないものであっても。 悲しい物語かもしれません。 けれど私は、この結末を「残酷」ではなく「誠実」だと思っています。 あなたの心に静かな波紋が残っていたなら幸いです。 宵待 桜