Episode 38「本日のメニューは“なし”――因縁の怪獣が鉢合わせ!? 店内乱闘、そして鉄拳出禁制裁!!」
今日は静かすぎる朝。
でも、グルモスの指先がピクリと動く。
グルモス:「……最悪の“相性”が、同じ時間に来る予感がするな」
【登場怪獣】
バルゴルドン:元賞金首怪獣。巨体&短気。脳筋。
ザグナック:元盗賊怪獣。素早くて口が悪い。挑発型。
同時に来店。
目が合う。
沈黙。
数秒後。
ザグナック:「おい、まだ生きてたのかよ“岩の腐敗臭”」
バルゴルドン:「てめぇが口開いた時点でこの店の空気が腐ったわ!!」
どごおん!!!!!!
テーブルが吹っ飛び、椅子が宙を舞う。
客全員:「あ"あ"あ"あ"あ"!!!!やっちゃったーーー!!!!」
バルゴルドン:「次はテメーの番だ、料理バカ!!」
ザグナック:「そのエプロンごとぶっ飛ばしてやるぜ、フライパン筋肉!!」
ドン。
ズン。
ドン。
グルモス、カウンターから立ち上がる。
「……喧嘩しに来たなら、二度とこの暖簾くぐるな」
バルゴルドン:「チッ、なんだと――」
ザグナック:「“料理人ごとき”が――」
グルモスの拳が、音を置き去りにして沈む。
バルゴルドン&ザグナック:
「グオオオッッッ!!!!」
(壁に叩き込まれる)
(外へスライド式強制退場)
店の前に置かれた包みには、
冷めても美味い“宇宙焼きそばパン”が2つ。
メモ:
「喧嘩は外でやれ。腹が減ったままじゃ、ろくに怒ることもできねぇだろ」
― グルモス
【店内・超絶冷や汗ボソボソ会話】
スビョーン:「あのグルモスが……“手を使った”…」
ピヨヨヨ:「出禁って……ああなるのか……ウチら、あの時のオムライスで済んだって奇跡だったんじゃ…」
ゴローニャ:「ここの“怒り”は、拳よりも包丁よりも、**“黙って出された弁当”**が一番効く…」
次回予告
Episode 39「これが“グルモス出禁”の重み…」~殴られコンビの反省ベンチ編~




