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助けた人は龍で、騎士で、美形貴族  作者: たかむら
第三章 再出発します、龍の国
55/125

任務完了!

更新が開いてしまってすみません(;´Д`)また読んでくださると嬉しいです!



 この世界に身体が定着した事によって前より身体が軽くなった私は、現在るんるん気分で採掘を進めている。だけど超心配性なリュカさんは私がはしゃぎまわると有無言わせぬあの綺麗な笑みで圧をかけてきた。




「コハル、身体がこの世界に定着したとはいえコハル自体が脆く儚いという事に変わりはない。私の傍から離れてはいけない」

「ここ洞窟の中ですよ。そんなに距離空いてませんし、むしろリュカさん近すぎて採掘しにくいです」

「コハルが採掘をする必要はない。依頼内容はヴェルゴナの護衛だけだ」




 あー言えばこー言う。

 私がこの世界に定着したからと言ってリュカさんの過保護な一面が変わる事はなかった。むしろ前よりも引っ付き度合いが増したと思う。


 ヴェルゴナさんは採掘に夢中で私達の事なんて全く気にせずにどんどん奥へと進んでいる。文二は私のローブで遊んでいるし、大福は私の肩で寝ている。ここに居る全員マイペース力がカンストしすぎている。たぶんだけど団体行動とか苦手そう。




「リュカさんの千里眼でヴェルゴナさんが探してるフラワータートル見つけられないんですか?」

「探せるが、それは任務に含まれていない。それに千里眼を使うにはある一定の条件を満たしていなければならない」

「そうなんですね。文二はフラワータートルの居場所分かる?」

「んにゃっ」




 文二がビシッと斜め右を指す。

 ヴェルゴナさんにそれを伝えて文二が指し示す方へ向かって歩くと、ファンシーな姿をした巨大な亀が二体いた。リュカさんから聞いた通り亀の背には季節の花らしきものと鉱石が生えている。


 ありがたい事に二体とも眠っていたので素早くヴェルゴナさんが鉱石を採取し、文二が私の為に一つだけ採取してくれた。これでヴェルゴナさんからの依頼内容は達成した事になる。

 その場でリュカさんが依頼書を出し、ヴェルゴナさんが魔法で完了のサインをする。リュカさんはいつものように氷魔法で30㎝くらいのミニドラゴンを生成し、依頼完了書を飲み込ませて特務部隊の隊長室にあるドラゴンの銅像へと送った。




「ありがとう。これでまた良い作品が作れるよ」

「できあがったら見せてくださいね」

「うん。その時は祝い品と一緒にリュシアン君の邸に持って行くね」

「祝い品?」

「フラワータートルの鉱石を使った作品が仕上がる頃には流石にリュシアン君とコハルちゃんは結ばれているだろうからね」

「妖精の蜜も頼む」

「分かった。最上級のものを用意しておくよ」

「ちょっと待ってください!まだ付き合ってもないのに結婚!?」

「リュシアン君より好い奴でもいるの?」

「いっいないですけど」

「良かった。危うくそいつを八つ裂きにする所だった」

「リュカさんってたまに物騒な発言しますよね」

「私を煽るコハルが悪い」

「煽ったことありましたっけ?」

「しょっちゅうだ」

「え?そんなに?」



更新していない間にもまたブクマが増えていたので嬉しかったです(*´Д`)ありがとうございます!


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