Episode 23「今日のメニューは“激辛スタミナ銀河焼きそば”――火山怪獣、怒りの胃もたれ!」
店の奥から、グルモスがぶつぶつ言いながら鉄板に火を入れる。
グルモス:「今日は“辛さ”を出す。だけど、“攻撃”じゃなくて“寄り添う辛さ”だ」
【今日のメニュー】
本日の定食:銀河焼きそば“焔” 〜優辛スタミナ仕立て〜
銀河唐辛子“シュロファイヤ”を種だけ使い、刺激よりも風味重視
麺はもちもちの“灼熱惑星産グルテンヌードル”を、胡麻油と龍脂で香ばしく
脂は抑え目、代わりに胃にやさしい銀樹の根スープをセットで提供
そこに入店する、ドカーンと火山怪獣・マグネロ。
頭に火山、背中にマグマタンク。
プライド高くて自分を「激辛王」と名乗っていたが、最近胃が弱ってきてる。
マグネロ:「辛さが足りない!前よりパンチが……うう、胃が……」
グルモス:「あのな、辛さは強さじゃねえ。**“芯から温まる味”**こそが本物だ」
焼きそば提供――
ジュワッと香る辛み、でも一口食べると、身体の奥からポカポカする。
マグネロ:「なに……これ……うまい……けど、優しい……だと……!?」
【店内・いつものボソボソタイム】
ぬめり怪獣スビョーン:「オレあれ好きだわ、辛くないのに汗かくやつ…」
三目星人ピヨヨヨ:「マグネロ泣いてない?アレ汗じゃない?」
カゲムシ怪人:「あれが本気出したら溶岩吐くのに…グルモスには逆らわねぇよなぁ…」
帰り際、マグネロがつぶやく。
「明日から……俺、“激辛”の名を……一度、捨ててみる。
でも……また来ていいか?」
グルモス:「もちろんだ。次は“甘辛味噌煮込み”でも作っとくか?」




