和国にて、転生。
気がついたときには神社の巨乳系の巫女さんが俺の事を見ながら笑ってた
「大丈夫ですか~?」
神社に居そうな巫女さんが俺を見て笑ってる...さっき俺殺されたんだよな そういやここはどこだ?
和国のような雰囲気の場所。巫女さんような服装の人と若い人がいっぱい居る。
「もしかして生人さんですか?」
「せいじん?なんですかそれ」
「えーと、生人っていうのは短く説明するとー、ここは死者の方を呼ぶ国、幻国という場所でして、
何かを悔やんで死んだ方々が私達巫女と共に来世が来るまで生活する場であるの。」
「あー、そうですか。で、僕の巫女さんは?」
「えーと、そういえば貴方、天の輪をつけていないわね...死者じゃないのかしら?」
「え??? 僕、確か死んだはずなのですが...」
「死んではいないぞ」
途中で他の巫女が割り込んできた。
「大巫女様!?」
巫女の一人が驚いた。凄い人なのか正座しており、冷や汗を書いていた。
「十六夜ではないか。お主の生人は元気かのう?」
「はい。もちろん!私と生活を共にしてから悔やむこともなく、仲良く生活できております!」
凄いビビッているような気もする。大巫女ていう階級は凄いなのかな。
まあ大って付いてるくらいだし相当凄いんだろうなあ
「話を戻すが、お前は死んではいない。 私が色々事情があってお主を召還させてもらった。」
「はあ..でその事情とは?」
「場所を変えよう。ここで聞かれちゃまずい。」
そう言われて、僕と十六夜は場所を暗い影の所に連れて行かれた。
「それじゃあ事情の件だが....お主に、小姫と一緒に生活してもらいたい。」
「小姫...?」
すると十六夜の方が慌てて
「小姫!?あんなの子ダメですよ!身体の弱い子で、弱気で友達すらいない子なんですよ!
それに、夜には...」
「夜には?」
「いいか。板垣公一郎、今から言う事は誰にも言うでないぞ?」
大巫女の顔が少し険しくなった。それに僕の名前もいつの間にか知られていた。
「実は小姫には...夜になると狂暴化するんだ。まあ夜だけだからいいかもしれないが、元々あの子は親から厳しい指導を受けさせられていて、いじめも受けていた。根は物凄く優しい子なのだが、夜になれば本心が出て、狂暴化する。それで何人の生人はやられてきたか...」
「そんな子が俺に対処できるんですか...?」
「もし対処できなければあの子を殺してしまおうと思う。それでお主を元の世界に帰す。」
「それはそれでなんか嫌だな..」
「根はいい子で、もちろん家事全般もこなす。別に家賃もここは不要な世界。どうだ、引き受けるか?」
俺は少し考えた。また新世界でゼロから始めるか。元の世界に行って死んでるのに生きているような人間になるか。それだったら、新世界でゼロから始めた方が面白い。 ただ俺には元の世界に嫁がいる。
置いていく羽目になるのだろうか。けど、この世界に来れるのが俺の夢だったはず。だったら覚悟を決めて...
「受けよう。その子が俺と仲良くなれるようにやれるだけ努力する。」
俺がそう決意して言うと、十六夜が焦りながら
「正気なの!?狂暴化したら殺されるかもしれないんだよ!?」
「それでもやってみなきゃ分からないし、俺の座右の銘は後悔する前にやる。だからな!」
「よしいい度胸だ。それじゃあ、明日城の門で公太郎を待つ。今日はぜひ家にでも泊まってくれ。」
「いいのか?ってか大巫女さまは生人いないのか?」
「大巫女でいいよ。上に扱われるのは嫌いだ。 もちろん、私は巫女の大将だからね。生人の巫女を決める役目だから。」
「へえー。んじゃお言葉に甘えて」
十六夜は泣きながら
「もし危ない目に遭ったらすぐに言ってね!死なれるのは困るから!」
「分かった。ってかお前生人がいるんじゃなかったのか?」
「いるけど...でも絶対呼んでね!すぐに行くから!」
そう言って走っていった。
俺は新しい新世界の生活に興奮と恐怖が入り混じっていたが、やるだけやってみる気持ちは変わらなかった