取りあえず魔力の引き継ぎ
協力するとは言ったが、俺には戦う力が無い。
すると、魔王が言った。
「私の力を受け取ってくれぇ」
「魔王は勇者にやられ欠けたのでは?なら、魔王の力を受け取っても勇者には、勝てないんじゃ…?」
僕が質問すると魔王に言った。
「私は死ななかった、私を倒せば絶対的な力が手に入る。」
僕は思い出した。そうだ、魔王を倒した時に発生する魔法を組み込んだのだ。
未完成だがぁ…異世界に帰還する魔法!
「そうか、魔王の力を受け取れば、闇落ちした勇者を異世界に飛ばせる!魔王の居ない異世界では帰還不可能の永久追放だぁ!!」
僕は魔王に質問した。
「勇者は死体でも異世界に飛ばせるか?」
「あぁ!飛ばせる」
魔王は真一に警告した。
「だがぁ、勇者も抵抗するはずだぁ…やはり戦闘魔法は勇者が上だぁ!」
それを聞いた、真一は笑みを浮かべた。
「そんな事は無いよ!心配してたのは、お客様(勇者)を飛ばす前に殺したら、どうやって死体の説明をするかだった…けど、死体でも飛ばせるなら安心だ」
魔王は驚いた。
「戦える秘策があるのかぁ…?」
真一は質問に答えた。
「あぁ!俺は異世界を作った人間だぞぉ!魔力の操作など大した事は無い」
魔王は真一の言葉に驚き言った。
「さすがです、さぁ…私の力をどうぞぉ!」
魔王は剣を召喚して、真一に差し出した。
「これでぇ、私を切ればぁ魔力は全て真一様の物になります!どうか…この世界をお願いします」
僕は頷き、剣を振りかざし魔王を倒した。
もう、ボロボロだった魔王は一発で消滅していった…
すると、僕は体に魔力と言う物が、どんどん蓄積されて行くことが実感できた。
そんな時、ビルから大きな音が聞こえて来た。
すると、従業員が慌てて駆けつけて来た。
「大変です。一階で勇者と思われる2人がビルに攻撃を!」
それを聞き、僕はすぐに目的を理解した。
「多分、最上階の異世界でのステータス管理システムの破壊が目的だろう!今、勇者が恐れらのは、運営であるこのビル…魔力を使えなくされるとおもっているんだ!」
すると、従業員が言った。
「それがぁ…勇者同士で戦っているんです…」
なに、俺は少し考えた。やはり、自分だけ最強になろうとして争っているのか?
他の勇者達にステータスをいじられる訳には行かない。
「今から私は管理システム室へ向かう!その後、管理システムを破壊する、ビルを襲撃される訳には行かないからな…」
俺は管理システムのある最上階へ向かった。
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1話は続いて書いてみました。
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