Episode 39「これが“グルモス出禁”の重み…」~殴られコンビの反省ベンチ編~
場所はグルモス亭から2ブロック離れた、宇宙公園のベンチ。
ゴツゴツした巨体と、ぺたんと座った小柄な盗賊が、
並んで焼きそばパンを食っている。
【バルゴルドン×ザグナック反省会】
バルゴルドン:「……なあ、なんであんな怒らせちまったんだ、俺たち……」
ザグナック:「お前が先に睨んできたからだろ……俺はちょっと言葉が出ただけで…」
バルゴルドン:「グルモスの拳、マジで壁より硬ぇ……しかも飯もうまい……もう戻れねぇ……」
ザグナック:「なによりあの弁当な、温けりゃ“説教”。冷めてりゃ“追放”ってことだよ……なまじ染みる味でよ……」
ふたり、もぐもぐしながら静かに涙。
バルゴルドン:「もう……一生、焼きそばパン見たら“反省”しか思い出せねぇよ……」
ザグナック:「わかる……口に入れた瞬間、“喧嘩じゃねぇ、腹満たせ”って説教された気がして……味が刺さる……」
そのとき、近くを通りがかった通行人の怪人たちがヒソヒソ。
怪人A:「あれ、昨日グルモスにぶっ飛ばされた奴らじゃね?」
怪人B:「あのふたり……なんか、心折れてるっていうか、教育されとるな」
怪人C:「焼きそばパン教育、宇宙最強説あるな……」
バルゴルドン:「……なあ、今度どっかの星で屋台でもやるか?」
ザグナック:「“喧嘩しない焼きそば”って名前でな……」
ベンチの上、
**“グルモス亭出禁記念”の名札(自作)**が、そっと置かれていた。
次回予告(本編再開)
Episode 42「本日のメニューは“銀花あんの星団だんご”――再来、透明怪人と3つの団子」
静かに戻ってきた、“あの見えない来客”。
今回は、そっと置かれた団子が**「ありがとう」「ごめん」「また来るね」**の3つの意味を持っていた――
言葉のいらないやり取り、もう一度。




