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3-5

それでも手をこまねいてたわけでもない。

中学生にとってこんな難しい問題で質問できるのはまず親になる。

長田はそれとなく父親に尋ねてみた。

なにか解決策があるのではと期待した。

結果は話にならないだった。


塚本と長田は頻繁に話し合ってみたが答を見つけることができなかった。

勉強もイマイチ手につかずになにもかもが焦ってるばかりでいた。

そうやってるうちに夏休み目前になってしまった。

矢波の日に日に精彩を欠いた状態になっていくのを見てられなくなった。

もうウダウダやってる時間もない。


塚本と長田は毎日のように話し合っていた。

ネットで調べられるだけの情報を集めていくうちにもうこれしかないという究極の解決法を導き出した。

ネットでは参考になるような面白いことも見つけていた。

これならいけると2人は判断した。

2人だけでどうにかなるという問題ではないので矢波には絶対に参加してもらわなければならない。

これは矢波自身の問題でもあるのだから。


夏休みに入る直前に矢波をむりやり承諾させた。

それでも「そう、うまくいくもんか」と矢波は懐疑的だ。

表情は本当に暗い。


「大丈夫だ。

任せとけって。

絶対にうまくいくしかないから」


まったく根拠のない塚本の発言だ。

それでも塚本と長田はやるしかないと本気だ。

2人で計画は練り上げている。

事前準備が少し必要になるが決行予定は夏休みに入ってからだ。

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