Episode 37「本日のメニューは“宇宙豆腐のふるふる冷やし丼”――迷子の博士型怪人、道に迷って胃袋に着地!?」
午後のグルモス亭。
今日はなぜか、やたら外から**「すみませーん!どこですかー!?」**という声が響いている。
グルモス:「あー……あいつだな。
地図が読めねぇ天才ってのは、胃袋の方が先に辿り着く」
数分後、店にバッタバタと飛び込んできたのは――
天才博士型怪人・ドクトリーヌ。
ロボ+軟体の中間みたいなボディ。
IQは高いが方向音痴。
エネルギー切れで意識飛びそうになってた。
ドクトリーヌ:「す、すみません……こ、ここ、マグマ観測所じゃ、ない……?」
グルモス:「いいから座れ。お前はもう“ここ”にたどり着いてる」
【本日の定食】
宇宙豆腐のふるふる冷やし丼 〜銀胡麻ダレ&青根薬味付き〜
滑らかな宇宙豆腐を冷たく仕込んだ、喉越し最優先丼
胡麻だれと爽やかな青根薬味の組み合わせで思考回路がリフレッシュ!
軽いけど、満足感は抜群。“迷子のエネルギー回復飯”
ドクトリーヌ、一口。
……フルン……ふるっ……
「……うわ……なんだこれ……う、うまっ……!
あたし今、脳のシナプスが全部おいしく結合した感じする……」
グルモス:「お前の道が間違ってたんじゃねぇ。
“お前の腹”が、正しい場所にたどり着かせたんだ」
ドクトリーヌ(感動の顔):「……じゃあもう……ここを研究所にしよっかな……(本気)」
【店内・ボソボソ天才評】
スビョーン:「たぶんあの人、GPSつけても迷子になるタイプだな」
ピヨヨヨ:「でも言ってること全部正論だし、飯食ったあとの反応めっちゃ可愛い」
ゴローニャ:「結局、天才も腹は減るんだよな……グルモス、マジ全対応」
帰り際、ドクトリーヌがボソッと置いていった名刺には――
「方向感覚以外は完璧な科学者/いつかまた迷って来ます!」の文字。
次回予告
Episode 38
次は…来てしまった、“グルモス亭最大の地雷”――“店内トラブル”回!!!
因縁怪獣たちが暴れ、グルモスがついに“鉄拳封印解除”する伝説の一話!!




